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『古事記』(ミトノマグワイ)について
初めましてこんばんわ。 この度『古事記』を読んでいて思ったのですが、 ミトノマグワイの際に、なぜ柱の周りを廻り、 イザナギが左廻、イザナミが右廻するのでしょうか。 ・柱の周りを廻る理由 ・イザナギが左廻りしなくてはならない理由 ・イナザミが右廻りしなくてはならない理由 この3点がとても疑問に思えて調べても分からなかったので、 是非教えていただきたく思います。 もしも知っている方がいらっしゃればよろしくお願いします。
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私も最近、古事記を読み始めているものなのですが。 なぜ柱の周りを回るのか…根本的な問いにはまだ答えられませんが、私の読んでいる新潮社版には、注の所に、穀物豊穣の子祝い儀式であって、中国南部からインドネシアの山中に住む苗族に、春の祭りとして、豊穣の柱を立てその周りを男女が廻り舞いながら、放縦な歌を歌うとありました。 男が左回り、女が右回りなのは、中国思想にあるそうで、『淮南子』には、天文訓の中に「北斗之神在雌雄…雄左行、雌右行」(北斗の神に雄雌があり、雄は左行し、雌は右行する)、『春秋緯』には「天左旋、地右動」(天は左旋し、地は右動す)などの記述があると、これも注にありました。これらを読まれた上での疑問でしょうか。であればやはり、最初にも言ったようにこれらは、なぜ廻るのかへの回答ではないようですね。古事記については、多くの論文があり、古事記についての論文の所在をまとめている本を見たことがあります。そのようなものからは探されましたか? 私見ですが、「うず」「らせんーDNA」なども、関係がありそうに思います。神話の神秘性が私には感じられます。(ちなみに「うず」は、漫画の『陰陽師』からの発想なので、各人によっての吟味が必要であるかと思います。)
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、いろいろな見方がある訳ですね。 これはこうだ!とはっきりせず、人それぞれの見方があり、 それでいてある程度の意図を含んでいる。 ん~、面白いものですね^^もっとそれらについて書かれた本を 読まないといけませんね。 調べるめどがつき、とても助かりました。 ありがとうございました。