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文章中の「」内の句点について
文章中に人が言った言葉をかぎ括弧でくくるときがありますが、そのとき最後に句点を入れるのでしょうか? 新聞などを見るとほとんど入っていないのですが。 公用表記の本などでは名詞形のときは必要ないのですが、動詞形で終わるときは句点を入れると書いてあります。 知っている人がいればぜひ教えて下さい!!
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一般的には、括弧内に句点を入れるスタイルでよろしいのではないでしょうか。 まず、旧文部省が昭和21年に発行した『くぎり符号の使い方(句読法)』(案)でもそのように記述されており、公用表記の本などもたいていはこれに準拠しています。 また、学校などでもそのように教えているはずです。 わたし自身も、雑誌や書籍のライターをしておりますが、当然のように、いつも括弧内の文章の最後に句点を入れています。 出版業界では、出版社あるいは雑誌独自の表記方法のルールを定めていますが、わたしがお世話になっている数社(数誌)では、括弧内に句点を入れていても、今までに修正された覚えはありません。 新聞に関しては、スペースの制約が大きいためか、独特の表記ルールを定めています。しかし、新聞社でもそれはあくまで社内ルールとしており、(新聞関係以外の)一般の人々に強いたり、勧めたりする意図はありません。実際、同じ新聞紙面でも、学者や作家など、外部の人が投稿した原稿では括弧内に句点があっても、そのままとなっていることがあります(著者が承諾すれば、変更することもあります)。 ちなみに、同じ新聞社が出している週刊誌では、括弧内に句点を入れる表記スタイルを採用しているケースもあります。
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- gazeru
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文化庁のサイトにも「くぎり符号の使ひ方」があります。 PDFファイルですので、ごらんになる前には、アクロバットリーダーを用意しておいてください。 http://www.bunka.go.jp/kokugo/ 「国語表記の基準」→「参考資料」→「くぎり符号の使ひ方」 それから『言葉に関する問答集 総集編』はまだ流通しているようです。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972434443 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4171959993/qid%3D/250-1675925-4844234 #ただ、ちょっと気になることがあるんです。 わたしは、昭和47、48年ぐらいの国語の時間(小学校)に、会話文章の「 」と句点の使い方が変わった、というように習った覚えがあるんです。 それまでは、会話文章である「 」の最後の句点はいれていたのですが。 作文の授業時に、「 」の最後の句点だけは省略してもよい・・・といわれたように思うのです。 それ以後、わたしは会話文章の「 」の中の最後の句点は省略しています。 が、大人になって、小説の中の会話文章の括弧の最後の句点が入っているものと、ないものがあるのに気がつきました。 その本の中では使用法は統一されていますので、出版社によって基準が違うのかしらと思っていました。 この質問で、基本は最後にも句点をいれるとわかって、ちょっと驚いてます。 #うーん、でも、ずっと、これで作文書いてたんですけど・・。 これから、どうしましょう(^ ^;)
#4様、ご批判ありがとうございます。いっさいの個人的見解に対する反論はいたしません。 こういう否定は良いと思います。 私の考え方が間違っているという根拠をきちんと示されたことで、ご質問者は、一層の確実性を持って、quruli様のご回答を正式に受け止める事が出来ると思います。 こういう場で、回答以外の事を書くことはふさわしくないと、削除対象になりそうですが、文面に、アドバイスの要素を含めていると思いますので、許されて欲しいと思います。
- puni2
