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等電点沈殿

スキムミルクに塩酸を加えたところ、pHの低下にともない沈殿があらわれた。pH4.6で最大の沈殿が生じた後、より多くの塩酸を加えたところ沈殿が消失した。再び溶解したのはなぜですか?

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回答No.1

何のタンパク質が沈殿したのかは知りませんが、タンパク質の等電点では分子の電荷がトータルでキャンセルされてしまうので、水溶液への溶解性は下がると考えられます。 電荷を持っていると、タンパク質分子同士が静電反発しますけど、電荷がキャンセルアウトすれば、巨大分子間の分子間力によって凝集すると考えられますね。 一方、さらに酸性を上げることで、残基中のアミノ基がプロトン化され、全体として正電荷を持ち、水相へ再び溶解するようになったのではないでしょうか。