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文章の意味と文法を説明していただけませんか

日本語学習者でございます。 最近堀辰雄の「風立ちぬ」という小説を読んでいますが、 その中に、いくつかの文が、よくわからないんです。 その文章の一部を、引用させていただきます。 「私は、このような初夏の夕暮がほんの一瞬時生じさせている一帯の景色は、すべてはいつも見馴れた道具立てながら、恐らく今を措いてはこれほどの溢れるような幸福の感じをもって私達自身にすら眺め得られないだろうことを考えていた。  そしてずっと後になって、いつかこの美しい夕暮が私の心に蘇って来るようなことがあったら、私はこれに私達の幸福そのものの完全な絵を見出すだろうと夢みていた。」 上段の文ですが、 その意味はよくわかりません。 「いつも見馴れた道具立てながら」というのはどういう意味ですか。 「幸福の感じをもって」の「をもって」は、「~のために」と、解釈できますか。 下段の文ですが、 「これに」の部分は、なぜ「に」が使われたのでしょうか。 文法的にはうまく理解できません。 「それを言いかけたなり、すこし躊躇っていたようだったが、それから急にいままでとは異った打棄るような調子で、『そんなにいつまでも生きて居られたらいいわね」と言い足した。』」 その「打棄るような調子」とは、どんな調子ですか。 放任する調子ということですか。 ご返答よろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.2

>「いつも見馴れた道具立てながら」というのはどういう意味ですか。 景色のたくさんの要素をこの文では「道具立て」と表現しています。「景色を構成する数々のものはいつも見慣れたものばかりであるが」という意味です。 >「幸福の感じをもって」の「をもって」は、「~のために」と、解釈できますか。 できません。 「を伴って」とか「を原(もと)として」という意味です。 「をもって」は普通「~のために」とは解釈されません。 >「これに」の部分は、なぜ「に」が使われたのでしょうか。 「に」は動詞の,目的・対象物(場所・人など)の向かう終着点を示します。 「これに・・・見出す」ですから,ここでは「が」「へ」「を」「で」などは使えません。 ご質問の内容ではありませんが,老婆心ながら,付け加えると, 日本語表現のレベルにちぐはぐがあります。 ・タイトルの「文章の意味と文法を説明していただけませんか」と 「日本語学習者でございます。 最近堀辰雄の「風立ちぬ」という小説を読んでいますが、」 という書き出しを読むと, かなり日本語に堪能なかたで,礼儀正しい書きことばの文が書ける方だと推測されますが, 「よくわからないんです。」 のところで,その段差に調子を狂わされます。 ・「その意味はよくわかりません。」 では,意味ではなく何が分かっているのですか? と聞き返したくなります。 助詞「は」の使い方が不適切なのだと思います。 ・「文法的にはうまく理解できません。」 の部分も全く同様です。 文法的に分からないだけで,意味的にはじゅうぶん分かっているのですか? ・「ご返答よろしくお願いします。」 「返答」とは,相手を詰問しているように聞こえます。これを読んだ無関係の日本人は「回答」をする気が失せると思います。 書き出しに合わせて,辞を低くして教えを請う形の書き方で収めるのがよいと思います。

kkkkkay
質問者

お礼

ご指摘ありがとうございます。 日本語力が足りないせいで言いたいことも日本の方々に通じなくて本当にすみませんでした。 日本語の助詞表現が非常に難しいことだと思っています。 The way to use the particles correctly in Japanese is very difficult. 日本語でどう書けば礼儀だということがもっと難しいと思っています。 And it's even more difficult for me to distinguish between polite and impolite in Japanese. これからも日本語を勉強していきますが、ご指摘の点についてしっかりと勉強したいと思います。 In my future days in learning Japanese, I will study much harder in this aspect. By the way, your way of answering the question is quite severe. However, it's good to tell me directly what I spoke improperly. Thank you. (↑日本語で書くとまた誤解が生じるかもしれないと思っていますので、敢えて英語で書かせていただきます。すみませんでした。)

  • bari_saku
  • ベストアンサー率17% (1827/10268)
回答No.1

こんばんは。外国の方でいらっしゃいますか? 日本人にとっても難しい表現がたくさんある作品ですが、それにチャレンジされているとはすごいですね。 ■「いつも見馴れた道具立てながら」 「見慣れた景色であるが」という意味です。「同じものが見える」ということで「もの」を「道具」と表現しています。 会話には使わない、まわりくどい表現をわざと使って、雰囲気を出しているのだと思います。 ■「幸福の感じをもって」 「措(お)いて」は「除いて」と同じ意味ですよね。 「今この時を除いては、これほどの幸福な心境でこの景色を眺められない」つまり「今が一番幸福だ」ということだと思います。 …しかし、これも回りくどい表現ですね(^^;) ■「これに」 「これに」の「これ」は、「美しい景色を見ている自分」を指していると思います。「美しい景色を見ている自分」を映画の1シーンのようになぞらえて、その切り取った一瞬を「これ」と表現しているのだと思います。 ■「打棄るような調子」 「放任」というよりは「なげやりな」「ぞんざいな」の方が近いでしょう。 ご参考になれば幸いです。

kkkkkay
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみませんでした。 ご回答大変参考になりました。ありがとうございます。 堀辰雄さんの小説を読んでいると言いながら、 実は自分の日本語力と比べたら、遥かにレベルが違っているのです。 それでも頑張っていこうと思います。^^

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