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なぜ不戦の誓いであっても首相の靖国神社参拝は非難されるのでしょうか
死者を悼み、不戦の誓いをするとしても、首相の靖国神社参拝が非難されています。なぜなのでしょうか。非難する理由が知りたいので、教えていただけませんでしょうか。 ・国際摩擦を回避するため ・政教分離のため という理由はよく聞きます。 しかし、A級戦犯合祀が問題のように言われることについて、私は次のように考えています ・「死ねば仏。全ての霊はもはや罪を問わずに平等に扱う」 ・「祀られている246万6532人の内の元A級戦犯は14人だけであり、ことさら重箱の隅をつつかなくてもよい」 ・「不戦の誓いは、戦争指導者にしてこそ重い意味をもつ」 しかし、この考えは、参拝反対論者には受け入れられないのだと思いますが、それがなぜなのか分からないのです。 お叱りのご意見もあると思いますが、どうかよろしくご教示こださい。
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No.9です。 どうも言いたかった事が質問者の方に正しく伝わっていないようなので、再度回答させていただきます。大変長くなりますがご容赦下さい。 >これ(「死ねば仏」)は「例え」として使ったので、「刑を執行されて亡くなった以上、もはや元(生前は)A級戦犯などととりざたすのは人権意識に欠ける」と言うことを分かりやすく言おうとしたのです。 質問に「首相の靖国神社参拝が非難されています。なぜなのでしょうか。」とあるので、小泉首相の靖国参拝が批判される理由について質問されているのだと理解しています。 で、他の方も指摘されましたが、「死ねば皆仏」という発言は、小泉首相自身のものです。(2001年7月11日日本記者クラブでの党首討論「日本人の国民感情として、亡くなるとすべて仏様になる。A級戦犯はすでに死刑という、現世での刑罰を受けている」)。 そういう発言を踏まえて、私は回答しておりますので、質問者の方がどういう言い回しを使ったかと言う事と、私の回答の内容には関係がありません。ご質問の主旨を間違えてはいないと考えます。 前回の回答と繰り返しになりますが、靖国神社では、西郷隆盛のように国家に反逆したら合祀されないし、東郷平八郎も戦死ではないから合祀されないし、沖縄戦、原爆、東京大空襲などの犠牲者も、「公務死」と認定されない限りは、合祀されません。最近、「戦前に東条元首相が合祀基準を厳格に適用するように指示を出していた」という報道がありました。 http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060806/mng_____sei_____001.shtml 戦後は、一宗教法人となったので、靖国神社が合祀対象を決定する事になりましたが、それでも、死者を選別している事には変わりはありません。それは靖国神社のHPを見れば、誰でもわかる事です。靖国神社に合祀されているのは、靖国神社の基準に合致した「国難に殉じた英霊」だけであり、一般的な意味では、確実に戦没者にカウントされる、原爆被害者などは、引き続き合祀の対象ではありません。 単純な話、A級戦犯が死刑という形で罪を償ったから神になれて、死者は平等に扱われるべきなのであれば、刑に服した事のない原爆被害者が神にならない理由はどこにもありません。原爆被害者を合祀しろと言っているのではなく、死者を独自の基準に従って区別した(=死者の一部を「仏」ではなく「神」として祀った=)結果として、今の靖国神社がある、という意味です。 小泉首相は2005年5月の衆議院予算委員会では「現に東条英機氏のA級戦犯の問題がたびたび国会の場でも論ぜられますが、そもそも、罪を憎んで人を憎まずというのは中国の孔子の言葉なんです。」と発言しています。「罪を憎んで」と言っているという事は、戦犯に罪があった事を認めている事を示唆しますが、罪を犯した人を憎まないのはいいとして、「憎まない」事が、何故「神として祀る」事につながるのか、そこに論理の飛躍があるのは明白です。 このような靖国神社の性格を、小泉首相が知らないとは到底考えられないので、死者を選別している靖国神社への参拝を批判されて、「死ねば皆仏」「罪を憎んで人を憎まず」と反論しても、屁理屈、あるいは反論にならない反論に聞こえる、という事です。 小泉首相は、大学時代の同級生、かつ、かつての同僚議員によれば、「通常の意味で、とにかく頭が悪かった。本当は頭がいいんだけど、成績が悪いといったパターンがありますが、彼の場合、ただわかんないだけ。理解カゼロなんです。」