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ウラスギ
ウラスギ(いわゆるアシウスギ)とオモテスギの違いについて、教えて下さい。ウラスギは伏条するのが特色とありますが,オモテスギでも挿し木で増やすので伏条すると思いますが,いかがでしょうか? 伏条台杉と呼ばれていますが,伏条性はスギの性質である、台杉とは台杉仕立てという林業の言葉で、これを一緒にするのは混乱しておりませんか?ウラスギ(アシウスギ)とオモテスギはどこが違うのでしょうか?
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- suiran2
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伏条台杉仕立てにつきましては,かっては杉は挿木が出来ませんでした。挿し木できないから台杉仕立てのような方法をとったわけです。現在は挿し木できるようになりましたので一本仕立てで育てるようになったわけです。この辺は林学の文献を当たってください。何時から挿し木が出来るようになったのか知りません。 ウラスギは葉が細かったり,枝が垂れ下がったりと多雪地帯特有の耐寒性や耐雪性が高い性質を持っております。また,ウラスギの林は自然更新が可能なほど伏条性が強いものです。オモテスギの林を放置して山が荒れると言いますから,オモテスギの林の自然更新は出来ないのではと思いますが…若かりし頃宇都宮大の林学の知人から聞いた知識です。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
林学は全くの素人ですが,裏日本の多雪地帯の樹木と表日本の樹木とでは同じ樹木でも性質がかなり違います。 例えばブナは遺伝的解析がどこまで進んでいるのか知りませんが,芽生えの時期等でかなり違いがあります。裏日本のブナは芽生えが極めて早いブナです。おそらく細かく遺伝子解析すれば違いがあるのではないかと思います。 ウラスギ(裏日本の杉)とオモテスギ(表日本の杉)は遺伝子解析されていて遺伝的に違いがあるはずです。交配は可能のようですから別種とまではいかないのかもしれませんが厳密に言えば別な杉です。 ご質問の「伏条性」はウラスギでは雪の重みで枝が垂れ下がり自然の状態で取り木状態になる事を言うようです。ですから多雪地帯でない限り自然にそのような状態は起こらない事から,オモテスギに伏条性がないといった表現になるのだと思います。挿し木が出来る出来ないではないと思いますが… 全くの素人で的外れでしたら申し訳ありません。何かの参考になりましたなら…
補足
まだ,よくわかりませんが。 オモテスギでも枝が地面に接すれば、発根するのではないかと思います。 確かに雪が降らないので、枝が垂れ下がり地面に接する機会は愛と思いますが。伏条性という性質がウラスギの特徴である、という言い方に疑問が残る訳です。
お礼
ありがとうございました。 大変参考になりました。挿し木が出来るようになる前に、伏条台杉仕立てが行われていたというのは、なるほどと思いました。 自然更新に関しては、また確認したいです。