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「仮定法」という用語の由来

「仮定法」って英語の文法の項目では難しい部類に入ると思いますが、 その中でも「仮定法現在」についてです。例えば次の文です。 I insisted that she go alone. この文ではthat節内のgoがgoesにならずに原形のまま使われているだけで何が仮定なのか分かりません。それに、仮定法は英語でsubjunctive moodと呼ばれていますが、subjunctiveというのも語源的には「仮定」という意味はないようですね。そこで質問ですが、「仮定法」という用語はどこから来たんでしょうか?

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noname#47281
noname#47281
回答No.3

英語のsubjuctive moodというのは、本来はフランス語の接続法のようなものと考えてもいいかと思います。詳しい説明は要らないと思います。その中でも今ではあまり使われませんが、非現実の仮定で条件説の直説法半過去と主節の条件法現在の代わりに両方とも接続法現在を使う用法がありました。ドイツ語が今でもそういう用法をしていると思います。 仮定法という用語の由来についてはGさんも指摘されているように、昔の英文学者の不適切な解釈があると思います。つまり、subjunctive modeうち、非現実の仮定が代表として取り上げられ、それが更に捻じ曲げられ、動詞の叙法というよりは 構文を指すようになり、それが定着したのものだと考えられます。Ceiriosenさんの前回のthan meの質問にもありましたが、日本式の英文法解釈には不合理な点が幾つか残っていますね。その他には look afterやlook forを大雑把に「熟語」(正式にはphrasal verbという)に分類するし、それぞれの afterやforの品詞を単に前置詞として扱うは。 最近では仮定法のうち、仮定法現在や仮定法過去のように非現実の仮定の主節で wouldを用いるものを“conditional mood”と呼ぶようになりましたが、subjuctive moodが仮定法なら conditional moodは何と訳すんでしょうね? フランス語に習って「条件法」とでも言うべきなんですが、日本の英文法用語にはまだありませんしね。 余談ですが、スーパーでよく「いか明太」というのが売られています。 そう、烏賊を唐辛子と塩で味付けしたものです。でも、「明太」って元は博多弁で助惣鱈のことで明太子というのは、その卵を指していました。ご存知のように博多では 助惣鱈の卵を塩だけでなく唐辛子も加えることが好まれていました。ですから、いつの間にか「明太」が助惣鱈の意味でなく、「唐辛子」という意味で一人歩きしてしまったんですよね。英語の仮定法もこれと少し似ているような気がします。

noname#25548
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なんか文法って何なのか考えさせられますね。英文法にしても解釈法が1つではないんですね。前回の質問でもそうでしたが、学校で教わった文法で何となくしっくり来なかった部分も、フランス語やドイツ語から考えた方が分かりやすい時って多いんですね。 明太子は大好きです。熱々ご飯に美味しいですよね。しかし、見当はずれなようでズバリ核心に迫る鋭い喩え 敬服します。

その他の回答 (2)

回答No.2

Gです。 こんにちは!! 私自身もこのことには興味があり質問しましたので、http://okwave.jp/qa1804019.html を参考にしてみてください。 その中のリンクもどうぞ見てください。(http://okwave.jp/qa1802048.html)私の質問がなぜ出てきたのかわかると思います。 Hypothsetical subjuctiveと言う部分から来ているのだろうと言うのが私の愚説です。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

参考URL:
http://okwave.jp/qa1804019.html
noname#25548
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

noname#21306
noname#21306
回答No.1

英語はほとんどわからないのですが、話法には興味があるので、思いつくままに書いてみます。 仮定法というのは、そもそも「実際にあったかどうかわからない(あるいは実際にはなかったけれど)あったものと仮定して表現する話法」という意味だと思います。"she go alone" というのが、現実のことではなく、主張の内容であり、その意味では仮想されたことだからでしょう。 こういう話法をドイツ語では接続法と呼びます。 接続法は Konjunktiv (conjunctive) と言いますが、これは元来「接続(連結)を伴なった」という意味です。subjunctive は「接続(連結)の下で」ということで、実際には同じ事です。 「接続法」と呼ぶのは、この話法を用いた文章が通常は別の文章に接続されているからです。挙げられている例では、"she go alone" は独立して用いられているのではなく、"I insisted" に「接続されて」います。 「go が原形のまま」とおっしゃるのは、たぶん正しくないのではないか、という気がします。仮定法の形が不定形(原形)と同形である、ということでしょう。現代英語の場合、動詞がこの形で出てくるのは、限られた例でしかないのではないかと思います。

noname#25548
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 フランス語でも使われる接続法という用語も、元々はドイツ語のKonjunktivに由来するみたいですね。

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