- ベストアンサー
数列の和の公式 なぜそうなるの?
数列の和の公式で n Σk^3=(n/2×(n+1))^2 となっていますが、という事は、右辺を見ると k=1 n Σk の公式の2乗と一致します。なぜこのような事になるのでしょうか? k=1 お尋ねしたいのは、1^3 + 2^3 + 3^3 +…+n^3 = (1+2+3+…+n)^2 という等式の証明方法です。高校2年の数学を勉強している者なので、そのレベルの知識範囲内で説明を頂ければ助かります。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
S=Σk^3=1^3+2^3 + 3^3 +…+n^3とする。 恒等式(k+1)^4-k^4=4k^3+6k^2+4k+1のkに1,2,3,・・・nを代入して、 辺々をくわえる 2^2-1^4=4*1^3+6*1^2+4*1+1 3^4-2^4=4*2^3+6*2^2+4*2+1 4^4-3^4=4*3^3+6*3^2+4*3+1 :::::::::::::::::: +(n+1)^4-n^4=4*n^3+6*n^2+4*n+1 ――――――――――――――――― (n+1)^4-1^4=4(1^3+2^3+3^3+・・・+n^3) +6(1^2+2^2+3^2+・・・+n^2) +4(1+2+3+・・・+n) +1*n =4S+6Σk^2+4Σk+n よって 4S=(n+1)^4-1-6Σk^2-4Σk-n =(n+1)^4-1-6*(n(n+1)(2n+1)/6)-4*(n(n+1)/2)-n =n^2(n+1)^2 よって S={n^2(n+1)^2}/4 ={n(n+1)/2}^2 私は、学校ではこんなかんじでならいました。
その他の回答 (7)
- y_akkie
- ベストアンサー率31% (53/169)
少し邪道なやり方ですが、 1^3 + 2^3 + 3^3 +…+n^3 = (1+2+3+…+n)^2 を証明するだけであれば Sn=(1+2+.......+n)^2={1/2n(n+1)}^2を満たす数列anを求める問題であると考えれば、簡単に解けます。 Sn - Sn-1 =anから、 <-左辺を計算するだけ an = n^3 a1 = S1 = 1 以上により、 Sn = a1 + a2 + ....... + an = 1^3 + 2^3 + 3^3 + .... + n^3 = {1/2×n(n+1)}^2を満たすので、 1^3 + 2^3 + 3^3 +…+n^3 = (1+2+3+…+n)^2である事が証明された。 この証明法(<-駄目かもしれませんが…)は数学的帰納法を使うよりも 途中計算が少ない分だけ楽かもしれません。 また、図形的な証明としては、一辺が1/2n(n+1)の正方形の面積をそれぞれ、1^3,2^3,.....,n^3になるように分割すると考えれば良いと思います。 この正方形をABCDとおき、まず対角線BDを引き、BC上にそれぞれ、 P1,P2,P3.....,Pnを BP1=1 P2P3 = 2 ......,PnC=n となるように 辺BC上に左から順番に取っていきます。 そしてP1,P2...Pnからそれぞれ BCに垂直な線を引き、それらと対角線 との交点をQ1,Q2,.....Qnとし、さらにQ1,Q2...,QnからそれぞれABに 向かって垂線を引きその交点をR1,R2,....Rnとします。 そして、台形Pk-1PkQkQk-1(1=<k<=n k=1の時は三角形AP1Q1) の面積を求めると、Pk-1Pk=k、Pk-1Qk-1=1/2k(k-1)、PkQk=1/2k(k+1) から、 (Pk-1Qk-1 + PkQk)×Pk-1Qk/2 (1/2k(k-1) + 1/2k(k+1))× k/2 = k^3/2 となります。また、図形Pk-1PkQkRkの面積は台形Pk-1PkQkQk-1の2倍に 等しいので、k^3になります。 図形を見れば分かるとおり、Pk-1PkQkRk(1<k<n)の面積の和は 正方形の面積に等しいので、 Σ[1:n]k^3 = {1/2(n-1)n}^2 = {1 + 2 + .... + n }^2 であり、すなわち、 1^3 + 2^3 + 3^3 + ... + n^3 = {1 + 2 + ..... + n}^2 である事が分かります。
- larme001
- ベストアンサー率44% (271/608)
ちなみに、#4の方が解いている方法は、分からないところから導く方法で、応用してK^4、K^5、、となったときも頑張れば導くことができるものだったきがします。たまに、受験でもその方法を利用して解かせるようなものを見かけます。ただ、試験でK^3の和の公式を証明せよとでたときは、数学的帰納法を用いたほうが楽です。
お礼
私にとって有り難い補足でした。有難うございます。
- mis_take
- ベストアンサー率35% (27/76)
1^3+2^3+3^3+4^3 で説明します。 1^2を1個,2^2を2個,3^2を3個,4^2を4個 と考えて,石を並べます。 O OOOX OOOO OOOOOOOXX OOOOOOOOO OOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOXXX OOOOOOOOOOOOOOOX OOOOOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOOO 各ブロックの上の列から下の列に少しずつ(Xで示した石を)移動します。 O OOO OOOOX OOOOOOO OOOOOOOOO OOOOOOOOOXX OOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOO OOOOOOOOOOOOOOOOX OOOOOOOOOOOOOOOOXXX (1+2+3+4)番目までの奇数の和だから (1+2+3+4)^2 ですね。 それは,次の図でわかります。 1357913579 3357913579 5557913579 7777913579 9999913579 1111113579 3333333579 5555555579 7777777779 9999999999
