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カギ括弧の文末の句点省略はいつから?

川端康成の小説では、 「これで動きますわ。」 というように、カッコ内でも文末に句点を付けています。 昭和30~40年代の表記です。 今なら、 「これで動きますわ」 となるところでしょう。 この変化はいつ頃からでしょうか? また、何か省令や国語審議会の定めなどがあってのことでしょうか? (実態の変化が先だったのかどうか) この辺の経緯にご存知の方は教えて下さい。よろしくお願いします。

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  • 131tobi
  • ベストアンサー率54% (18/33)
回答No.2

「これで動きますわ。」  川端康成の『片腕』は昭和38年の発表ですね。 「」の末尾の「。」をつけるか否かは、現代でも分かれているのでは。  教科書の類いはいまでもつけているはずです。  一方、新聞(雑誌、フツーの小説作品)は省略しているはずです。  その関係があるのか、「」に相当するマンガの吹き出しも、出版社によって扱いが違っていました。つい最近まで、小学館などがかたくなに「、」「。」をつけていました。いまはどうなのでしょう。 「いつから」というのはかなりむずかしい話です。 ●つける派  たとえば、よく引用されるのは下記の資料です。昭和21(1946)年。 【くぎり 符号 の 使 ひ 方 〔句読法〕(案)】 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/sanko/pdf/kugiri.pdf 〈二、 「」(カギ)の中でも文の終止にはうつ(例4)〉とあります。  その後、句読点の打ち方に関して「省令や国語審議会の定めなど」があったという話は聞きません。 ●つけない派   古い資料はよくわかりません。 『朝日新聞の用語の手びき』(1981年)には、それらしい記述は見当たりません。ただ、当方の記憶だと、そのあたりの時期の小説には「。」があるものとないものの両方があったような。本棚をひっくり返せばわかるかもしれませんが、ものすごく大変な作業になります。  共同通信社の『記者ハンドブック』の古い版(6版・1990年)には、「談話の扱い方」という記述があります。ここにある例は、すべて「。」はありません。文字数を減らす傾向のある新聞は、早い時期に省略していると思います。 ●スマホの影響  ↑のように古い話なので、スマホの影響を受けたとは考えにくいでしょう。  ただ、スマホの普及によって、省略する傾向が決定的になった、とはいえると思います。  似たような現象はほかにもあります。スマホでの入力のしやすさに影響されて「…」を「・・・」にする人が多いことは、よく指摘されます。

gesui3
質問者

お礼

なるほどー。 中学校の教科書は確かに今も句点を付けていますね。 そして、それは昔に政府が言った通りであって、世間では付けないのが広まっているという、まだ混合状態だということが分かりました。 ありがとうございました

その他の回答 (1)

  • Nakay702
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回答No.1

以下のとおりお答えします。 >川端康成の小説では、 「これで動きますわ。」 というように、カッコ内でも文末に句点を付けています。 昭和30~40年代の表記です。 今なら、 「これで動きますわ」 となるところでしょう。 この変化はいつ頃からでしょうか? また、何か省令や国語審議会の定めなどがあってのことでしょうか? ⇒お言葉ですが、省令や国語審議会の定めなど、何もありません。今でも、「これで動きますわ。」のように文末に句点を付けるのが正しいのです。では、なぜ句点を付けない場合が多いのか。おそらく、スマホなどの利用によって文字数を減らす表記が好まれるからではないでしょうか。「 」で括る場合は、混同も起こりにくいですからね。 もちろん、スマホなどで書く場合でも、「これで動きますわ。」のように書いてまずいことはありません。むしろ、この書き方の方が推奨されます。

gesui3
質問者

お礼

スマホ流布の影響、説ですか。 しかしその前から、既に変わっていましたね。 ある作文教室で、講師から指摘されて直されました。 平成の前期ぐらいころからの流行でしょうか? 単に面倒になったのかも。

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