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創氏改名についてわからない所があるので教えてください
韓国は創氏改名によって名前を奪われたことを怒っております。たしかに日本はかつて創氏改名を行い、そのうち創氏は強制しましたが創氏は名前を奪うことになるのでしょうか?私は姓と氏は別物であり、姓氏共に「平」を持つ人もいれば、姓は「平」氏は「北条」と言う様に、たとえ普段は「平」と名乗らずとも北条氏は「平」姓を持つことを否定するものでは無いものと認識しております。同様に、韓国人の「金」という姓の人が「金田」という氏を持っても「金」姓を持つことを否定することにはならないと思います。しかし、植民地時代の教育を受けた韓国人達も日本の氏姓制度を理解しているでしょうし、その上で創氏改名を非難していることを考えると私の知識に抜けている所があるのではないかと思われます。どなたか創氏改名を理解する上で理解しておくべき知識について教えてください。
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ちょっと規約違反やってる人がいるようですが困りものですね。といってもこの種現在の政治問題にかかわるテーマではそういうことになりやすいし、また立論が一方的ないし非論理的になりやすいため、一般的に正しい回答は期待できません。というかあなたの納得できる回答はあるかもしれませんがそれが本当に正しいかどうかは発言者が誰であれ保障されにくいテーマです。なのでいろいろと裏づけを取らない限り「そういう意見もあるんだな」ぐらいに思ったほうが安全ですが・・・ それはともかく、もうひとつ書き忘れたことを。「創氏」において、その氏を定めたのは根拠のひとつとしては明治の民法があります。 明治の民法は、たとえばフランス民法典などと違い、家制度をその基幹とするもので、そういう点では不完全な近代化、むしろ新しい身分制度を含むものでした。つまり近代的な国民国家の基盤に半ば封建的な家制度をおく、というものだったわけで、これが氏族を中心とする朝鮮社会と合致しなかった、という問題があると思われます。 なお、「創氏」そのものの問題と現在の韓国の政策的な反日の問題は区別して考えないと問題が混乱します。 つまり、創氏、ということの問題点と、それを現在の韓国・韓国民が取り上げていることは別の問題です。そうしないと、侵略行為への開き直りと、意図的な反日主義のかみあうことのない主張しあいに終わるからです。
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- Sombart
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「怒っている」のは、「相手が日本だから」でしかありません。 韓国ではどんなネタであっても事実が無くて捏造であっても日本に対して怒りを表明するのです。例え内心では反対でも、日本に対して批判をしなければ、わが身が危ない国なのです。事実韓国では、通称「親日反民族法」という法律が成立していて、日本に好意的な行為を断罪しています。しかもそれは遡及適用という法治国家にあるまじき代物です。また、日韓友好年だったはずの2002年、韓国のヒットンチャートでは日本への侮蔑発言に満ちた曲が大ヒットしています。 そのくらいの異常な国だということを踏まえずに内鮮一体だの皇民化だのを持ち出しても、何の意味もありません。 同じ政策を取った例えば台湾を調べてみてください。そこから分かる結論は、言いがかりをつけてきているのは韓国のみだということです。「特定アジア」という言葉は、伊達ではありません。 空間軸を広げて他国を見ても問題は韓国の方にあるという結論になりますが、時間軸を遡っても同じ結論になります。 例えば、天智天皇の頃の朝鮮人の名前は、鬼室集斯などの例で分かるように、今のような中国風名ではありません。これが高句麗時代には中国風の名前にころっと変わり、元に支配されればモンゴル風の名前にまたころっと変わり、元の次に明が興ったら再びころっと中国風の今の名前に変わるという、ころころ名前を変えてきた歴史を持っています。つまり、事大した相手に擦り寄るために名前を変えるくらいは、どうということのない人々なのです。 だから、モンゴルにも中国にも、韓国は怒っていません。 しかし、相手が日本であれば、怒り出すわけです。このことからも、「相手が日本だから」と言えますね。
- tiuhti
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既に回答された方とダブる部分が多くありますが、基本的な事実としては、 1.創氏については、「氏を届け出なくても、戸主の姓が氏として設定される」という意味で「強制」であり、また、届出も事実上の強制が多く行われ、またその際に氏を日本の氏に近いものにするよう、これも事実上の強制が多かった、というように、複数の意味での強制。 2.改名については、許可制。朝鮮総督府側もそれ程力を入れていない。 という事になるかと思います。そこらへんの事情、特に何故届出が事実上強制されたと考えられるかについては、下に入れた参考URLをご覧下さい。 ですから、「強制」が問題になるのは、創氏&その際の日本的な氏の使用であって、改名ではありません。(改名にも強制があったかも知れないが=私がどっちか知らないだけ=、少なくとも主要な問題ではない。) また、届出期間開始の前には、朝鮮総督府も、本気で「すすんで届出してくるだろう」と思い込んでいたふしがあり、この段階では「強制するな」と言っていたし、事実、届出は進んでいませんから、組織的・大規模な強制はなかったと思われます。 ところが、全く予想通りにならず、暫くしてから、慌ててネジを巻いて、組織的に「督励」したが、結局時間切れに終わった、というのが実情です。勿論、公式には「喜んで届け出た」という事にされていて、帝国議会への説明資料なんかでも、そうなっていますが、実際には届出が進まなくて焦っていた事が総督府側の資料からわかります。 で、ようやくご質問への回答になりますが、実際に起きた事は、「姓」(男系の血筋・同族間のつながりを重視)にかわって、「氏」(家としてのまとまり、連続性を重視)を、公式のものとし、かつ氏の決定に当たっては、支配者側のものに似たものにするよう、事実上強制された例が多かった、という事です。「役所への届出も氏がメインで姓はおまけのようなもの」、「学校でも姓ではなく氏が使われる」、といった、公的な場での姓の意義・価値が否定される状況を、「姓」を重視する立場からすると、例えば「名前を奪われた」という言い方になるのでしょう。 