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平家物語の「おごれる人」を文法的に説明すると?
「おごれる人も久しからず」という平家物語の文について質問です。 ここにある「おごれる」というのを、文法的に説明するとどうなるのでしょうか? 「おごる」というラ行四段活用の語尾は、「ら・り・る・る・れ・れ」だから、この場合已然形ですよね?では、おごれ「る」の「る」はなんなんでしょうか?受身、可能、自発、尊敬の助動詞の「る」かと思ったんですけど、それは未然形接続だし、未然形以外に接続する場合なら「らる」を用いますが、「らる」の活用形に「る」というものは無いし・・・。よくわかりません。どなたか教えてください。
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はじめまして。 ご質問: <「おごれる」というのを、文法的に説明するとどうなるのでしょうか?> 1.文法的には おごれ:ラ行四段活用「おごる」の已然形 る:存続の助動詞「り」の連体形 となります。 2.おごる「奢る」は、「勢いにまかせてわがままな振る舞いをする」ことを意味します。 3.この「り」は存続の用法で、「奢る」という行為が継続して続いていたことを示します。英語で言う「現在完了」の用法で、過去から今までずっと続いてきた、という過去から現在までの時間幅に言及する用法です。 4.連体形になっているのは、その後にある「人」という体言を修飾しているからです。 以上ご参考までに。
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- tomajuu
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No.1さん同様、助動詞「り」だと。 「存続」を表す助動詞「り」の連体形「る」(・・・ている、・・・てある)。 四段活用の已然形に接続し、次に体言へとつなげる・・・ 「奢る(驕る)」(ラ行・四段)の已然形・・・「奢れ」 +存続を示す「り」の連体形「る」 =「奢れる」・・・「奢っている」 「おごれる人も」=「おごっている人も」 ・・・ではないかと。
>おごれ「る」の「る」はなんなんでしょうか? 助動詞の「り」だと思いますが、自信のある方お願いします。
お礼
助動詞「り」を全く考えていませんでした。どうもありがとうございました☆