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中世騎士の鎧: つま先がトンガッテいるのは、蹴った時に相手が痛いからですか?
こんにちは、今日博物館に行ってきました。 そこに一体のヨーロッパ中世騎士の鎧が置かれていました。 見た目はグーグル画像検索で「騎士 鎧 中世」で検索して出てくるこの鎧とそっくりでした。 http://images.google.com/images?um=1&hl=en&q=%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E3%80%80%E9%8E%A7%E3%80%80%E4%B8%AD%E4%B8%96&btnG=Search+Images 一番下の左から2番目。 http://www.sakaguti.org/honmon%20page/spain/madrid/spain%20152.jpg ご覧の通り、つま先がトンガッテいます。 これは、剣や槍がない時に蹴りで戦い、このつま先で相手と『突く』為と考えてよろしいのでしょうか? よろしくお願い致します。 *現在PC故障中の為、ネットカフェから質問しています。 返信は遅れるかも知れませんが、よろしくお願いいたします。
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>これは、剣や槍がない時に蹴りで戦い、このつま先で相手と『突く』為と考えてよろしいのでしょうか? プレートアーマー Wiki.の項目に出ています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC 「15世紀後半には、ドイツ様式の鎧が見られるようになる、これは板金に畝をつけ、つま先などをとがらせているのが特徴的で、ゴシックアーマーなどと呼ばれる。」 同じ項目のドイツ語のところを読むと、"-die Eisenschuhe ahmten mit ihren langen, absteckbaren Spitzen die damals ueblichen Schnabelschuhe nach."(その鉄の靴の長くとがったつま先は取り外しができ、その当時まだ流行していたSchnabelschue(シュナーベルシューエ)「くちばし型のつま先」をnachahmtenまねしたもの。)と書かれてあります。 http://de.wikipedia.org/wiki/Plattenpanzer http://de.wikipedia.org/wiki/Schnabelschuh と、言うことで、実用性よりファッション性の様です。 http://de.wikipedia.org/wiki/Bild:Ritterturnier-vor-albrecht-IV-von-baiern_2-1600x1168.jpg 上のような戦い方でしたら役に立ちそうですが、多分このような鎧は馬上槍試合のために考案発達した鎧だと思います。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E4%B8%8A%E6%A7%8D%E8%A9%A6%E5%90%88 http://www.bayerischer-wald-ferien.de/bilder-bayern-fotos/ritterspiele-ritterturnier-mittelalter.html http://de.wikipedia.org/wiki/Plattenpanzer
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- shizumo
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騎士同士の戦いでは、甲冑を着ているのでキックやパンチは、中身に痛みを与える物ではなく衝撃を与えるために使いました。 キックは相手の腹を踏みつけるようにして押し倒すもおで、足の裏全体をつかいます。つま先で蹴ることはありませんから、先端のとんがりは実戦の物ではなかった事がわかります。 ちなみに、一次大戦のドイツ軍のヘルメット(ピッケルハウベ)も頭の上にスパイク状の突起が突いていますがやはり、これも飾りで頭突きをするものではありません。
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再度の御回答ありがとうございます。 <甲冑を着ているのでキックやパンチは、中身に痛みを与える物ではなく衝撃を与えるために使いました。> 確かに甲冑相手には、トンガっている事はあんまり意味が無さそうです。 かといって、甲冑なしの相手には「身軽に走って逃げられて」しまいそうですね。 <ちなみに、一次大戦のドイツ軍のヘルメット(ピッケルハウベ)も頭の上にスパイク状の突起が突いていますがやはり、これも飾りで頭突きをするものではありません。> なんだか、本当に色々と勉強になりました。 ご多忙の中、御回答ありがとうございます。
- shizumo
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これは当時流行した靴からデザインされました。 当事は靴の先端を延ばすことが流行し、それがエスカレートしすぎたため王は先端が20cm以上ある靴は税金をかけるとしたほどでした。 この後の鉄靴(ソルレット)はこの反動でベアフットと呼ばれるスリッパのように平たいものになりました。 現在でも民間人がカモフラージュ柄を使ったりしますし、トレンチコートはそのまま塹壕服です。中世でも同じで民間人もミリタリーの影響を受けました。中世で見られるすそがぎざぎざにしたり、スラッシュやフリンジがついた衣装デザインは、戦いで騎士のマントがぼろぼろになったのをデザインとして取り入れたのです が、鉄靴に関してはその通りですが小手(ガントレット)にはスパイクのついたものもあります。小手は片方だけで1kgもありますから、これで殴られると1kgの金槌で殴られたことに等しいのです。 甲冑は防具としてよりも着る武器でした
お礼
御回答ありがとうございます。 <これは当時流行した靴からデザインされました。 当事は靴の先端を延ばすことが流行し、それがエスカレートしすぎたため王は先端が20cm以上ある靴は税金をかけるとしたほどでした。> なんとも、素人には想像もできない事でした。 「鎧に、そんな、流行した靴なんて、、、。」という気持ちです。 <中世で見られるすそがぎざぎざにしたり、スラッシュやフリンジがついた衣装デザインは、戦いで騎士のマントがぼろぼろになったのをデザインとして取り入れたのです> えええ~~~そうだったんですか!!!! これも驚き! あれは、それでも、ボロボロマントからは想像もできない気品がありますね! 芸術家のスゴさも感じます。 <小手(ガントレット)にはスパイクのついたものもあります。小手は片方だけで1kgもありますから、これで殴られると1kgの金槌で殴られたことに等しいのです。> 痛そう、、、。 中世騎士は蹴りよりもパンチをよく使ったのでしょうかね?(←独り言です。捕捉質問ではありません。) <甲冑は防具としてよりも着る武器でした> そうですね! なんだか甲冑が着たくなってきました。 理由もなく。 ご多忙の中、御回答ありがとうございます。
ここではドイツ式、ゴシックアーマーとなっています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC 全部「板金工。^○^」が作成した物なので、 指の加工などを見ると丸く出来なかった訳ではないでしょう。 貴族や騎士の装備ですので戦う為でなく 馬に乗っていても 命令時にめんたま蹴られるので従う。「はい。・_・」(威嚇) 装飾や流行と認識しましょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 めんたま蹴られたら困るので、やっぱり従うしかありませんね! 馬に乗った騎士達は、さぞかし歩兵から見て脅威だったと思います。 「あのツンツンつま先を見ただけで、私は悪寒が、、、」とか言う歩兵の声が聞こえます。 ツンツンはやっぱり痛いですね。 ご多忙の中、御回答ありがとうございます。
補足
この欄をお借りします。 ネットカフェが、開店している時間帯に色々と用事があり、返信が遅れてしまって申し訳ありません。 申し訳ありませんが、もう、1,2日お待ち下さい。 必ず全ての回答者様に返信します。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。
お礼
こんにちは、御回答ありがとうございます。 私は、ドイツ語が、、、分かりません。 <その鉄の靴の長くとがったつま先は取り外しができ、その当時まだ流行していたSchnabelschue(シュナーベルシューエ)「くちばし型のつま先」をnachahmtenまねしたもの。)と書かれてあります。> 翻訳ありがとうございます。 シュナーベルシューエという靴を甲冑でも再現したものだったんですね! これは初めて知りました! 大発見! こういう素朴な疑問も質問して良かったと思っています。 ご多忙の中、御回答ありがとうございます。