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西洋中世ファンタジー 軍隊の階級

西洋中世ファンタジー 軍隊の階級 中世ファンタジーもので、騎士や兵士などが出てきますよね。 これらの軍隊で使われてる階級とは、どんな形になってるのでしょうか? 自衛隊なら下から、一~三等陸士、陸士長、一~三等陸曹・・・などの階級があります。 一般的な西洋中世ファンタジーでは、一番下っ端の兵士からどういう呼ばれ方の階級なのでしょうか? 兵卒などはよく聞きますが、よくわかりません。 魔法が出てこない剣だけの世界。剣と魔法の世界で違いはあるのか? 魔法使いはどういう階級で分けられるのか? 一般的にどんな階級が使われていますか? 貴族の爵位などはまた別ですよね?

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  • pri_tama
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回答No.2

>騎士の下って謎ですよね。見習いとかだと、その騎士に近しい者という感じがしますし >普通の兵士は、もうただの「兵」なんでしょうかね?(^_^;  騎士の下って小規模だったりしますよ…。  (ヨーロッパはアジア圏と異なり軍の規模[簡単に数十万の兵員を動員]は小さいです…。中世フランスが全力を尽くして3千人とか…。)  イタリア中小都市国家だと、騎士2人に従卒1人が定数だったり。  (ドイツには騎士でも身分は奴隷[不自由民]に近い人もいました…。)  騎士修道会として有名なテンプル騎士団でも騎士1人に従士10人位…。  (彼等の役割は、乱戦にならなければ、折れた武器の交換を主人に手渡す為に予備を運んだりと言うレベル…。)  中世で戦力としてカウントできる単位を騎士に置いてました。現代空軍が戦闘機の数で戦力を示す様に…。  (故に当時の騎士を現代最下級の尉官の少尉[パイロットは少尉以上]と対等に置くのは適当だと)  それ以上の階級は、実は現代と同じままと言うのもあります。  イギリスの尉官には、○○オフィサー(中尉~少尉候補生)やコマンダー(中佐[イギリス] or 少佐[フランス])  さらに、その直下に次席や代理や補佐と言った、職責そのままな言葉を付ける場合も有ります。  (ViceやLieutenantやMajorとかをつけたりします)  一番極端な事例だと、フランスの将官の名称です。  (現在では軍の規模が変り、必ずしも名称と職責が一致しませんが…。)   元帥 Maréchal de France(フランス総司令官)   大将 Général d'armée(軍司令官)   中将 Général de corps(軍団司令官)   少将 Général de division(師団長)   准将 Général de brigade(旅団長)  漢字文化圏(日本や中国)と違い欧米は、階級と職責名が必ずしも分離(前述のオフィサーの様に国によって同じ語源の名称でも階級が違います)していません。  職責では国の規模で比較がしにくいので、NATO 階級符号という記号と数字を使った表記で、異国間での軍人の階級の比較を行ったりします。  旧軍の大佐[自衛隊の1佐]はOF-5と言いこれに相当するのが    中国 上校    ドイツ Oberst    フランス陸軍 フランス海軍 イギリス海兵隊 イギリス陸軍 アメリカ陸軍 アメリカ空軍 アメリカ海兵隊 Colonel    フランス海軍 Capitaine de vaisseau    イギリス海軍 アメリカ海軍 Captain  なお、「Captain」と言う単語は陸軍では大尉[自衛隊の1尉]を示したりします。  (職責を示す言葉でも有るので、軍が異なると、同じ名称でも階級が異なる)  ちなみに「Colonel」と言う単語は現在では大佐(連隊長)の階級に対して使われる言葉ですが、近代以前には傭兵団長や騎士団長などの平時から常設されている部隊の長に使われる言葉でした。  (直接の語源はスペイン語の縦隊長(cabo de colonel))  転じて常設機関の指導者に対する尊称でもあります。  (リビアのカダフィ大佐など)  戦前の帝国陸軍もそうであった様に、建前上の平時の常設機関は連隊で、それ以上の部隊(師団や軍団や軍や方面軍)は、戦時などに臨時的に編制される物と認識されていました。  (部隊創立を中世まで遡れるフランス第1歩兵連隊なども有ります)  そして、戦時に国家元首や君主から特別の委託を受けて、複数の常設部隊に戦時動員した部隊を加えて運用する部隊の指揮官を通常「将軍」と呼称します。  (由来を意識すると、中世で将軍位をつけるに相応するのは、騎士団長以上になりますね。ただ、発展途上国には部下数十人の将軍なんていくらでも居ますが…。)  なお、ただの兵士とは別に下士官(自衛隊で言う所の1~3等曹)がいますが、彼等は一般の兵とは異なり特殊技能を取得した者と言う扱いがあります。  (少年工科学校の卒業生や特別の技能者や経験者に与えられる階級)  中世だと、攻城兵器の製造・運用が出来る職人や大砲の運用者や、イギリスなどに有った弓兵(彼等は弓を扱う為に体格が変わる程の修練を積んでいる)などが相当すると思います。  特別な魔法使いでなければ(宮廷魔法使いなどの様に、平時に王の補佐を勤める人以外)であれば、現代の下士官として扱うのが相当では…。  (ファンタジーの世界でも、魔法使いは自身の技量や知識でリーダーたる騎士のサポートを勤めるのが一般的)

