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縄文土器・弥生土器について

 僕はある高校の地歴部に所属しています。 いま、秋の文化祭に向けて土器を焼く計画が始まっています。 顧問の先生が言うには、実際に使うときに丈夫にしておくために、 粘土をこねている段階で何かを混ぜてから成型して焼くそうですが、 どの文献にも土器の焼き方について触れた文献はなく、 どうしたらよいのかわかりません。 どなたか縄文土器・弥生土器について詳しい方、 粘土の段階で何を混ぜていたのか教えてください。 「本で見たよ。」という方は、 その本の名前・著者名等も教えていただけるとさいわいです。

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回答No.7

3/3 あと、注意しておくことは、あまり大きな作品を作らないようにすることじゃ。 というのは、野焼きの場合、窯で焼くのと違い、作品全体の温度が均一にならない ので、作品が大きい場合、表は焼けたが裏はまだというような状態になりやすい のじゃよ。 物差しで計ってみるとよくわかると思うのじゃが、焼き物というものは焼けると 2割程度縮むものなのじゃよ。だから、焼けた面は縮んで小さくなろうとするが まだ焼けていない面は元の寸法のままなので、作品に大きな歪が生じて、これまた、 ボンという音とともに大爆発をおこすのじゃよ。作品の大きさは15cm以内であれば 割れることも比較的少ないと思うのじゃが、どんなもんであろうのう。 文化祭には大勢、友達も見に来ているとおもうので、この爆発した時に飛び散る 焼き物の素焼きの破片が目などに入ると大変なので、焼いている場所から5mくらい の所に縄でも張ってそこから中には入れないことじゃな。怪我をさせると 詰まらぬぞよ。 あと、焼くときにはあらかじめ藁などを燃やして灰を作っておき、作品をその 灰の中に埋めてさらに、その上に割れた素焼きの植木鉢などをかぶせて、その上で 焚き火をすると良いというような話を読んだことがあるぞよ。 マロはこういう焼き方をしたことがないので、あまり詳しいことは分からぬが 怪我やヤケドに気をつけて文化祭を楽しんでチョ。

bsb
質問者

お礼

三回にもわたってご丁寧にありがとうございます。 文化祭当日に焼くのを想定していただいたみたいですね。 本当は文化祭当日に生で焼けるといいんですけど、 時間がかかる上に教師同士(特に生徒指導部+環境衛生部+府教育委員会) がうるさいので夏あたりに焼いたものを出す予定です。 お客さんに歴史に生で触れてもらうには生で焼くのが一番いいのは 顧問の先生や僕らが一番良くわかりますからねぇ。(この点では一生後悔すると思いますが…。) で、その「シャモット」というのは実際に弥生人や縄文人が土器を作るのに使用していたのでしょうか?今年は本格的に実際に縄文人や弥生人が使っていたもので、現代でも手に入れることができるものは入れようということになっていまして…。

その他の回答 (6)

回答No.6

2/3 …と長くなり、申し訳ないのじゃが、ご質問の粘土に入れるモノについて 教えてしんぜよう。 それはじゃな。『シャモット』という粉なのじゃよ。何処に行けば売っているか というと陶芸の材料を売っている所にゆけばあるとおもうが、東急ハンズにも あるかもしれないぞよ。この『シャモット』という粉は一度焼いた粘土の粉 で、これを入れることにより急な加熱、冷却に耐えるようになると言われて おるのじゃ。マロは入れたことがないので、確かなことは分からぬが、タブン いれた方が割れにくいとおもうぞよ。 楽焼にはいれるのじゃという話を聞いたことがあるぞよ。沢山いれると細工が しにくくなると思うので1~2割程度入れて様子を見ながらやってみることじゃな。 どうしても手に入らぬ場合には素焼きの植木鉢を買ってきて金槌で叩いて粉を 作っても、『シャモット』を作ることはできるぞよ。しかし、この時、『シャモット』 の粉を吸い込まないように気をつけないと珪肺という恐ろしい病気になるので 気をつけることじゃな。

回答No.5

1/3 お困りのようじゃな。ではマロが教えてしんぜよう。マロは連休で ヒマなのじゃよ。 土器を焼きたいそうじゃが、焼き物を焼く時は普通、窯といって 耐火レンガでできた部屋に入れて焼くことは知っておるであろうのう。 こうすれば、熱が逃げにくいので、高温にしやすいし、焼成する最初の 段階で、少しづつ加熱することで焼き物が割れるのを防ぐことが できるのじゃよ。 焼き物を焼くときは焼く前にしっかりと粘土でつくった器を乾かすこと が必要なのじゃが、いくらよく乾かしても粘土の粒子の間に水分が 残っており、また結晶水といって粘土鉱物中にも水分があるので こうした水分が加熱時に器から外に出てくるのじゃ。 このため、急に加熱すると器の粘土の中で水分が大きくふくれ、ボンという 音と共に爆発するのじゃよ。 特に、文化祭で縄文式土器のようなのを作る場合には、少し掘りこんだ 穴の中によく乾かした土器を並べて、その上に藁などをかけて野焼する のではないかと思うのじゃが、こうした場合にはどうしても加熱する 速度が速くなりすぎるため、ボンという音とともに器物が破裂する ことが多いので気をつけることじゃよ。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.4

