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バロック時代の調号の数
バロック時代は記譜の際、長調と短調では調号のつけ方が異なるようですが、ニ短調は調号なしですがなぜでしょう?他の調の場合は具体的にどのようになるのでしょうか? 知りたい調 ハ長調・ト長調・ニ長調・イ長調・ホ長調・ロ長調 イ短調・ホ短調・ロ短調・嬰ヘ短調・嬰ハ短調・嬰ト短調 ヘ長調・変ロ長調・変ホ長調・変イ長調・変ニ長調・変ト長調 ニ短調・ト短調・ハ短調・ヘ短調・変ロ短調・変ホ短調
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noname#192232
回答No.1
教会旋法の名残りなのか,平均律の考えがまだ十分に確立されていないためなのか,理由はよく分からないのですが, フラット系の短調やシャープ系の長調では本来の調号から♭や♯をひとつ少なくして書く習慣があったようです。 ニ短調なら調号なし,ト短調なら♭ひとつということになります。 下記ページの下段の方にバッハの小フーガト短調の楽譜が載っています。 ト短調ですが♭はひとつです。 http://www7.plala.or.jp/machikun/fupuea.htm 臨時記号が必要になりますが,これも現在と違って同小節内なら有効な音符にもひとつひとつ臨時記号が付けられていたようです。 市販譜では見易くするために不必要な臨時記号の繰り返しは省略(編集)されています。 (ついでに前回のト長調の件で) ポリフォニーと和声的効果,作曲技法次第ではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 どうやら導音と短調の第六音は調号に含めないようですね。 どうやら変ホ長調とヘ短調はフラット3個、ホ長調と嬰へ短調はシャープ3個となり完全を意味する三位一体に繋がりそうですね。 P.S. この時代に変ロ短調や変イ長調、ロ長調、嬰ハ短調がないのは調号が4つというのは上の説明で言えば蛇足であってなおかつ和音の響きが悪いという考えで主調として作曲されなかったのではないかと思いました。