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信用創造について
こんにちは。 高1のflankです。 信用創造について質問です。 信用創造が行われるためには管理通貨制度でなければ いけないと習いました。 なぜ金本位制度とかではいけないのでしょうか・・・??
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金本位制では、すべての通貨に金の裏づけがなければならないため、信用創造はできません。 信用創造は、銀行が預金者からお金を預かり、一部を現金として保管した上で、残りを企業に貸付け、その貸付金で取引先に支払われたお金の一部が預けられ、その預かり金で銀行はさらに貸付といったことで貨幣流通量が増えることによって生じます。 金本位制度はすべての通貨に「金」の裏づけが必要となります。そのため、たとえば管理通貨制度の下では、(1)1人1万円を100人が銀行に預金し、(2)銀行はそのうち、90万円を企業に貸し付けるという行為(預金通貨)ができます(貨幣の流通量:(1)の100万円+(2)の90万円=190万円「信用創造あり」)。 金本位制度の下ではこのようは行為はできません。(2)で企業にお金を貸し付ける場合、金本位制度で金の裏づけは預金者が預けた100万円しかないので、結果的に預金者が直接企業に90万円を貸し付けたことになり、預金者は銀行から90万円の引き出しができなくなるとともに、預金による送金・振込み等もできなくなります(貨幣の流通量:(1)のうち預金者が自由に使える金額10万円(100万円-90万円)+(2)企業90万円=100万円「信用創造なし」)。
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金本位制は金の保有量が前提ですが、国ごとに保有量や産金の優劣があります。戦前戦後の要に最終決済国である英米を軸に国際金融が成り立っていた時代とは70年に決別したわけですが、現在は70年に勃興した日独以外にも経済規模の大きな国が出てきましたので、金本位制はなおさら難しいと思います。