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機という漢字

 心機、正機、機輪転処、機微、時機、有機・無機などに、機という漢字が使われています。  それぞれの熟語の意味は辞書にでてくるのですが、この機という漢字の使われかたについて、大体どのような性格や意味の漢字だと、観念することができるのでしょうか。  どうかお教えを乞います。  

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回答No.2

それぞれの熟語によって意味が変わってくると思います。質問に挙げておられる熟語に使われている意味としては、 1.はたらき、作用 2.性質、能力、可能性 3.かすか 4.折(おり)、しおどき があると思います。 「心機」は1.の「はたらき」の意でしょう。 2.は、仏教用語としての用いられ方で、「機輪転処」や「悪人正機」の「機」がそれに相当すると思います。 「機微」は3.の「かすか」、「時機」は4.の「折」だと思います。 ただ、「有機」「無機」の二つは、いくつかある「機」の意味のうち、どの意味に該当するのかが、はっきりとはわかりませんでした。 ただ、『広辞苑』には、「機」の項には、  生活機能。「有機・無機」 とありましたので、1.の「はたらき」の意味に該当するのかもしれません。

krya1998
質問者

お礼

 早速に、態々詳細なご調査までしていただき恐縮に存じます。  漢和だけの調査で、それ以外の調査に頭が働かなくて、申しわけありませんでした。  有難う御座います。  整理とご説明はとても、ありがたい知識です。  感謝申しあげます。  

krya1998
質問者

補足

 私達の日常は「機会」「機械」での「機」しかあまり会えないのですが、大燈国師の遺偈「機輪転処」や親鸞聖人の「悪人正機」にも使われていて、さてどう観念構成をするものか。と思っていました。  「働き」や「能力」、或は「可能性」というものという、意味を抱きながら、もう一度対してみたいと存じます。  「有機」、「無機」という訳語も生命の働きという意味で、漢字に素養の深いかたの訳語だったのですね。  そういう観念の漢字がこの「機」という字の働きなのですね。  いや、とても考えさせられ、お教えに心から感謝申しあげます。  ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#52014
noname#52014
回答No.1

「微」とよく似た意味です。「機微」は似たような文字を二つ重ねています。  感じとして【細かいもの】、【細かい動き】かなあ?

krya1998
質問者

お礼

 早速有難う御座います。  「機微」の「機」は同じ意味での遣い方でしのですか。  有難う御座います。

krya1998
質問者

補足

 「機」にはそういう細かい、隠れた、ひそかな、微妙な、 とかの意味もあるのですね。語感としても。  ありがとう御座いました。