(週刊現代 2005/12/24号)なんだそうですが、それが原因なのか、あるいは、そもそも説明する事が嫌なのか、死者を選別し、特定の死者を神として祀る神社に参拝する事の批判に対して、「死ねば皆仏」とか「罪を憎んで人を憎まず」とかいった言葉で回答しても平気なようです。 しかし、A級戦犯合祀の理由を、論理的な整合性を持って主張している団体&人はいます。それは、靖国神社自身と、その思想に賛同する人です。 靖国神社のHPを見ればわかりますが、簡単に言えば「太平洋戦争は、国を守りかつアジアを解放する為の聖戦だった」というのが、靖国神社の主張です。そういう前提に立つならば、「その戦争を遂行した指導者が、A級戦犯として死刑になったりあるいは獄中で病死したりした事を、『国難に殉じた』と解釈」しても、矛盾はありません。東京裁判は、当然にして否定されます。そして、そもそも国難に殉じたという点では、その他の合祀対象となんら違いはない(と考える)のですから、A級戦犯だけを特別視する事は、『差別』になります。元々、合祀されるべき対象を合祀して何が悪い、という事ですね。 このような考え方に賛同する人の主な共通点としては、次のような主張があげられます。 1. A~C級は、罪の軽重を示すものではない。 2. 戦後の、戦犯遺族に対する遺族年金支給の為の法改正、複数の連合国各政府に対する赦免要請決議を理由に、A級戦犯も名誉回復された。 3. 東京裁判での「平和に対する罪」は事後法であり、よって東京裁判は無効(あるいはインチキ。) 1については、B級で死刑、A級で有期禁固の例もある事からわかるように、A~C級の区別そのものに罪の軽重はないのは事実だが、A級が「平和に対する罪」である関係上、A級戦犯の訴追理由には、たとえば「戦争遂行に関わる共同謀議」などがあり、A級戦犯は「指導・指揮した側」が多く含まれたのもまた事実なので、指導した側の方が、指導された側よりも責任が重い、というのは、ごく普通の考え方。 2については、戦犯遺族への年金支給は、遺族の生活を守る為のもの。赦免要請といっても、刑の執行が終了するだけの事で、裁判が「間違っていた」という事にはならない。(一般の刑事罰では、減刑と再審無罪は全然意味が違う。なぜ、A級戦犯だけが、減刑が名誉回復になってしまうのか?尚、A級戦犯で赦免されたものはいない。) 3については、国際法は、条約などで明記されない限りは、所詮慣習法なので、新しい慣習法がいつ成立したかは、どうやっても議論が分かれてしまう。また、東京裁判が如何にインチキであっても、それは日本の戦争指導者に責任がなかった事には直結しない。 といった問題があり、必ずしも説得力がある訳ではないのですが、相当独特の『解釈』はあったとしても、小泉首相の反論と違って、少なくとも論理的に一貫性があるのは事実です。そして、この手の考え方は、靖国神社やネットだけで広く見られるだけではなく、国会議員の中にすらあります。↓ずばり、「小泉総理が『A級戦犯』を戦争犯罪人と認めるかぎり、総理の靖国神社参拝の目的が平和の希求であったとしても、戦争犯罪人が合祀されている靖国神社への参拝自体を軍国主義の美化とみなす論理を反駁はできない。」といっています。つまり、小泉首相の発言と行動の不一致は、靖国参拝に反対だからそう見えるのではなく、ある靖国参拝賛成派の国会議員からみても、明らかなのです。 http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a163021.htm 上記のような理由から、小泉首相の「死ねば皆仏」理論に対して、より積極的に批判するのであれば、「口では、不戦の誓い・死者は平等とは言っているが、その行動は、一般戦没者よりもA級戦犯を神聖視している靖国神社の、『太平洋戦争=聖戦論』を支持し、A級戦犯の責任を否定しようとしている」という事になるし、より消極的な批判としては、「本心から、分け隔てなく、戦没者を哀悼し不戦を誓いたいのなら、死者を選別し、太平洋戦争を聖戦視するような靖国神社には行かないで欲しい」という意見が出てきても、別に不思議ではないでしょう。 まして、「靖国神社に行くかどうかは、心の問題」といった首相の反論は、国家が宗教と絡む場合は、その目的や効果によっては違憲の可能性が出てくる以上、首相の行動が「心」だけではすまない部分があるのは常識だし、さらに、8月15日参拝を自民党総裁選の公約にして、自ら、参拝の政治上の意味を重くしておいてから、後で「心の問題」だと言っても、あまり説得力がありません。 >日頃から、この問題に取り組んでいるのでしょうね。 このサイトで回答したり、他の方の回答を読んだりしているだけなので、「日頃から取り組んでいる」とは到底いえません。