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学校も電気もない時代の漢字「校」と「電」
漢字の「校」は学校、「電」は電気・電話の意味でふつう使っていますがこれらの無かった時代にもこの漢字はあったはずでは...?いったいどんな意味で使われていたのでしょうか。 また、「校」「電」のつく熟語で学校・電気・電話とはまったく関係無い意味を持つものもあれば教えて下さい。
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「校」は、「木」+「交」であり、木を組む〔=交〕の意から、枷〔かせ〕、木のかきねを表し、較〔漢音は「こう」〕に通じて、比べるの意味を、學〔漢音は「こう」〕に通じて、まなびやを表すようになったようです。熟語から考えてみると、将校は「木のかきね」〔陣営に設ける柵の意から、軍隊を指揮する将の意へと転じる〕の意味を含んでおり、校閲・校正・校訂などは「比べる」の意味を含んでいると思われます。ですから学校のない時代からあったということになります。 「電」は、「雨」+「申」からできた漢字で、「申」はいなびかりの走る様を象ったものです。電影とは映画を意味する前に、いなびかりを意味する言葉であり、電撃という言葉もあります。電気や電話は新しいものかもしれませんが、いなびかりは随分昔からあったと思います。
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- DESTINY
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「電」はryuchanさんの回答でよろしいかとおもいます。 「校」は本来「材木を組み合わせる」意味で使われていたようです。「校倉造り」(あぜくら)などがあります。
- ryuchan
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「校合」なんてどうでしょうか。『日本国語大辞典』によりますと、「写本、刊本などの文字その他の記載事項の相違を、他の本と照らし合わせなどして記録すること、また、訂正したり異同を書き記したりすること。校正(きょうせい)」と説明がしてあり、用例としては鎌倉初期頃成立の『色葉字類抄』(いろはじるいしょう)にすでに見られるようです。「電」の方は『大漢和辞典』に「いなづま。いなびかり」と説明がありますので、『雷電』の熟語のように使用するのが古い例なのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。ためになりました。