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仏語で4の象徴するもの
je n'irai pas par quatre chemin という表現を見ました。ある作品のすばらしさを語るのに、4つの道までも行くまい、端折るが、というような意味に聞こえました。 では、仏語で4の象徴するものは何でしょうか?こういう形骸化した表現では口調がいいから、とか昔はこういう意味があった、とか、現在では意味を失っている場合がよくあります。4はどういった意味で使われたりしますか?
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はい、フランス語で je n'irai pas par quatre chemin は 本来 y があり je n'y irai pas par quatre chemins と書いていましたが、目的である y を省略してご質問の如く 記述することが最近は圧倒的に多いです。 この表現の意味は、目標まで姑息な手段を使わずに、一直線に突き進むとことです。簡単に言えば aller tout droit au but です。この quatre を用いて Un chien a quatre pattes mais il ne peut prendre qu 'un seul chemin. と逡巡している人に、決断を促す際に利用する格言があります。 さて、4です。 不思議な言葉で多くのとか少ないとかの意味を持っています。 幾つか用例をお示しします。 最初に Par les quatre chemins すると意味はいたるとこと ( Partout)となります。Elle vous cherche par les quatre chemins. 多くのとの意味で、同様な言い回しが comme quatre ( Beaucoup, enormementに相当)あります。 Boire, manger, faire du bruit comme quatre とか才気煥発なら avoir de l'esprit comme quatre です。 また 少しとのことをも表現でき Je vais t'ecrire quatre lignes.(寸書を認める) Il habite a quatre pas d'ici (近くに住んでいる)があります。 まだまだ沢山あります。最後に一番好きな口頭表現は Quatre heures です。 ご想像できますでしょうか? 日本語の三時のおやつ(gouter)のことです。
お礼
3時のおやつといわずに4時のおやつというところにおもしろさを感じます。いたるところという意味の4は東西南北の4から来ているのかなとも思いました。4にちょっと、という意味もあるのは知っておくと得する知識です。面白かったです。