ただ、ネット上では、他人の意見を、少しずつ誤解しながらコピペしていく人が結構いるので、似たような性質の間違い・知識不足にしょっちゅうお目にかかりますから、こちらもわりと勉強する機会がたくさんあるのは事実です。例えば、(東京裁判)当時の国際法・先進国のどの法律にも「敗戦国」に「戦犯」を課した記述はない、などという説は、第一次大戦でドイツ皇帝が開戦の責任を問われて訴追された時に、日本も連合国の一つとして訴追する側に加わった事も知らずに書いているのでしょう。ま、「戦犯」を課すという日本語の意味が、私には今ひとつ不明ではありますが…。(だからといって、平和に対する罪は事後法では無い、と主張するわけではありません。国際法は、そんなに簡単な話ではありません。第一次大戦の例も知らずに、生半可な知識で意見を書いても、迫力がない、というだけです。) >参拝している本人が不戦の誓いをしていると述べているのですから、まずは、これを信じることが大切ですよね。 このサイトは、議論をして他人を説得する場ではなく、質問に対して回答する場ですから、質問者の方がどういう意見をもたれるかは、完全に自由です。「刑を犯した者が「刑期を終えれば」刑が消える、というのは、ちょっと日本語としては変に聞こえるので、完璧には意味がわかっていませんが、罪を犯した者は、刑期を終えて罪を贖えば、その後は、普通の人として扱うべき、という事であれば、理屈としては全くその通りです。(世の中での一般的な考え方では、犯罪経験者は、いつまでもレッテルを貼られ続ける事が多いですが、よい事ではないですよね。) しかし、そういう理屈に従って、(例えば)重光葵外相が、戦後の活躍を理由に、政府から勲一等をもらった(国連が勲一等をくれるわけが無い)事が、死刑になったり病死したりしたA級戦犯が神として祀られる事とどういう関係があるのか、元々A級戦犯に神として祀られる資格がある、と主張しない限りは、無関係ではないか、と思うのですが…。だから、質問者の方が「小泉首相の不戦の誓いを信じる事が大切」と考えられても、「何故、死者を選別しないはずの小泉首相が、靖国神社に言って、不戦の誓いをするのか」疑問に思ったり、批判をしたりするのも、理解できないって事はないと思うのですが、どうでしょう。 尚、誰を祀ろうが靖国神社の勝手でしょ?というのは、私は正論だと思います。A級戦犯分祀には反対です。宗教法人が、何を信仰の対象にするかは、その法人が決める事です。ただ、一国の首相の行動、それも一旦は公式の場で約束した事は、「私の勝手でしょ」ですむかどうかは、全く別の次元です。
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- lequeos
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>>なるほどなるほど。例え判決に従い死刑に服したとしても、なお、許しはしないということでしょうか。<< そういうことを申し上げているのではありません。 質問者の方は(意識的にか無意識かは知りませんが)2つのことを混同しておられるのがここで分かります。つまり、「死んだ罪人を許す」ということと「死んだ罪人を神としてまつる」ということは別のことだと言うことです。 菅原道真にも平将門にも、あるいは道鏡、平清盛その他の朝敵にも墓はあります(ました)。密かにという例もありますが、そこで遺族や関係者らはその人たちをう追慕することが可能でした。中国や古代ローマでは死後も関係者がその人を悼むことすら許さない刑罰がありましたが、日本の習慣はそういうものではない。それは、この限りで正しい指摘です。 しかし、靖国ではA級戦犯は神としてまつられています。その行為も、「追悼」ではなく「あがめる」行為になってしまいます(少なくとも、外形的にはそうなります)。私が前回の回答で指摘したのは、「死んだあとは誰でも神になるということを、日本の慣習だと言うことはできない」という事実を指摘したまでです。 >>>戦争を始めたとして断罪された戦争指導者にどのような祈りの言葉を捧げるのか、興味をそそられますね。 これは、次(別の内容も含む)のうち当てはまりますか? もしくは、解説をお願いできますか?<< というか、私としては、質問文の中で、質問者ご自身のお考えとして >>「不戦の誓いは、戦争指導者にしてこそ重い意味をもつ」<< と書いておられたことをふまえて、質問者ご自身のお考えが聞きたかったのです。 あなたは、首相の言う「追悼と不戦の誓い」は戦争指導者にしてこそ重い意味を持つとおっしゃいました。その誓いは、どういう言葉だと考えますか、ということです。あなた方戦争指導者のような過ちは二度と繰り返しません、ということでしょうか。今度は決して負けません、ということでしょうか。それとも何か別の祈りの言葉があるのでしょうか。 私自身は、質問者の方のお考えとは異なり、戦争指導者に不戦の誓いをする際の、具体的な言葉が浮かびません。ですから「興味がそそられます」という形で(逆質問で失礼ながら)投げかけた……つもりでしたが、うまく通じず手間をおかけしたことは申し訳ありませんでした。
