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縄文土器・土偶を、制作者(縄文人)の心理的な観点から分析した著作・サイトはありませんか?
時折、茅野や御代田の縄文博物館を訪ねるのですが、いつも思うんです。 「この摩訶不思議なデザインを考えた人(縄文人)の頭の中はどうなってるんだろう?」と。 土偶の解釈としては一般的に「多産・豊作の象徴」などと紋切り型に記述されていますが、どうも「それとこのデザインは自分の頭の中で結びつかない……」のです。 考古学者の方々も、大昔の事ゆえ不用意に根拠のない持論の展開は出来ない、それ故の「無難な見解」になるのは分かるのです。が、それで終わっていいの? とも思うんです。 「これこれこういう理由で、必然的にこういうデザインになった」と、胸のつかえが一気に晴れるような明快な解釈をした著作・サイトなどはないでしょうか? 特に、往事の縄文人の生活環境などから推理して、心理学的な観点から縄文土器・土偶のデザインの必然を示したものなど。 どなたかよろしくお願いします。
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紹介サイトはできませんし、質問と離れますがすみません。 同じ事をやれば、解る気がしますよ。 私は陶芸をすこし齧りますので、縄文人の気持ちは理解できている気がしてます。 同じ赤土をいじって、女性人形を作り、何回か焼いてみれば、セクシーな造形に似せた人形で、最も割れない形は土偶形になります。 縄文は、へらで深く切り込みを入れると焼いた時そこから割れるので、型を押し付ける事になります。 型を作らないと、でき合いで間に合わせる事になるので、布や紐を押し付けます。布の一種の寒冷紗の肌地の陶器は現在でも一般的です。 ほとんど技術的な問題なんですよ。 同じ道具を幼児に与え、お母さんを作らせたら、現代でもほぼ同じものができます。 クレヨンしんちゃんなんて、ケツがでかいとかブラジャー仮面とか、胸と尻の大きさでしか女性を表現できないですから。 過飾に飽きると、実用とシンプルが好まれるので弥生土器になります。 これはロココとマイセンやギリシャ様式と同じです。 歴史は、有史以前から繋がっている証拠でしょう。 考古学者の想像にはちょっと違和感を感じます。
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- onbase koubou(@onbase)
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◎ 「この摩訶不思議なデザインを考えた人(縄文人)の頭の中は ◎ どうなってるんだろう?」 それを解明するために考古学者は、いろいろ研究しているんですよ。これが解明されれば少なくとも縄文土器や土偶の研究は「終了」です。 しかし、当の縄文人がそのことを書き残さず、生き残ってもいないので「永遠の謎」であり、研究者は様々に推測するしかありませんし、現在でも研究は終わっていません。 数多くの研究成果から研究者間の共通認識されたものが博物館や一般書籍で説明されるので「無難な解説」になってしまうのです。 なので質問の答は「学術論文を読んでください」あるいは「自らが研究してその謎を解いてください」ということになります(^-^;)。 なおANo.1の回答にある「子供がつくたら同じようになる」というのは学説でもあり、実際に「児童画と原始絵画」の比較研究をしている論文もあるようです。 これは「幼児から大人への脳の発達過程」と「原始人から現代人への脳の発達過程」が同様の傾向を示すため、と考えられているそうです。
お礼
回答ありがとうございます。「児童画と原始絵画」の比較研究というのは興味深いですね。現代のように人工物がほとんどない環境だからこそ、ああいうデザインが生まれたのかもしれないですね。あの時代に思いを馳せるのは結構楽しいです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。なるほど! 制作上の問題をクリアするとああいう形になる! びっくりしました。大いに納得です!