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ソ連が原爆で土木工事?
旧ソビエト連邦が「原爆」を使って 土木工事をしたことがあると聞いたのですが 真偽のほどはどうなのでしょうか? また、真実の場合、いつごろの話なのでしょうか? 詳細な話もできればお願いします。
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自称『平和勢力』であるソビエトは、自ら所有する大量破壊兵器たる原爆を持つのは、世界に対する軍事的野心からではないと宣伝していました。 その実例としての核を利用した工事には人一倍熱心でした。 詰まるところ、「ソビエトの核は奇麗な核」ということを「実証するため」に行われたもので、言ってみればプロパガンダです(マジであった可能性もありますが)。 これらの「平和的核爆発」、トータルすると150回くらいのようですが、彼の国のこととて、正確な回数は判りようがありません。大体1980年代後半には中止しているようです。 使用例はこんな感じ(http://mltr.e-city.tv/faq09e.html より引用)。 ・地震研究のため.地中核爆発で地震波を出してみた. ・石油掘削のため.穴掘って核爆発を起こせば近くの油田のアブラの出がよくなると思ってやってみた. ・運河開削のため.連続的に核爆発でクレータを作ってそれをつなげて運河にしようと思った.・・・これはさすがに二発だけ爆発させてやめた. ・地中ガスタンク作成のため.地中に球状の空洞が出来る筈だったが,地下水で埋まってしまってだめぽ. ・汚染土壌廃棄場作成のため.汚染土壌がかえって増えてる,って点については,偉大なる社会主義国家建設のためなので気にしてはいけない. ・貯水池作成のため.その水をなんに使ったのかも気にしてはいけない. ・炭鉱の粉塵を除去するため.ものすごい爆風で粉塵は収まったらしいですが,炭鉱夫の健康状況は悪化したとか.何故だろう. ・有害化学物質の焼却のため. 関連し、ロシア人が原水禁の大会で行った報告のページを張っておきます http://www.gensuikin.org/52taikai/52kokusai4.html もっとも、アメリカなんかも第2パナマやマラッカ迂回のための運河掘削に核をつかおうと考えていた時代がありますが、それじゃ掘った運河使い物にならないジャン!、と言うことに気づいて(気付くだけまし。それに運河予定地は他国の領土のことが多かった)止めています。
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- m-jiro
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この話は聞いたことはありますが、事実と証明する史料は持ち合わせていません。 1960年ごろ、ソ連は10~50メガトンという強大な水爆実験をしていました。その水爆を利用して山を崩して農地にしたとか、水路を作ったとかいう話は聞いたことがあります。でも残留放射能のため全く使えなかったとのことです。 不確かな情報で申し訳ありませんが、土木工事に利用したのは事実だと思います。
- amanita
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No.1です。 すみません。 「核兵器で作った湖」は勘違いでした。 セミパラチンスク核実験場のクレーターに 水がたまっただけで、意図して人造湖を作ったわけではなかったようです。
お礼
回答ありがとうございます。 クレーターに人工湖・・・これまたスケールが大きいですね。
- amanita
- ベストアンサー率41% (59/141)
これかなぁ? http://www.chugoku-np.co.jp/abom/nuclear_age/former_soviet/011202.html 以前、NHKスペシャルで、「核兵器で作った湖」というのを見た記憶があるのですが、うまく見つけられませんでした。
お礼
非常に詳しい回答ありがとうございます。 これら全てを大まじめに取り組んでいたと思うと それだけで、ある種の恐怖を感じますね。