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No.1, No.3の回答で良いと思います。以下は補足です。 『言葉に関する問答集 総集編』,そうですか,絶版ですか。残念です。 この本には,教えて!goo(OKweb)のような疑問系のサイトでよく登場するような日本語関係の質問も多く出ていて,読んでいてためになる楽しい本だったのですが。 「くぎり符號の使ひ方〔句讀法〕(案)」のテキスト及び画像は,参考URLのページで見ることができます。 (大阪大学の岡島先生のサイトです) 【「 」(カギ)の中でも文の終止にはうつ(例4)。】となっていますね。 No.2の回答を読んで,少々気になった点がありますので,コメントしておきます。 回答者同士の議論はいけないそうですが,質問された方の誤解を招く恐れがあるので,あえて詳しく述べたいと思います。 まず,「括弧の中は、口語ですから」とありますが,今どきカッコの中でも外でも,文語が使われるのはよほど特殊な場合でしょう。 むしろ,文語で書かれた法律や小説の一部を引用するような場合を考えると,カッコの中のほうが文語のあらわれる率は高いというべきです。 「括弧が句点の意味を持つ」も不正確です。現代表記では,かぎ括弧(いま問題になっているのは括弧一般ではなくかぎ括弧なので)は単に発言や引用や強調の始まりと終わりを示すに過ぎないと考えるべきでしょう。 たまたま,文末まで書いたところでかぎ括弧を閉じる場合,(新聞表記のように)句点の意味を兼ねると考えて省略することも可能だというだけの話です。 それに対して,公用文などでは,あくまでも句点は文末を示し,かぎ括弧は引用などの終わりを示す,というふうに解釈しているのでしょう。 「口語ですから、最後に句点は変です。」も意味不明です。なによりも,No.2の回答の全文が口語で書かれていながら,文末にはすべて句点が打ってあるという事実が,この主張の矛盾をよく物語っています。 「間に句点を入れることもおかしな事です。」という主張も「おかしな事」です。 カッコ内に2つ以上の文が入っていれば,各文の終わりに句点を打つのは,現代表記ではごくあたり前のことです。公用文と新聞表記とでは,カッコを閉じる直前の文末に打つか打たないかの違いはありますが,途中の文末には新聞であっても打っています。 もし,かぎかっこの中にいっさい句点を入れなかったら,そのほうがよほど読みにくい文になってしまいます。 たとえば,こんな風に書けというのでしょうか。 先生は子どもたちに,桃太郎の話を語り始めた。 「昔々,あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいましたある日,お爺さんは山へ柴刈りに,お婆さんは川へ洗濯に出かけましたお婆さんが洗濯をしていると,上流のほうから桃が一つ流れてきましたお婆さんは,おいしそうな桃だなあと思って拾って食べました」 そこまで話したところで一人の子どもが手をあげた。 句読点の使い方は,No.1の回答にもあるように,一般の人々の言語生活に対して強制的に従うような性格のものではありませんから,No.2の方針に従った文章を書くのも自由です。 また,昔はほとんど句読点が使われていなかったり,今なら句点を打つところでも全部読点で統一してあったり,またその逆だったり,いろいろなスタイルで書かれていたのも確かです。 しかし,戦後になってある程度統一が見られるようになり,さらに時間がたっている今日,少なくともNo.2で示されているような書き方は一般的ではない,ということはいえると思います。 (個人的には,公用文スタイルでも新聞記事スタイルでも,一つの文章の中で統一が取れていればそれでいいと思います。)
- tetsus_2000
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> ところで、旧文部省が昭和21年に発行した『くぎり符号の使い方(句読法)』という本?を手に入れることはできるのでしょうか? 現在、このオリジナルの入手は困難ですので、公文書の書き方を説明した本などに引用されているのを探すしかないかと。 図書館などで探してみてください。 わたしは『言葉に関する問答集 総集編』(文化庁/財務省印刷局)の巻末に参考資料として引用されているのを利用しました。 ちなみに、この本、そのタイトル通り、言葉に関する色々な疑問に根拠を持って解説している小冊子を1冊にまとめた本で、言葉に関心を持つすべての人にオススメなのですが、残念ながら、今検索してみたら、既に同局では取り扱っていないようでした。
括弧の中は、口語ですから、最後に句点は変です。読みにくいため読点をつけることはやむを得ないですが、句点をつけることは、鍵括弧の意味を失わせます。括弧が句点の意味を持つので、余計な印です。 ふたつの引用をする時は、それぞれにふたつの括弧でくくります。間に句点を入れることもおかしな事です。長い文章で、括弧の威力が失われつつある時に、句点で文章が区切られると、読み手はとまどいます。
お礼
早速お返事ありがとうございました。 鍵括弧の意味と、括弧が句点の意味を持つということがよくわかりました。 今後参考にさせて頂きます。
お礼
早速お返事ありがとうございます。 たいへん参考になりました。 ところで、旧文部省が昭和21年に発行した『くぎり符号の使い方(句読法)』という本?を手に入れることはできるのでしょうか? もし良ければ教えて下さい。 よろしくお願いします。