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ペスト医師
ある雑貨屋で西洋のくちばしの付いた異様なお面を見つけ、その異様さ思わず見入ってしまいました。札を見ると「ペスト医師」とかかれており、後で調べてみると昔ペストが流行した時期に医師がこのお面をつけて治療を行ったというようなことが書いてありました。 その時代、実際にお面をつけて診療を行ったりしていたのでしょうか?もしそうだとしたらなぜそのような異様なお面をかぶり行っていたのでしょうか?宗教的なことなんでしょうか? 西洋史には馴染みがなくよく分からないことだらけです。 どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。よろしくお願いします。
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- anapaultole
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ここに画像を二つ添えました。 この仮面のことだと思います。 この嘴の中に、香辛料を含んだ薬草を入れて 死体などからの悪臭を少しでも和らげおりました。 http://fr.wikipedia.org/wiki/Image:Medico_peste.jpg
- ANASTASIAK
- ベストアンサー率19% (658/3306)
ペストは結核やエイズと比べてもケタ違いのもので、一度流行する と3人に一人が命を落とす病気でした。ヨーロッパ全体で一時に4 千万人が死ぬという、まさに「神の裁き」でした。 仮面をつけた目的は2つ。 ひとつは、死臭や腐敗臭をなんとか堪えるため。 ふたつは、キリスト教では、病はサタンが入り込んだと考えられて いましたので、それを仮面の魔力で追い払うため。 です。
うる覚えなんですが、アウトブレイク(伝染病の蔓延状態)の中で、あなたの言う防疫服を、ヨーロッパの19世紀の医師が着ていました。 口の部分には衝動在野アルコールをしみこませた綿やガーゼを仕込み、目にはガラスをはめていました。 そして、たぶんステッキを持っていたと思いますが、それで患者の脈をはかりりました。 くちばしは、たぶんそれが邪魔になることによって、患者に近づき過ぎないように距離をとるための目安だったと思います。
お礼
詳しい解説ありがとう御座います。 なるほど、ちゃんと意味があるんですね。