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仮定法についての質問
ある本にて英語の勉強している中、 躓いてしまった所について質問したいと思います。 良ければお答え下さい。 ・仮定法 1.I wish I had taken your advice at that time. (I wish + 仮定法) 「I took your ~.」では駄目なのでしょうか? 何故わざわざ「had taken」過去完了形なのでしょうか? 「I wished ~.」なら分かるのですが…。 また、「+ 仮定法」とあるのですが、 「仮定法過去=were」、「仮定法過去完了=had been」 この「+ 仮定法」はどの時制でもokという事でしょうか? 2,It is time we retuned home. (It is time + 仮定法過去) どうしてわざわざ「+ 仮定法過去」なのでしょうか? 「家へ変える時間だ」と訳されていて、 「It=we retuned home.」を指していますよね? 普通に「現在形」で良いと思うのですが…。 3.He suggested that she go for a walk. (接続詞thatで始まり、 提案や主張を示す節の中で仮定法現在を使う) 「仮定法現在」というのが良く分かりません。 仮定法をいう分類は、「事実の反対」ですよね。 この文の何処が「事実の反対」なのでしょうか? また、仮定法は基本的に過去について使われるのに、 どうして「go」現在形になってしまうのでしょうか? 『http://anglaisfrancais.hp.infoseek.co.jp/i/subjunctive.html』 『仮定法は「未来に起こる可能性」がある時は使わない。』 この文は十分「未来に起こる可能性」がありますよね? どうして仮定法の分類なのでしょうか? かなり質問が多いですが、どうしても理解したいので…。 お答え待ってます。
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1 I wish は I hope や I want のような単なる願望ではなく一種の「ぼやき」のようなもので現在や過去の事実に反すること、変えられない現実に対して「~ならいいのに(でも現実は違う)」と言いたいときに使います。 hope や want は未来に対する願望で実現可能なこともあります。 過去形を使うか過去完了形を使うかはそのぼやきの対象が継続中のことか終わってしまったかです。 1 I wish you were here with me. 2 I wish I had taken your advice. 1では「あなたがここにいない」ということは今の状態です。2の「助言に従わなかった」ということはすでにすんだことです。そして継続中か終わったかというのは何も「今」を基準にする必要はなく 1' I wished you were here with me. あなたがここにいてくれたらいいのになあと思った。 2' I wished I had taken your advice. 君の助言を聞いていたらなあと思った。 wish を過去形にして、その過去の時点で継続中か終わったかでも続く仮定法のところは影響されません。「仮定法が時制の一致をしない」というのはこういうことで、主節の動詞が現在か過去かに関わらず「継続中」か「終わったか」の区別しか仮定法の過去と過去完了は表さないのです。 そのようなことから *I wish I took は不自然に感じます。take という動詞は継続した状態を表し得ないからです。そのような動詞は仮定法過去になることはまれです。 仮定法過去になりやすい動詞は継続の意味を持つ動詞、大まかには「通常進行形にしない動詞」be, have, know, live など思って結構です。 (I wish you would「君が~してくれるといいんだけど」のような「意思」あるいは「未来」に関する用法もあります。この場合はっきり事実に反するとは言い切れませんが、可能性は低いと言えます。) 2 「it is time 過去形」は習慣的なこと例えば「12時は~する時間だ」ではなく「今は(本来)~するべき時だ」であることに注意する必要があります。 It is time we returned home.「もう帰る時間だ」 これは「もう帰るべき時間なのにそれを忘れるところだった。もう帰らなければ」のようなことで「6時になったら帰ることになっている」のように習慣を淡々と述べているのではないのです。 これは事実に反しているので仮定法過去になるのです。動作を表す動詞(通常進行形にできる動詞)でも使えるところが例外的です。 3 これは用語の不備とか教えられ方の問題とも言えますが、事実に反するのは仮定法過去と過去完了の場合で、仮定法現在は事実かどうかを必ずしも問題としないのです。 He suggests that she go for a walk. He is suggesting that she go for a walk. He suggested that she go for a walk. He was suggesting that she go for a walk. 主節がどのような時制であっても変わりません。これもやはり時制の一致をしないからです。 もう少し詳しく見ていくと仮定法現在は「主節の時間から見て現在または未来のことで必ずしも現実かどうかを問題にしない」ことです。 「提案する」だけでは現実になるかどうか分かりません。逆に goes や went にすると「習慣」や「行われた事実」になるので提案にはそぐわないのです。 >『仮定法は「未来に起こる可能性」がある時は使わない。』 これは仮定法過去の場合です。 ともかく仮定法現在は現代語では守備範囲が急速に狭くなっており例で挙げられたものが普通に使うものとしては唯一の生き残りと言えます(これですら should を伴う言い方もあり安泰ではないかもしれません)。 以前は if it be fine tomorrow / before he come など広く用いられていましたが(これらは未来に関することで絶対に起きることとは言い切れないことに注意してください)今では少数の固定表現や suggest that などに限られています。これは be や3人称単数以外は仮定法現在と直説法現在の区別ができないこと、助動詞などで意味をはっきりさせる方が好まれるようになったことが原因と考えられます。 本来「法」というのは重要な概念なのですが現代英語ではそれが目に見えるのは「反実仮想」や少数の表現に限られ、また反実仮想から導入されるために「仮定法」というある意味都合のいい用語を作ったために、反実ではない用法では却って理解しづらい状況になっているのです。
お礼
とても詳しく本当に有り難うございます。 分かり易くて、すんなり理解出来ました。 早速本に書き込み、忘れないようにします。 仮定法は必ずしも反実ではないんですね。 「事実の反対」という固定概念があるので、柔軟にしておきます。 「仮定」という言葉で纏められていても、 反実仮想以外の表現も含まれている、という事でしょうか? ほぼ全ての参考書の目次は分類別に並んでいるのに、 理解し辛い状況なんて、これから困りますね(^^;) 専ら自分は、無理矢理理解するのが苦手なものなんで(笑)