- ベストアンサー
[漢文] 高啓 掛軸の詩
はじめまして。掛軸に 高啓 の 詩 と思われるものが 書かれております。 掛軸に描かれているものの中から判読可能な漢字 「去方深、山扉雨中掩」から検索した際に 中国のサイトでヒットしました。 題名は「雨中(?)遮山」らしいです? http://66.102.7.104/search?q=cache:PHHASzpaKQIJ:www.hehua.org/hometown.htm+%E5%8E%BB%E6%96%B9%E6%B7%B1%E5%B1%B1%E6%89%89&hl=zh-CN 掛軸で使用されている漢字とは全く同一ではございませんが、 (昔の中国語と日本流の漢文の違いからくるもの?) おそらく高啓の詩であると思います。されど、日本語で検索しても 詩を解説したサイトがみつかりません。 どなたか、この詩の意味を教えてくださいませんか? どうぞ、宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
高青邱(高啓)は明治時代日本漢詩人に最も愛読された詩人。私的にも好きな詩人の一人。高青邱の詩話を参考URLに示す。雨中過玉遮山二首之一。 松頭急風回。 松の梢の風は凄まじく吹き回って 飛雨不到面。 飛ぶ雨も横に飛沫し顔にもかからぬくらい、 何処豁清愁。 何処に往けば清愁を消し尽くして 千山一人見。 千山を一人で思いの儘に眺めることが出来ようか。 雨中過玉遮山二首之二。 鐘を聞いて、その寺を尋ねたいが為に、蒼茫の中に分け入ると 谷あり、山あり、路はなかなか捗らず、落葉は愈々深くなると 雨中に山扉を閉じて居る處があって、はじめて、その寺であることを知った。「詩意は全訳を解るより、個々の感性で読み取ることも必用。」 以上。
その他の回答 (2)
- walk-hawk
- ベストアンサー率43% (82/189)
こんばんは。#1様の回答を横から見て、図々しい差し出口ではありますが、 第一句は?ですが、第二句以降は「谷に分け入り、また山に分け入る。落ち葉は地面に深く降り積もり、雨の中、山中の家の戸はひっそりと閉ざされている」くらいの意味でしょうか。 連作の第一首からして見て、これは山中を愁いを抱いて一人で旅する孤独な詩人の心境を詠んだ物のようですから、孤独あるいは孤高、漠然とした憂愁、侘びしさ、等が感じられるように思います。 この詩を選ばれた方は、このような感慨が胸におありだったかとも。 第一句は・・・尋鐘て何だろう。時間を聞く、とかかな。時を聞いて、おもむろに茫々たる緑の山中へ踏み込んでいく、とか?わかりません(汗) #1様へ横入りの失礼をおわびいたします。失礼いたしました。
補足
お礼遅れまして申し訳ございません。 ただいま仕事から帰宅致しました。 早く帰宅できた日に改めて御礼申し上げます。 (ならびに質問させてくださいませ)
- nunu8888
- ベストアンサー率46% (7/15)
この詩は題名「雨中過玉遮山、二首」の一種。 五言絶句。 尋鐘入蒼茫。 鐘を尋ねて蒼茫に入る、 一澗復一(山 奄)。 一澗復た一(山 奄)(えん)、 落葉去方深。 落葉 去って方に深く、 山扉雨中掩。 山扉 雨中に掩う、 〇玉遮山は陽山の南に在り、旧誌に査山となす。 雨中に玉遮山を過ぎて作った詩。二首の一種であるが この詩よりも先首一首のほうが趣があり有名。
お礼
一年かけて調べていたものが、斯様に一瞬で、、 ありがとうございます。 nunu8888さん、ありがとうございます。 二首の一首ということですが、これを書いた方は 漢詩に精通しておりますので、敢えて先首ではなく 後首を用いたものと思います。 この当時の筆者の状況は 米寿を迎えている。 戦後の逆境から這い登り、 当時の日本は急成長を迎えた。 ただ、余りにも日本人の精神が 落ちぶれ始めていることを心配に思ってます。 > 鐘を尋ねて蒼茫に入る、 鐘を尋ねるとは、この詩ではどのような意味があるのでしょうか。 > 一澗復た一(山 奄)(えん)、 すみません。意味がわかりません。。 > 落葉 去って方に深く、 これは米寿を迎えた自分を落葉にたとえているのでしょうかネ > 山扉 雨中に掩う、 山扉、掩う、とは何のことでしょうか。
補足
お礼遅れまして申し訳ございません。 ただいま仕事から帰宅致しました。 早く帰宅できた日に改めて御礼申し上げます。 (ならびに質問させてくださいませ)