平・北条の例との比較で言えば、「平」という『姓』に価値を見出している人達に、異民族の支配者側が、新しい氏=家族名(それも、その異民族の家族名っぽいヤツ)を決めろ、これから公式にはその氏を使え、というルールを導入したようなものです。 元々、「姓」に大して拘らない(同姓でも同族意識が弱い)し、氏についても流動的だった(分家独立すると、そのうち、土地の名前が氏になってしまう)頃の、かつ異民族の支配下ではない日本を例として、この話を理解しようとすると、かえって本質が見えなくなるような気がします。 質問者の方が「名前が奪われた」と怒っている人が何を怒っているのか知りたいのならば、朝鮮における「姓」の意味や、総督府の統治政策の中での創始改名の位置づけ(「内鮮一体化」、「皇民化」政策の一環)を考えた方がいいと思います。「名前を奪った」というのは事実にあわないのではないか、という事であれば、「姓の公的な立場を奪った」と考えれば宜しいかと思います。
- Ryu831
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直接の回答にはなりませんが。。 事実としては創氏によって、本来の姓が抹殺されたり、奪われることはありませんでした。 しかし、理由はどうあれ、#2さんおっしゃるように、無理に日本式のシステムを当てはめようとしたことから、大きな反発があったのでしょう。その心情はとてもよく理解できます。 ところがその感情が行き過ぎて、「名を奪われた」というような主張に発展したものと思われます。 どんな民族も、自分たちの伝統や文化を否定されることに最も憤りを感じます。 日本の氏姓制度を理解した上で非難するのは、そういう理由からです。
- ss79
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この問題は日本と朝鮮の文化の衝突として捉える必要があります。 朝鮮は男系社会で「氏」は先祖伝来のもので、その家系図は数百年にわたって記録保存されていて、それをよりどころとしている社会でした。 反対に日本では家系図は贋作されるのが半ば公然の社会で、唯一皇室だけがその伝統を尊崇しているだけといえましょう。 勿論例外は多く存在し、このような一般論はそぐわないことは重々承知しています。 朝鮮でもこのような事実は上流社会の風習で、奴隷階級は埒外の事です。 従って朝鮮での創氏改名は先祖とのつながりという最も重要な事を断絶させることになるという意味をもつもので文化の否定と受け取られたのです。 これを恥じて自殺して抗議する人も多かったといいます。 強制でないとか選択制だとかとは無関係な事です。
- pyon1956
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日本側の歴史的事物が朝鮮にそのままあてはまらないのは当然の事です。 日本において本来姓というのは賜姓であって、勝手に名乗ったのではなく天皇家によって与えられたものです。 ですから天皇家が支配していない朝鮮において日本式の姓がないのはあたりまえです。 であるからこそ創氏ではあっても創姓ではないわけです。質問者さんの知識に抜けている、あるいは観点に無いのはこういう事実ではないでしょうか。 日本の古代からの姓と氏のシステムは歴史的に天皇家とのかかわりの中で作られたものですから、中国や韓国のように姓=氏である文化に当てはめて考える事ができません。 したがって「同様に」ということがなりたたないのです。
- Sombart
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まず、創氏改名、とひと括りにしてはいけません。創氏と改名に分けましょう。両者、別物なのですから。 創氏、という言葉で氏が作られたことは分かるでしょう。問題は、なぜ創る必要があったのかという点です。社会制度なのですから意味も無く有用性も無く創るわけがありませんし、むろん文化でもありません。 創氏の前、平民の名は日本で言えば「○○村の権兵衛」などして認識されていました。一応、姓はありましたが、それは一族を示すコードで、巨大な一族であれば何百万人もいるケースもあります。これでは、近代国家としての戸籍管理ができません。つまり、近代化に従って必要性が生じた結果です。日本の明治維新で四民平等とされ、権兵衛たちにも名字が創られたのは、伊達や文化ではないのです。 必要だったので、これは強制でした。 言い換えると、その程度の近代化も、当時の朝鮮は達成できていなかったということです。 他の切り口としては、No.3 の方の揚げた URL も参考になります。 他方の改名については、許可制です。そして、この要求は韓国風の名前では商売上満州人や中国人に差別されるから変えさせてくれと、朝鮮人が政府に出したのであって、「強制」だの「奪われた」だのという主張は単なる捏造です。 むろん、制度を運用するのは人間ですから、運用のレベルで「強制」があったことは推定できます。強制するな、という訓令が朝鮮総督から出ていますから、強制はあったのでしょう。が、本質は届出に対する許可です。 結論として、「創氏改名によって名前を奪われたことを怒って」ということ自体が捏造もしくは捏造を信じ込んだ無知に基づく愚行です。 あなたはまじめに考えているようですが、「怒っている」ことは、その内容が正しいことを保証するものでは全くありません。特に、韓国が絡む場合には。
- k762
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こちらが参考になると思います。
- myeyesonly
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こんにちは。 私は、この問題を少し違う風にとらえてます。 つまり、質問者さんのご意見は、日本式の考え方で、韓国、というか朝鮮半島地域の歴史に基づく文化ではないものです。 この問題の本質は、それを無視して、日本の文化を強制したって事じゃないかと思います。 姓でも氏でも、韓国の伝統に則って、あるいは風習に基づいてやったというわけではなく、全て日本式を強制したのが問題であると思うのですが。
- silpheed7
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創氏は朝鮮民事令によるもの。改名は強制ではなく、許可制。 当時の朝鮮人の2割ほどは改名せず朝鮮名のまま。 (洪思翊中将など)