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定常磁場のディラック方程式と相互作用ハミルトニアン
相対論的量子力学を勉強しているのですが、わからないところがあるので質問です。 一様定常磁場B内の電子(質量m、電荷-e)を考えたとき、ベクトルポテンシャルをAとして、電子の従うディラック方程式はどのようになりますか?? また、そのディラック方程式を用いて、電子のスピンと磁場との相互作用ハミルトニアンを H=e/2m(σ・B) と示すことは出来ますでしょうか?? 図書館などでも調べたのですが、わからなかったのでどうぞよろしくお願いします。
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- KENZOU
- ベストアンサー率54% (241/444)
参考URLの「相対論的量子力学」をご覧になられてはいかがでしょうか。
- shiara
- ベストアンサー率33% (85/251)
ディラックの量子力学の本に載っております。概要のみ示します。 電磁ポテンシャルがある場合のディラック方程式は、古典論でのやり方と一緒で、エネルギー・運動量Pμにe/c・Aμを付け加えます。こんな式になります。 ((P0+e/c・A0)-ρ1(σi・(Pi+e/c・Ai))-ρ3mc)ψ=0 この式に(P0+e/c・A0)+ρ1(σi・(Pi+e/c・Ai))+ρ3mcを掛けて整理すると、σと電場、磁場の相互作用の項が現れます。 さらに、エネルギーを古典的な形式に近似します。つまり、E=mc^2+E'とし、E'を1次の形に近似すると、eh'/2mc・(σ・H)の項が現れます。 このほかに電場との相互作用の項も現れますが、シッフの量子力学によると、電場との相互作用の項は、eA0に比べて(v/c)^2のオーダーなので、非相対論的扱いでは、無視されるそうです。
- ojisan7
- ベストアンサー率47% (489/1029)
たしか、昔やったことなので、詳しい事は忘れてしまいましたが、ディッラック方程式では四元ベクトルポテンシャルAμ(3元ベクトルポテンシャルとスカラーポテンシャルを併せたもの)を使っていたような気がします。