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利己心と社会問題について

 倫理の授業の時にふと思ったのですが、合理主義者にとって社会問題を解決することは自分自身の利益にもつながるため、本当に利己的な人は、自分の利益のために社会問題を解決すべきだと考えると思います。 けれど、自分だけの利益優先のため、解決しようとしない、社会全体の利益よりも個人の利益を優先する心理が人間のどこかにあり、それが出来ないことが多いと思います。 このような問題はどうしたらよいと思いますか。 また、このような考えについて書かれた本、参考になるHPなども教えて頂けると幸いです。

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  • lv4u
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回答No.6

「日本はなぜここまで壊れたのか」マークス寿子著 草思社 1,470円 この本が参考になると思います。著者は、現在、秀明大教授として日英間を行き来しながら、日英の比較をして、鋭い批判の本を何冊も出されてます。現在のような「壊れた日本」になる可能性を何年も前から予想されていたのですが、「あなたの懸念したとうりに日本はなりましたね」と読者から言われて辛かったそうです。 この本には、少子化が進み、家族は壊れ、地域社会も解体し、格差が広がり、大変な事態になった日本について、その原因を英国との対比を通して、鋭く分析されています。 たぶん、この本を読まれると、多くの人は、自分の生き方・働き方について、もう一度考え直すのではないかと思います。「残業しないで家に帰ろう」「夫や子供に優しくしよう」とか思うかもしれません。(私も、仕事や女性問題に対する自分の考え方の問題点を気付かされました) ちょっと一部を引用してみます。 ---------------------------------------- 今、日本は子どもを嫌う社会になっているのではないか。そんな気がする ・・・ 子どもたちの福祉・幸福というのは親と一緒に過ごすことにあって、物質的なことではないというのだ。大きな家を買うことや、豪華な車とかいうものは赤ちゃんにとってはなくてもいいものである ・・・ 仕事の上で自由な、解放された女性が実は社会の未来建設の邪魔になっているということである。そんな理屈は左翼の人たちには受け入れられない理屈である。しかし本当のことである。実は現代の職場と、家庭の幸福の間にはたいへんな溝がある。そしてそれは社会が家庭内の仕事にも財政的な価値、経済的な価値を認めるのでない限り変わらない。このような状態になったことへの批判はフェミニストとエコノミストの双方で負うべきである。 ---------------------------------------- お勧めの一冊です。 目次 1.ゆとりのない社会 2.東京の郊外化する地方都市 3.なぜ犯罪は広がったか 4.少子化対策はお笑い草 5.増えつづける、男のように生きたい女 6.金がすべての世の中に 7.何よりみかけが大切 8.大学で何を教えるか 9.怒れ 高齢者! 10.ふるさとがなくて愛国心が育つか 11.遅れている国 進んでいる国

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回答No.5

「社会的ジレンマ」という語句からたどって行ってみてください。 個人の行動(利益)と社会全体の利益の関係を、いくつかのパターンに分けながら考察できます。特に、最近なら環境問題が好例です。で、その考察の後、倫理の授業で出てくるような抽象的な思考に入って行かれると整理しやすいと思います。

noname#50219
noname#50219
回答No.4

本当に自分のためになることは、他人のためにもなることであると、理想主義者の私は考えます。 ですから、一人一人が、本当に自分のためになることとはどういうことかということを、心得ておくべきだと思います。 一人よがりになりがちです。自分がダメでも他者がよければいい、自分がよいのだから、他者がダメでも仕方ない、自分がダメで、他者もダメなら仕方ない、そういう状況を、あなたは心にうなずいて受け入れることができるでしょうか? きっとできないはずです。 他者も、自分も、よい状態を望んでいるはずです。 そいう望みを、皆持っているはずです。 そして、そういう望みを持った人々が、社会全体を向上させ、自分も安らいでいられる場所を見つけてきたのだし、これからもそうであり続けると思います。

  • corpus
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回答No.3

自分だけの利益を優先した人は法的に罰するということが考えられます。しかし、法を定める人がまさに、利己的な人だとしたら、その人を法によって罰することはできなくなるでしょう。なぜなら、その法に、自分にとって不利になることを規定する利己主義者はいないでしょうから。

  • taiyo7
  • ベストアンサー率22% (22/97)
回答No.2

 私もこうした問題について考えてきました。  結論としては、「自分の利益」と「他者の利益」が一致する方向があると思います。  目的は「皆が豊かで幸せになること」だと思います。  そのためには、自分を犠牲にして、他人の利益を優先するということではなく、自分の利益と他人の利益が合致する道を考え実行する、というのが正しい未知だと思います。  「私的幸福」と「公的幸福」の一致、という言い方でもいいと思います。  これを「利自即利他」と表している方もいらっしゃいます。 

  • kamikazek
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回答No.1

専門的なことは述べられませんが 短い言葉で言い表すなら。 人はまず 自分のみです。 だからすばらしい人というのは 自分を一番最後に考えるひとのことですね。 利己心と社会主義の バックボーンにしか関係してない 意見ですけど。

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