お礼
大変失礼しました。頂いた回答の真意を取り違えてしまいました。申し訳ありませんでした。 どうも、私は小泉総理大臣が戦没者に会いに行くということにのみ着目し、その場所の意味合いについては無頓着でした。 ただ、もし、戦没者たちが死ぬ間際に靖国神社に行きたいと願っていたというのが本当なら、例えその施設が悪しき施設だとしても、年に一回くらいは、戦没者のためにお参りしてあげたいとは思います。だって、現在の施設が悪いとしても、それは戦没者には関係ないことだと思うからです。 >死後も関係者がその人を悼むことすら許さない刑罰 同じではありませんが、似たようなものに、私の祖先のお墓がある墓地に、とても立派ですが、鉄の柵で覆われていた墓がありました。江戸時代の武士の墓で、死後も牢に入れるという意味で柵に覆われていたそうです。約20年前にその牢は撤去されました。今、思い返せば、幼かった私は墓を牢で覆うことに疑問は感じませんでした。しかし、今は、人権問題として、そこまですることに反対意見がでます。これからも、多くの意見を聞き、自分の考えを磨いていきたいと思っています。 最後になりましたが、 >その誓いは、どういう言葉だと考えますか については、私は言葉は気持ちを伝えるものですから、言葉の元となる「気持ち」が大事だと思います。その気持ちは、私は、誰を非難するものでもなく、純粋に、「これからの日本は戦争をいたしません」という決意表明であって欲しいと思います。同時に、「安らかに眠ってください」という慰霊の気持ちもあると思います。 何度も回答・解説・補足いただいて、大変ありがとうございました。
まず知っていただきたいのはどのような立場の人が反対しているかと言う事です。 戦争を憎む純粋な気持ちからの人達 戦争を憎む純粋な気持ちからの人達、の振りをする人達 中国、韓国、北朝鮮など この三国に共通する事の一つに人間の心の中に公権力が土足で入って来る事を何とも思わない価値観が有ります。 小泉首相が「不戦の誓い、心の問題」等と言ってもそれが通じるのは文明人、文明国家、自由主義国家だけの話。 ところがこれらの国には人間の心に土足で入る事を当然と考える歴史が有ります。特に共産主義国家においては信仰の自由は有りえず、文明人小泉潤一郎が心の問題だといっても彼らには理解できないのです。 同様な人は日本国内にも多数生息しています。 それと国内問題、外敵を作ることによって国内をまとめる、国民の不満を外に向ける。 このような事は不安定な国家がとる常套手段、手っ取り早く安全に国内がまとまると言う事です。 ブッシュ大統領は国益が絡んでもそのような態度はとらないと思います。なぜなら心の内なる問題を政争の具にする事はアメリカと言う宗教国家の否定につながるからです。 >「不戦の誓いは、戦争指導者にしてこそ重い意味をもつ」しかし、この考えは、参拝反対論者には受け入れられないのだと思いますが、それがなぜなのか分からないのです。 それが反対論者の利益になる事と共産主義者に代表されるように心の中を土足で踏みにじる事に何の抵抗も無いからです。
お礼
ありがとうございます。 宗教に対する姿勢ですね。なるほど。国際感覚というものを磨かなくては理解できませんね。ありがとうございました。 私は、あえて自分と反対意見を聞くことに喜びを見出しています(Mじゃないですよ)。自分の世界が広がる気がします。
- lequeos
- ベストアンサー率54% (308/566)
よけいなことですが、ミスリードするといけないので。 過去の回答にあげてある「要人が靖国参拝した国」というリストですが(根拠が不明確なので断定はしませんが)そのほとんどは、外国の駐在武官や海外から日本を訪問した艦船や研修・視察団、士官学校の旅行団などのようですねぇ。こういうのは、各国軍隊の相互の礼譲としてふつうに行われていることですので、何ら特別なこと(特に靖国を肯定するような意義を持つと言うことですが)ではありません。加えて言えば、こういう人々を「要人」というのかどうかに疑義なしとはしません。ということだけ指摘しておきます。
お礼
ありがとうございました。 そうですね。誰が、どのような立場で行動したかが大事ですよね。