noname#250246
質問者

お礼

騎士の下が数人規模なのには驚きました。 馬にまたがって部下を引き連れ華麗に突撃というイメージだったんですが、あの集団全員が騎士だったりするんですね。 僕も元自衛官なので将佐尉などのことは分かるんですが、これらがファンタジー世界ではどうなってるのとか、それより下の存在が目立たないとかで、いまいち出てくる軍隊の規模がイメージできなかったんですよ。 まあ、作者がそこまで考えていないことの方が多いんでしょうけど、とりあえず将軍とか○○長とかつけとけばらしく見えるということでしょうか。 おっしゃるとおり規模によって肩書きなんて変わってくるんですよね。 ただ、読み手としては脳内変換できるレベルの基準みたいなものが欲しい・・・。 下士官のお話はしっくりきます。 騎士たちが騎馬によるエキスパートなら、魔法使いも魔法の訓練を積んできたエキスパートとして下士官の位置にいるのが自然ですね。 まとめ役に団長の肩書きがついたりと。 こちらの世界にはない職種なので、いまいち騎士とは違う位置にいるような錯覚を持ってました。 「これがファンタジー世界の階級だ!」というような規格を、作家先生たちで決めてくれればありがたいんですけどね(笑) 詳しく教えていただいてありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • pri_tama
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回答No.1

 中世の騎士団の階級であれば、ヨーロッパの高位の勲章の階級が参考になります。  (その勲章自体が騎士団に由来する or 騎士団にあやかって創設された。)    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8C%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8B%B2%E7%AB%A0  フランスの最高勲章たるレジオンドヌール勲章だと、    『グランクロワ』(Grand-Croix, 大十字)    『グラントフィシエ』(Grand-Officier, 大将校)    『コマンドゥール』(Commandeur, 司令官)    『オフィシエ』(Officier, 将校)    『シュヴァリエ』(Chevalier, 騎士、勲爵士)  栄典を授ける組織としての騎士団(ordre)も存在していてここには、下記の2名をトップに戴いています    『グラン・メートル』(grand maître, 騎士団長)    『総裁』(grand chancelier, 騎士団所有者)  騎士が現在の下級将校(少尉とか)に当たりますから、それ以下は騎士見習いとか従卒に成るかと。

noname#250246
質問者

お礼

騎士の下って謎ですよね。見習いとかだと、その騎士に近しい者という感じがしますし 普通の兵士は、もうただの「兵」なんでしょうかね?(^_^; 「将軍」という肩書きがありますが、これが将校なのかな? RPGとかで一番身近な世界観な割には、よく分からないですよね。 ありがとうございました。

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