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AgClの沈殿の再溶解について
AgClの白色沈殿に大過剰の塩酸を加えると、 AgCl + Cl- ⇔ [AgCl2]- のように錯イオンとなって沈殿が再溶解してしまうと習ったのですが、 大過剰とは具体的にどれくらいのことなのでしょうか?
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- nious
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回答No.1
AgCl(固) ⇔ Ag^+ + Cl^- :Ksp=[Ag^+][Cl^-]=10^(-10) Ag^+ + Cl^- ⇔ [AgCl] :K1=10^3 [AgCl] + Cl^- ⇔ [AgCl2]^- :K2=10^2 AgCl(固) + Cl^- ⇔ [AgCl2]^- :K=[AgCl2^-]/[Cl^-]=KspK1K2=10^(-5) 平衡定数Kから単純に考えると平衡は非常に左に偏っている。 これを右へ移動させ沈殿を完全に溶かすにはかなり過剰にCl^-を加える必要がある事は分かるが、 沈殿の量等、条件にも依存するから一概には何とも言えない。 一心不乱に溶ける迄加えるのみ。