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古文文法の質問
(1)〔心もとなくぞ思いたなる〕の「なる」は? で、答えは伝推らしいのですが、なぜなのか、課程がよくわかりません。 私は「たなり」が「たるなり」が省略されたものとすると、「なり」は連体形接続になって「断定」ともなる気がするのですが・・・?? (2)〔かく仰せられば、〕を訳せ。 答えの訳は「このようにおっしゃったならば」 私は「このようにおっしゃったので」としました。 「られ」は未然も已然も「られ」ですが、なぜ私の答えだと間違いなのでしょうか? ★(1)(2)両問とも問題文〔〕は抜き出しで、前後の文はありません。
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「たるなり」を解読せよ、とだけといわれたら、 完了の「たり」の連体形「たる」+断定の「なり」 の場合と、 完了の「たり」の連体形「たる」+伝聞推定の「なり」の場合 が考えられますが、 この場合「~~たなる」と、「たり」が撥音便になっています。 「たり」が撥音便になるのは、あとに伝聞推定の「なり」が続く場合だけです。そういう法則(?)です。 逆に、「たり」のあとに断定の「なり」が続く場合は、「たなる」とはなりません。絶対に「たるなり」です。 詳しくは、文法書の「助動詞の音便」のところに書いてあると思います。 それと、「仰せられば」の問題について 「られ」は尊敬の助動詞「らる」です。 「らる」は未然形が「られ」で已然形が「らるれ」です。 だから「未然形」+「ば」で、「このようにおっしゃったならば」であってると思います。 もし問題が、「かく仰せらるれば」だったら、「已然形」+「ば」なので「このようにおっしゃるので」が答えだと思います。
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- corochan
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(2)のほうは、 「かく仰せられば」の文章で、見るべき所は「ば」です。 ・「らり」は、未然形も已然形も「られ」なので、少し戸惑う人もいるかと思います。 ★でも、見分け方はちゃんと存在します。★ ・「ば」を見てください。 古文の「ば」には、2つの使い方をします。 ・1つは「確定条件」の「ば」です。これは、古文ならではの訳し方で、「~ので」と「~と」の2つの訳仕方を持ちます。 これは、已然形から繋がる「ば」の訳仕方です。已然形は、「~られ」「~けれ」の形から繋がります。 ・もう1つは「仮定条件」の「ば」です。こちらは、私達が現在日常で使う「ば」で、(もしも、明日が晴れだったならば)などの意味を持ちます。 ★ですから、この文章の「ば」の意味は、仮定条件の方だと考えられます。
お礼
「ば」の使い方はしっているのですが、形が同じだとどっちにするかで迷うのです・・^^; とすると、判断は文脈でしょうか・・。 ありがとうございました。
お礼
(1)の方はもう一度参考書をみて確認してみます。^^ (2)はよんでわかりました! ありがとうございました。