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靖国神社と首相などの公式参拝
ドイツの戦争指導者であったナチスとヒットラーは戦後、ドイツ国内法に寄って非合法化されました。いまでは、彼らの特徴的だった敬礼法を公の場で真似することさえ、ドイツ国内法で罰せられるそうです。ヒットラーを祀る霊廟や神社等、ドイツにおいて存在しない。 一方、日本における戦争責任者、指導者として処刑された東条英機が合祀されている靖国神社は「ヒットラーの霊廟にシュレーダー首相が公式参拝する」に相当する、国際ルールの違反ではありませんか?
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この問題の根本にあるのは、死んだ人を神として祀るという習慣が日本にあるということを外国、特に中国や韓国がどれだけ理解しているかということです。 キリスト教やイスラム教の国では一神教であるがゆえにいかなる英雄でも神としては扱われません。 中国や韓国では関羽や李舜臣は英雄ですが、彼らの部下の一兵卒までも英雄として祀られてはいませんし、神そのものという扱いは関羽や李舜臣とて受けていません(関羽は皇帝の称号は贈られて関帝廟に祀られてますが)。 これに対して日本にはもともと八百万の神々というくらいで多神教である上に怨霊信仰の影響で、英雄だけでなく非業の死を遂げた敗者も神として祀られ大事にされます。それらには吉田松陰や菅原道真など、いくらでも例があります。 中国人や韓国人が靖国に反感を露にするのは、こうした日本人の習慣を知らないために、戦争責任者や戦争で悪いことをした奴らを神として祀るとは何事だ、全然反省していない、と思うからではないでしょうか。 戦争責任の一端が日本にもあることを認めた上で、これらの習慣をマスコミやホームページを通じて、一般国民に知らせたり、中国側や韓国側も歴史的に日本に悪いことをやってきたことがないわけじゃないと主張することが大事だと思います。
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- fukudon
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回答としては質問者の意図に沿わぬかも知れません。 参拝問題については、このサイトなどでも教えて貰い 諸事を理解はしてきましたが、どうみても参拝者は法律とか政治から離れて手を合わせているとしか思えません。 それを、法律にてらしてとか、周辺国との政治的配慮とか、周囲が後から騒ぎ立てている感がします。 周辺国も本当は参拝自体を問題にしているのではなく、日本との交渉の駆け引きや、国内問題から民衆の目をそらす格好の材料として利用しているような気が します。法律や文化は二の次、三の次ではありませんか。 マスコミが参拝者に纏わりついて騒ぎ立てている限り、この問題は解決しないと思います。
- Tsan
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東条英機他A級戦犯とされた人達はヒットラーと同等に扱わないといけないことしましたっけ? 質問者さんは靖国神社のことを良くご存知なのでしょうか。 また、極東軍事裁判でA級戦犯とされた人達の罪状を熟知されているでしょうか。A級、B級、C級の先般の違いはわかりますか? 朝日新聞や中国人、朝鮮人が悪いといっているからいけないと思っていませんか? A級戦犯として処刑された人達はヒットラーのような明確な罪はないと思われます。極東軍事裁判で無罪判断をしたインドの判事、パール博士に関する資料を探してよく読んでください。ありもしないでっち上げの罪を事後法で作成し裁いています。私見ですがA級戦犯にされた人達はあの戦争を終結させたあとの始末をつけるための人身御供、戦争責任をかぶるつもりでいた天皇の代わりに死んだ人達です。おそらく欧米諸国はそこのところを踏まえて靖国神社についてはとやかく言わないと思われます。 中国はこのことを承知の上で日本から有利な条件を引き出すために騒ぎ、朝鮮半島は宗主国の中国が騒いでいるので子分としてなんだか知らないけど騒ぐという具合でしょう。 靖国参拝についても1945年以降、先の大戦で対立していた国家の元首や大使、ほか宗教指導者、軍人(なんと韓国陸軍士官も!!)参拝していますよ。
- popesyu
