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括弧内の句読点について
カギ括弧の中での句点(。)の使い方について教えて下さい。 閉じ括弧(」)の手前の句点は必要ないのでしょうか? 「~でした。」は間違い「~でした」が正しいという指摘を受けたのですが、小学校の国語ではつけるように習ったと記憶しています。 「」内に複数の文章が続く場合、途中には句点が入り、最後だけ入らないのもおかしいと思うのですが、ネット上や小説なども混在していてどちらが日本語として正しい表記なのか判断つきません。
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カッコのウケ(」)が文末を示すことは明白なので、句点は省略するのが書籍や雑誌等での表記ルールです。 が、児童書の類では次にウケ(」)がきても文末の原則どおりに句点をつけます。 なので、小学校の国語では 「今日学校でね、こんなことがあったよ。」 というように、カッコの前にも句点をつけて書くように教わる、というわけなのです。 ネット上では、表記ルールの統一というのは特になく、個人個人がそれぞれ自分が正しいと思うやりかたで文章を書いているので混在しているのではないでしょうか。 また、大人向けの出版物で、カッコの前に句点が来ているものがあるとすれば、それはプロの編集者やライターが書いたものではないと考えられます。実際、予算がないため、仕方なくデザイナーなどが原稿を書いている場合もあるので。 他に私が気づいたことでいえば、 本文中の?や!のあとは、1文字空けるのが原則ですが、これもネット上では混在しています。 例) 「犯人はあなたね!」 彼女が私を指して言った。 違う! 私は心の中で叫んだ。 カッコのウケ直前の「!」は1文字空ける必要はありませんが、 本文中の「!」のあとは空けます。 ただし、例外が… 例) どうやったら誤解がとけるのだろう? と、私は必死で考えた。 彼女はポケットから手錠?を出して、私に近づいてくる。 「やめてくれ! 犯人は私ではない、あれは事故だったんだ」 2行目、手錠のあとの「?」は1文字空けていません。 疑問符、感嘆符のあとにカッコのウケがきた場合に空けないのと同様、文中に使用する場合で前後の文意に切れ目がないときも空けないで続けます。 判断基準としては、疑問符や感嘆符を句点に置き換えられるかどうか。 置き換えられる場合は1文字あけて、置き換えられない場合はあけずに続けます。 その他色々、原稿を書く際のルールがあるので、興味があれば以下のページにわかりやすく整理されていたのでのぞいて見てください。 http://www.kotono8.com/2004/01/06kutoten.html
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- kyouzaiya-k
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国が定めた基準(参考資料「くぎり符号の使ひ方」昭和21年。全文は下記URL参照)では、次のように(下記URL内から引用)、いくつかの例外を除いて句点を打つことになっています。 よって、公用文や教科書では基本的に「~。」と打つことになっています。しかし、一般社会においては必ずしもそうなっていませんし、それが間違いというわけではありません。そのことは、上記「くぎり符号の使ひ方」自身が述べています(次の引用部分前半参照)。←この)の前にも付けるかどうか悩みますね。以下、【 】内が引用。原文旧かな。例の中には断りなしに省略したものがあります。 【まへがき 中略 四、くぎり符号の適用は一種の修辞でもあるから、文の論理的なすぢみちを乱さない範囲内で自由に加減し、あるひはこの案を参考として更に他の符号を使ってもよい。 なお、読者の年齢や知識の程度に応じて、その適用について手心を加へるべきである。 中略 一、マルは文の終止にうつ。例、春が来た。出た、出た、月が。 二、「 」(カギ)の中でも文の終止にはうつ。例「どちらへ。」「上野まで。」 三、引用語にはうたない。例 これが有名な「月光の曲」です。 四、引用語の内容が文の形式をなしてゐても簡単なものにはうたない。 例「気をつけ」の姿勢でジーッと注目する。 五、文の終止で、カッコをへだてゝうつことがある。例 このことは、すでに第三章で説明した(五七ページ参照)。 六、附記的な一節を全部カッコでかこむ場合には、もちろんその中にマルが入る。例 それには応永三年云々の識語がある。(この識語のことについては後に詳しく述べる。)】 以上から、国の基準に従えば、「 」内が文の形式をなしていて、それなりの長さをもっているなら、句点をうつ、というように解釈されます。 しかし、新聞などでは、「 」の中に句点を打つことは慣習として行っていません。また、一般書籍でも、上記の指針以外の種々の基準が広く用いられています。 結論 文の形式が成立している場合は「 」内に句点を打つのが、国の指針どおりというということになるが、一般社会における言語使用においては、打ったも、打たなくても、書き手、あるいはその集団の自由である。ただ、「~でした。」を間違いと指摘した人間は、自分の主観や経験のみを根拠に我流を他者に押しつけるあんぽんたんである。(←最後の一文は、他言無用でお願いします。) 「『ことば』シリーズ25 言葉に関する問答集12」(文化庁)ほかを参考にしました。
お礼
国の基準という裏づけがあったのですっきりしました。 昭和21年の基準だと社会的には古くなっていて、知らない人の方が多いのかもしれないですね。
- pocorino
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「~でした。」は学習指導要領的で、 「~でした」。は一般社会ルールだという指摘の 【文部科学省 中央教育審議会の議事録】が公開されてました。もっとも、これは『指摘』であって、それに対する明確な回答は議事録には載っていませんでした。すみません。 以下、その議事録の抜粋です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ かぎ括弧や丸の使い方が,多分日本だけ何のルールもないのではないかと思う。小学校のときは,丸とかぎ括弧を一つのますに書けと習った。あるいは,丸を先に書き,次のますに閉じる括弧を書けと習った。しかし,新聞や雑誌は逆で,括弧の外に丸を書く。これが社会に出てからの常識である。アメリカ等では,句読点,コロン,カンマの使い方等は徹底的に習っていて,それが使えない人は学校を出た人とは思えないというレベルがある。日本においても,もう少し統一して教える必要があるのではないか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ う~ん、審議はされているようですが、不備があることについての対応なのかなと思います。 http://72.14.235.104/search?q=cache:v_Ls20KvWDQJ:www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/004/05073101.htm+%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E3%80%80%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%80%80%E3%81%8B%E3%81%8E%E6%8B%AC%E5%BC%A7%E3%80%80%E5%8F%A5%E8%AA%AD%E7%82%B9&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=2 小中学生は「~でした。」と使い、 社会人もしくは会社に提出する書類を書く学生は「~でした」。 と書くのが良いのではないでしょうか。 (勘です)。
お礼
審議までされているということは、同じように考え込んだ人が少なからず居たのでしょうか。 学習指導要領と一般社会ルールが違ってたんですね。 ありがとうございました。
お礼
どちらが正しいか明確に決まっているわけではないんですね。プロの文章でも混在していたので納得です。 句点が無いほうがより合理的かつ社会的らしい。くらいに認識しておこうと思います。 また、教えていただいたサイトは非常に参考になりました。 句点だけでなく、他にもよく判っていなかったことなど学習できました。ありがとうございました。