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水田転作率と都市化
今、転作率について調べているのですが 例えば都市化が進行している地域は、田畑の面積が減っていくと考えられますよね。 同じ県内であっても、その地域では他の地域に比べて、転作率は下がるのでしょうか? 県内はすべて同一品質の米を作っているとします。 非常にあいまいな質問で申し訳ありません。
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現在は水田農業構造改革対策に参加する人間にだけ生産面積を配分する方式に変わっているため、従来の転作率という概念はなくなっています。 一応、従来の対策の上での考え方で御回答いたします。 ただ、質問がよくわからないのですが、 転作率というのは、転作する面積/全水田面積のことでいいんでしょうか? そして御質問の趣旨は「水田が減っていく地域については、水田面積を一定以上確保するために転作率を下げるように配慮するのか?」ということなのでしょうか? 取りあえず、この前提でお答えします。 転作面積の配分については、都道府県ごとにルールが違うので、全体を説明できませんが、基本的に水稲の比重の大きいところは小さく、そうでないところには大きく配分する傾向があります。 御質問の都市化されている地域については概して、農家経営に占める水稲の比重が低く、かつ耕作意欲も高くないため、むしろ転作率は高めに設定されます。 また、農地転用により農地でなくなった水田については、本来、転作田としては認めないのですが、3年間は生産調整の面積と見なしても良いというルールがあったため、都市化されている市町村ほど、農家に耕作をやめて貰わなくとも良い水田を持っていることになり、その分面積を多く配分するという面もありました。 今の制度については担当したことがないので、詳細はわかりませんが、基本理念は変わっていないと思います。