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沖縄の人の名前について
1)沖縄には知念さん、比嘉さん、具志堅さんというように名前から沖縄の人ではないかと推測できる人がいますが、沖縄の人たちの苗字はたまたま大和人と名前の分布量が違うだけなのでしょうか?それとも、沖縄の人たちの独特の苗字があるというのでしょうか? 2)沖縄は歴史上CHINAの冊封を受けており、尚という姓をもつ人がおりましたが、氏は持っていたのでしょうか?言い換えると、大和人は姓が平で氏が三浦というように姓と氏を持っていましたが、朝鮮人は張という姓はあっても氏がなかったので創氏により張という姓をそのまま氏としたり張本という氏を作ったりしましたが沖縄の人たちへの創氏の強制はあったのでしょうか? 以上、2点について教えてください。
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- ramta
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すみません、No4で書き損じがありましたので以下に書き直しました。 先の回答で士族は姓のに相当するを持っていたと書きましたが、あくまで大陸向けの名前で本来の物ではなく大和の姓とは異なり、琉球国内ではあまり用いられませんでした。 そこで琉球処分の際に新たに苗字を名乗るわけですが、これは姓とはほぼ切り離されています。 尚氏の分家である向姓でも苗字は湧川、小禄、真壁だったりします。 苗字を決めた理由は家によって様々と思われますが、先祖にゆかりのある土地やそのとき住んでいた土地に由来しているものと思われます。 沖縄の苗字はややこしく、「はなしろ」さんでも「花城」だったり「玻名城」だったりします。 これは玻名城(はなぐすく)という土地がかつて花城と表記されていたためです。 同様に「まえだ」さんも「前田」だったり「真栄田」だったりします。沖縄では後者の方が多いと思われますが、いずれも地名由来です。 ただ呼び方は「はなぐすく」が「はなしろ」になったように本土よりの読み方になったものはあります。 どちらにしても沖縄の苗字はほとんどの場合地名由来と言えます。新しく創るという意味での「創氏」は琉球処分の頃にはほとんど無かったのではないかと考えます。
- ramta
- ベストアンサー率46% (6/13)
No2です。 仰りたいことは何となく分かりましたが、ややこしいので氏=苗字として話を進めます。 先の回答で士族は姓のに相当するを持っていたと書きましたが、あくまで大陸向けの名前で本来の物ではなく大和の姓とは異なり、琉球国内ではあまり用いられませんでした。 そこで琉球処分の際に新たに苗字を名乗るわけですが、これは姓とはほぼ切り離されています。 尚氏の分家である。 苗字を決めた理由は家によって様々と思われますが、先祖にゆかりのある土地やそのとき住んでいた土地に由来しているものと思われます。 沖縄の苗字はややこしく、「はなしろ」さんでも「花城」だったり「玻名城」だったりします。 これは玻名城(はなぐすく)という土地がかつて花城と表記されていたためです。 同様に「まえだ」さんも「前田」だったり「真栄田」だったりします。沖縄では後者の方が多いと思われますが、いずれも地名由来です。 ただ呼び方は「はなぐすく」が「はなしろ」になったように本土よりの読み方になったものはあります。 どちらにしても沖縄の苗字はほとんどの場合地名由来と言えます。新しく創るという意味での「創氏」は琉球処分の頃にはほとんど無かったのではないかと考えます。
- bismarks05
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(1)それとも、沖縄の人たちの独特の苗字があるというのでしょうか? 沖縄ではなく琉球という言葉を敢て使いますが、 沖縄の人名は地名に由来することが多いようです。 一方、日本本土(本州・四国・九州)などでは多種多様な苗字がありますが、現状でも地名・地域名の限定される名前は多く残っていますし、地方独自の名前は残っています。 さて、別に琉球に限らない話ですが、閉じた地理環境にある離島地域社会では、苗字が重複することが多くあります。 琉球社会が明治時代でも本土との交流が盛んではないからこそ、沖縄土着の苗字が残っただけに過ぎません。 地域社会の事情によって苗字が影響されることはよくあることですので、琉球だけの傾向と考えるべきではないでしょう。 中間山地の集落などは苗字が4つなどはザラですから・・・ (2)氏は持っていたのでしょうか?言い換えると、大和人は姓が平で氏が三浦というように姓と氏を持っていましたが、朝鮮人は張という姓はあっても氏がなかったので創氏により張という姓をそのまま氏としたり張本という氏を作ったりしましたが沖縄の人たちへの創氏の強制はあったのでしょうか? 創氏強制に関してはは、創氏改名があったの事実でしょう。 