- zk43
- ベストアンサー率53% (253/470)
再度すみません。 また考えたのですが、 (1+2+3+…+n+(n+1))^2-(1+2+3+…+n)^2 =(1+2+3+…+n)^2+2(1+2+3+…+n)(n+1)+(n+1)^2-(1+2+3+…n)^2 =2(1+2+3+…+n)(n+1)+(n+1)^2 =2×n(n+1)/2×(n+1)+(n+1)^2 =n(n+1)^2+(n+1)^2 =(n+1)^2×(n+1) =(n+1)^3 すなわち、 (1+2+3+…+n+(n+1))^2=(1+2+3+…+n)^2+(n+1)^3 となって、nからn+1に項を1つ増やすと、(n+1)^3が加わる ことが分かります。 (まあ、数学的帰納法と本質的には同じことだとは思いますが… このほうが自分としては、構造的によく分かって気持ちよい気がする。 好みの問題ですが) これより、1から始めると、2^3、3^3、4^3が次々に加わっていくことが 分かります。 図形的に考えて、一辺が1の立方体のブロックを、一辺のブロックの 個数が1+2+3+…+n個となるように正方形の形に並べて、これを、一辺 が1,2,3,…,nの立方体のブロックに並べ変えてみることも面白いと 思います。
お礼
No3については少々難しかったですが、こちらの7行の式の変形…おかげで私でも易しく理解できました。感謝いたします。有難うございます。
- zk43
- ベストアンサー率53% (253/470)
1,2,3,…,nのk乗和をSkと書くこととします。 S1=n(n+1)/2は良いですね。 S2は、 (j+1)^3-j^3=j^3+3j^2+3j+1-j^3=3j^2+3j+1 において、j=1,2,3,…,nとして和をとると、 (n+1)^3-1=3S2+3S1+n となって、S1は分かっているので、S2を計算できます。 S2=(1/6)n(n+1)(2n+1)になります。 S3は、 (j+1)^4-j^4=j^4+4j^3+6j^2+4j+1-j^4 =4j^3+6j^2+4j+1 において、j=1,2,3,…,nとして和をとると、 (n+1)^4-1=4S3+6S2+4S1+n となって、S2、S1は分かっているので、S3を計算できます。 S3={n(n+1)/2}^2になります。 このように、順繰りにS2,S3,…を計算していくことができます。 (Skを計算するには、(j+1)^(k+1)-j^(k+1)=・・・ において、j=1,2,3,…,nとして和をとる) 1^3 + 2^3 + 3^3 +…+n^3 = (1+2+3+…+n)^2 を直接示すのは結構難しそうですね。 n=1のときは当然正しいですね。 n=2としても、 (1+2)^2=1^2+2×1×2+2^2 =1^2+2^2+2^2 =1^2+2×2^2 =1^3+2^3 となるので正しいです。 そこで、nのとき正しいとして、n+1のときも正しいかどうか 調べます。 1+2+3+…+n+(n+1)を、1+2+3+…+nとn+1の2つの和と考えて、 (1+2+3+…+n+(n+1))^2 =(1+2+3+…+n)^2+2×(1+2+3+…+n)(n+1)+(n+1)^2 =1^3+2^3+3^3+…n^3+2×S1×(n+1)+(n+1)^2 =1^3+2^3+3^3+…n^3+2×n(n+1)/2×(n+1)+(n+1)^2 =1^3+2^3+3^3+…n^3+n(n+1)^2+(n+1)^2 =1^3+2^3+3^3+…n^3+(n+1)^2×(n+1) =1^3+2^3+3^3+…n^3+(n+1)^3 となって、n+1のときも正しいと分かります。 よって、数学的帰納法により、任意の自然数nに対して正しいです。 (数学的帰納法は習った?) でも、これでは最初から答えを知っているようで、何となく 気持ちよくはないですね。 代数的に、もっと直接的に示せないか? 今はちょっと分かりませんでした。 これを最初に習ったときは、では規則性からS4はS2の2乗に なるのかと思ったりしたものでした。(もちろん違いますが) (画面だけみてやったので、打ち間違いにご注意を・・・)
- fronteye
- ベストアンサー率43% (118/271)
帰納法で解けるんじゃないかな? (1+2+3+…+n)^2と(1+2+3+…+n+n+1)^2の差をΣkの公式で表してみてください。
- Mr_Holland
- ベストアンサー率56% (890/1576)
なぜk^3の級数がkの級数の2乗になるのかは分かりませんが、証明することは可能です。 数学的帰納法を使います。 n=1のときに成り立つことは、分かると思いますので、n=kのとき成り立つとすると、n=k+1でも成り立つことを示します。 [k=1→n+1]Σk^3 =[k=1→n]Σk^3+(n+1)^3 ={n(n+1)/2}^2+(n+1)^3 =1/4・n^2・(n+1)^2+(n+1)^3 =1/4・(n+1)^2・{n^2+4(n+1)} =1/4・(n+1)^2・(n^2+4n+4) =1/4・(n+1)^2・(n+2)^2 =[(n+1){(n+1)+1}/2]^2 これで、n=kのとき成立すると仮定すればn=k+1のときも成立することが示せましたので、1以上のnで成立することが示されます。
お礼
数学的帰納法について改めて勉強させて頂き、理解する事が出来ました。素早いアドバイス…本当に有難うございます。
お礼
理解できました。有難うございます(一番目の式の中の 2^2 は 2^4 の入力ミスでいいですよね?!)ちなみに私が今もっている教科書(東京書籍新編数B)にはΣk^2の公式の導き方が、これと似たような方法で掲載されていましたが、3乗については載っておらず、応用力不足で解決できませんでした。有難うございます。