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神道はなぜしんとうと読むのですか
神道は何故しんとうと読むのですか。 ご存知の方教えて下さい。
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質問者が選んだベストアンサー
神道というのは日本書紀の頃からあることばのようです。おそらく、やまとことばにはそういう概念がまだなかったものと思われます。道路ではない「道(みち)」自体が外来概念だからです。今風にいえば、非常にバタくさいことばだといえるでしょう。 それはさておき、道の音読みは「ドウ(ダウ)」と「トウ(タウ)」の2種類がありますね。 前者は呉音で、後者は漢音です。また「神」も呉音が「ジン」、漢音が「シン」です。つまり、神も道も漢音から成り立っています。 呉音は、百済の漢字を元にしたもので、中国の王朝でいえば、南北朝時代の頃のもので、要は遣隋使以前のことばなのです。 一方、漢音は遣隋使(西暦600年)以降、すなわち隋唐宋元の頃の読みになります。呉音より新しいこどばです。 したがって、なぜ「シントウ」と読むかというよりも、遣唐使の頃に輸入概念化されたことばだから「シントウ」と読む、というのが正しいように思います。おそらく、遣唐使帰りのエリート日本人か、もしくは随行してきた中国人がその概念化に深くかかわったものと推測できるでしょう。
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- sophia35
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こんばんは。 一応、社家の者です。 以前にも同じような質問があり、回答させていただきました。 ※神道を「しんとう」と読む事に関連して質問します http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1072095 何かのご参考になりますでしょうか・・・
神社本庁に依れば >われわれとしては濁らずに『しんとう』と読むのが基本ですが、『しんどう』と読む人もいるし、間違いではないでしょう 岩波の「広辞苑」に依れば 「しんどうと濁る場合は」 >(1)神、神祇(2)中国で、墓場への道、墓道、墓門 角川の「新国語辞典」では「しんとう」のみ。 三省堂の「新明解国語辞典」では「しんどう」のみ。 要するに、「しんとう」が正確と思うけど、「しんどう」でもよいのではと言うことのようです。
お礼
なるほど。よく分かりました。 ありがとうございました。