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日本の国内法、平和条約第十一条による刑の執行及び赦免等に関する法律で彼らは赦免されています。 国際ルール?では国立墓地についての取り決めというのは何もありません。私が知らないだけで質問者さんが知っているのかもしれませんが。もしそういう条文があるなら教えてくれるとありがたい。
- tequilagogo
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思いません。 そもそもナチスの存在が戦後非合法化されたのは単に戦争を指導しただけではなく、元々過激な人種差別主義を根幹とした非人道的な集団だからです。 戦前の日本政府は確かに道を誤ったと思いますが、存在の本質が非人道的なのではありません。 例えば東条英機は内閣総理大臣でしたが、当時の日本内閣は元々周辺諸国の民族虐殺目的で出来た集団でも戦争目的の集団でもありませんでした。平和な外交活動をしたって内閣は内閣に変わりありませんよね? しかしナチスが人種差別を止めたらナチスではなくなるんです。平和的なナチス、人種平等を唱えるナチスは存在しえません。 だからこそナチスは存在そのものが非合法化され、当時の構成員は時効無しにいつまでも追い詰められるのです。 たまたま同時期に連合国相手に戦争していたからって、本質の異なる旧日本政府とナチスを一緒にするのは非論理的です。 戦犯合祀は個人的にちっとも良いとは思っていませんが、本質の違うものと一緒に論じたって問題解決にはならないと思います。
- koba-shonen
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どこの国にも、先の大戦あるいはその他の戦争で、兵隊として出征して犠牲になった人に対する戦没者慰霊の施設はあるでしょう。 日本の場合はそれが靖国であるわけです。 したがって、戦没者慰霊の施設にその国の首相が行くこと自体、何が悪いのでしょう? ただし、日本の場合は靖国が「神社」であるため、政教分離といった部分で問題があるわけで、別にそれは国内の問題であって、国際ルール云々の問題ではありません。 個人的に、首相の靖国公式参拝には反対ですが、それは上記理由によるもので、隣国の感情云々はとやかく言われる問題ではないと思います。 ただ、靖国には240万余りの戦争犠牲者が祀られています。それを、たかだか数人の戦争指導者が含まれていると言うだけでないがしろにしても良いのか?と私は思いますね。
- gokuh_
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飛躍しすぎではないでしょうか。 ドイツはドイツ、日本は日本、イタリアはイタリアとそれぞれの国別事情と対戦国等の意思によって個別に戦後処理が行われている以上、別個に考えるべきです。 長くドイツが分断されたり、ドイツ軍・イタリア軍が存在し日本だけ自衛隊というのも国別の対応の結果でしょう。 ドイツはキリスト教が主要な宗教ですから、死者を弔う事はあっても祀る事は余程の聖職者でないとありません。 一方、靖国神社は日本の神道に基づいていますので、東条英機に限らず一兵卒から一部軍属に至るまで祀られている訳です。 慰霊方式を国内の諸事情で論議する事は当然の事と思いますが枢軸国側の一国の例で持って右に倣う事が国際ルールの範疇にはならないと感じます。
- Kyonsama
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国際ルール違反じゃないんじゃない? 日本の場合はきちんと極東でさばかれたんだし。 国際慣習法として規範化したわけでもないし。サンフランシスコで拘束されるわけでもないし。 あくまでも人倫の大本や倫理に反するだけだと思います。 かつては靖国は戊辰戦争戦没者だけだったのに・・・ 争われるのは、参拝によって信条が害されたとか、精神的苦痛をこうむったとかですが、判例は理由不十分とするか、判断に踏み切らないだけにおわってますね。
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お礼
私個人としては、特定の意見を持っていた訳ではありませんが、 たいした下調べもせずに、ふと疑問に思ったことを質問したら、 思いがけず多くの回答を皆さんから寄せていただき、ありがとうございました。