それが強制であるのか?という命題は強制の定義次第ですが強制というよりも、拒否するだけの理由もなかったので、受け入れただけだと思います。従って、強制という性格を認めるのは難しいと思います。 ただ、氏・姓の規定は質問者が根拠を持っているのように思えないですが、それらの解説はどのような経緯で語るものでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 >閉じた地理環境にある離島地域社会では、苗字が重複することが多くあります。 なるほど、そういう理由によるものだったんですね。 >それが強制であるのか?という命題は強制の定義次第ですが強制というよりも、拒否するだけの理由もなかったので、受け入れただけだと思います。従って、強制という性格を認めるのは難しいと思います。 韓国の方は名前を奪われたと怒っておりますが、沖縄の人たちは怒らなかったのでしょうか? >氏・姓の規定は質問者が根拠を持っているのように思えないですが、それらの解説はどのような経緯で語るものでしょうか? 正確な規定を知っているわけではないのですが、私なりに理解している範囲で 氏 と 姓 を定義づけして使用しております。日本には源平藤橘というような姓というものが存在し、その同姓をもつ集団が枝分かれして氏があると思っております。具体的には伊藤氏も加藤氏も佐藤氏も藤原姓をもつ人たちが枝分かれしたものと考えております。
- ramta
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1)沖縄の苗字はほとんどの場合地名由来と考えて良いと思います。 山田、石原などといった苗字だと本土からと考える人もいますが、地名としては存在しますので、沖縄の苗字でも存在します。 2)琉球の庶民が苗字を付けたのは琉球処分後です。士族でも姓に相当するものはありましたが、現在の苗字ような氏はありませんでした。 琉球の士族は唐名と呼ばれる大陸向けの名前と采地名を名乗っていました。 甘藷を普及させた儀間真常という人物がいますが、彼は儀間親方という位階にあり麻平衡という唐名もありました。「儀間」は氏で無く采地となります。 麻という姓は代々受け継ぎますが、采地名は異なることもあります。 創氏に関しては沖縄風の苗字を本土風に変えたり、読み方を変えたりしたり事はあったと思われますが、強制されたことは無いと思われます。
お礼
回答ありがとうございます。 >山田、石原などといった苗字だと本土からと考える人もいますが、地名としては存在しますので、沖縄の苗字でも存在します。 山田、石原という沖縄の人もいるのですか、全く知りませんでした。逆に知念さん、比嘉さん、具志堅さんという大和人はいるのでしょうか。 >琉球の庶民が苗字を付けたのは琉球処分後です。士族でも姓に相当するものはありましたが、現在の苗字ような氏はありませんでした。 >創氏に関しては沖縄風の苗字を本土風に変えたり、読み方を変えたりしたり事はあったと思われますが、強制されたことは無いと思われます。 これは朝鮮半島の状況と酷似しているのではないでしょうか? 朝鮮半島でも 姓 を持つのは一部の朝鮮人だけで、大部分の朝鮮人は 姓 を持っておりませんでした。 そして、 氏 を持つ朝鮮人は誰一人としておりませんでした。 そのため、日本は 氏 を 創る という政策(創氏)を強制したのですよね、 回答の通りだとすると、日本政府は沖縄の人にも創氏を強制したことになるのではないでしょうか?
名前でなくて苗字です。
お礼
回答ありがとうございます。 >名前でなくて苗字です。 仰るとおりですね、この場で訂正します、通称上の名前のことです。 あと、若干の弁明をさせていただきます。 たしかに、質問文にて名前という表現を使ってはいますが、 名前 の他にも 氏 とか 姓 とか 苗字 といった表現を使っておりますし、確かに正確には 名前 とは 通称下の名前 を指しますが、 通称上の名前 のことを 名前 と呼ぶことがございます。例えば電話にていきなり用件から切り出す人に対して「失礼ですが、お名前を頂戴できませんか?」と言ったときに通称下の名前を返答する人は殆どいないでしょう。 そのため、私の文面を読めば理解していただけるものと思い 名前 という表現を使わせていただきました。
お礼
回答ありがとうございます。 >新しく創るという意味での「創氏」は琉球処分の頃にはほとんど無かったのではないかと考えます。 >琉球処分の際に新たに苗字を名乗るわけですが、 行政が「創氏」という名の下に苗字を作ったわけではないのでしょうが、事実上行政による強制だったのではないでしょうか? 沖縄にしても朝鮮にしても日本となったので、国民全員等しく苗字を持たせる必要が生じて強制したのではないのでしょうか? 別に苗字を持たせることは差別するためだとは考えておりませんが、日本の社会システムを強制されたことに朝鮮の方が憤りを感じたことは理解できます。同様に沖縄の人たちも憤りを感じなかったのでしょうか?