土器の製作となると単に材料がどうかといった問題だけでなく,色々とテクニック的なものもあるかと思いますので,専門家にお尋ねになった方が良いと思います。 インフォシ-クで陶芸家の会田不死人のペ-ジ(参考 URL)を見付けました。氏は「埴輪」,「縄文式土器」,「縄文土偶」,「弥生式土器」などの古代遺物と縄文オカリナの製作を主な仕事にされているようです。また,最近では陶芸教室やオカリナ教室も多く指導している,との事です。さらに,生の音を大切にしたマイクを通さないオカリナのコンサート活動も各地で行っているそうです。 このペ-ジからはメ-ルによる連絡もできますので,お尋ねになってはいかがでしょうか。陶芸教室などもされているとの事ですので,場合によっては,夏休みなどに2,3日教わりにいかれてもよいかも知れません。

参考URL:
http://www2.ocn.ne.jp/~kobanawa/
  • kuniuni
  • ベストアンサー率38% (116/305)
回答No.3

滋賀県に、「弥生の森歴史公園」という施設があります。 ここでは、まが玉作り、土器作りの実演をしてます。 ここでも、「粘土は野焼き用に調合した特製粘土を使用」とのことなので、電話などで、調合について聞いてみたらいかがですか。 http://www.biwa.ne.jp/~hohoemi1/moyoshi/yayoitaiken.htm 前に、紹介した 広島県埋蔵文化財調査センターも、電話などで問い合わせれば、教えてくれると思いますよ。 http://hmaibun.d-net.co.jp/INDEX.ASP akasatさんも書いていらっしゃるように、文化財調査センターの学芸委員や研究員さんなどのスタッフの方々は、自分の所属、事情を話せば、時間があればいろいろ教えてくださいますよ。なにせ、研究者というものは、教えたがりですからねぇ。

  • akasat
  • ベストアンサー率0% (0/4)
回答No.2

土器の制作技術に関しての文献に、潮見浩『図解技術の考古学』有斐閣1988 大田区立郷土博物館編『ものづくりの考古学-原始・古代の人々の知恵と工夫』2001東京美術、の2冊があったと思います。『図解技術の考古学』は最近改訂版がでたので本屋においている確率も高いし、注文でも取り寄せれるはずです。図書館でもおいているかもしれません。もう1冊は手に入れるのは難しいかもしれません。土器焼きの実験はいろいろな機関でやっているはずです。愛媛県埋蔵文化財センターが出しているセンター報にものってたはず。考古学の展示のある資料館とか埋蔵文化財センターとかで、学芸員の人とかに質問してみたらアドバイスをくれるかもしれません。学校の先生に学芸員の人にコンタクトをとるにはどうしたらいいかとかそのあたりを相談してみればいいのではないかと思います。

bsb
質問者

お礼

ありがとうございます。何とか潮見浩氏著書の本探してみます。

  • kuniuni
  • ベストアンサー率38% (116/305)
回答No.1

素地土つくりについて書いてあります。 縄文土器作りパンフレットの「11.素地土作り」 http://www5.big.or.jp/~tomaibun/jomondokitukuri/dokipanf11.html 弥生土器を作ってみよう http://hmaibun.d-net.co.jp/mukashi/04_p02.htm 出前考古学教室を企画している(財)石川県埋蔵文化財センター企画課(http://www.ishikawa-maibun.or.jp/maibun/demae/demae_annai.htm#top、tel.076-229-4477 )では、「縄文土器をつくろう!」という企画をしており、砂粒が適度に入っ野焼きに適した粘土も用意しているので、主旨を説明すれば、情報が得られると思いますよ。

bsb
質問者

お礼

ありがとうございます。 お書きいただいたアドレスのHPへ これから行ってきます。 出前考古学教室はちょっと無理ですが、 (僕大阪在住なんで…。) 何らかの情報があるかもしれないので行ってみようと思います。 ありがとうございました。

bsb
質問者

補足

縄文土器の情報はお書きいただいた情報でうまくいきそうです。 御礼をしておいてあつかましいかもしれませんが、 弥生土器関連の情報もどなたかからいただけると幸いです。 皆様からの情報お待ちしております。

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