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。またまたすいません。 質問者さんに一つ考えて頂きたい事があります。 いつの時代でもそうですが、戦争を望む人と平和を望む人は必ず対立します。 そして、その時々ではそれらの人の綱引きが行われています。 戦争は国家がやる事ですので、戦争がしたい人達は必ず国家に取り入ります。 その結果、国家と共に自国は優れていて他国はダメであるという宣伝を行い、国民に戦争の必要性を訴え、戦争でなければダメだと宣伝し、国民を洗脳してゆきます。 第二次大戦もそうでした。 軍出身の総理大臣が首相になった頃から、平和への努力はどんどんやられなくなり、対中、対米の戦略のみが政治の議題となってゆきます。 そして、国家と結びついた戦争をしたい人達は、実質的に平和を求める人たちを攻撃しはじめます。 戦前は、治安警察法となって、戦争に反対する人を広範に取り締まりました。 これらの人たちの綱引きは今も休まず続いてます。 先日来、噛み付いてきてる方も、おそらくそれが自分の任務だと認識してるんでしょう。 私が白旗を揚げて逃げていったと解釈して頂いてかまいませんが。(笑) ただ、現在の状況ですが、靖国であろうとなかろうと戦争中、戦争遂行のプロパガンダとして重要な機能をした施設に、現在の最高位の官僚である総理大臣が参る、これ自体が、「おい、またか」って思わないのが不思議じゃないですか? これが当然であるっていう感覚がおかしいとは思いませんか? 参った時に平和の誓いを述べるからいいのだっていいますが、参拝時の首相の言葉を聞いた人なんて、そこにいる神官のみです。記者もいません。 本当は何を言ってるか、確実な事なんか何もいえないんです。 心に何を秘めているかだって、誰も見る事が出来る人はいません。 ここで一生懸命首相を応援してる人、もしかしたら首相に化かされてるだけかもしれないのです。 そこに参拝するという事は、そこを重視するという意味しか外部には伝わりません。 その靖国は戦争のプロパガンダでありシンボルだったのです。 あとは質問者さんがご自由に考えてください。
お礼
>戦争中、戦争遂行のプロパガンダとして重要な機能をした施設に、現在の最高位の官僚である総理大臣が参る、これ自体が、「おい、またか」って思わないのが不思議じゃないですか? なるほど。首相は、戦没者に会いに行っているというよりも、靖国神社という施設に行っていると捉えているのですね。 私には思いつきませんでしたが、説明されて理解できました。 実は、No.21の補足欄で質問したのですが、あなたは ・小泉総理大臣のコメント(追悼と不戦の誓い)はうそで、当人は内心は別の祈りをささげている可能性がある。と見込んでいるのですね。 確かに、疑えばそうかもしれません。誰も否定できないでしょう。 あえて私の今の意見を述べさせていただければ(決して議論しようとは思いません。誤解なきよう)、私は、相手のしゃべっている言葉を肯定的に捉えたいです。そして、理解したいと思っています。 たとえ自分と違う意見であったなら、なおさら、理解したいです。 回答いただき、本当にありがとうございました。 感謝しております。
- lequeos
- ベストアンサー率54% (308/566)
>>「死ねば仏。全ての霊はもはや罪を問わずに平等に扱う」<< たとえば菅原道真や平将門は、(語弊をおそれずに言えば)たたりをなしたからそれを鎮めるために神としてまつられるようになりましたが、そうでなければ朝敵ないし罪人のまま、「平等に扱われる」なんてことはなかったであろうことは容易に想像できます。近い例(しかも靖国の関連)では西郷隆盛もありますね。 >>「祀られている246万6532人の内の元A級戦犯は14人だけであり、ことさら重箱の隅をつつかなくてもよい」<< 246万分の1だと言われた遺族の方を思いやるばかりです。 加えて言えば、もし靖国神社の主張する、ご神体は一つであり不可分であるということを受け入れるならば、参拝されている対象はやはり「A級戦犯を含めた1つの神」なのであり、重箱の隅をつつくというような軽い話ではありません。 >>「不戦の誓いは、戦争指導者にしてこそ重い意味をもつ」<< 戦争を始めたとして断罪された戦争指導者にどのような祈りの言葉を捧げるのか、興味をそそられますね。
補足
ありがとうございました。 >菅原道真や平将門は、・・・「平等に扱われる」なんてことはなかったであろう >「A級戦犯を含めた1つの神」なのであり、重箱の隅をつつくというような軽い話ではありません。 なるほどなるほど。例え判決に従い死刑に服したとしても、なお、許しはしないということでしょうか。確かに、被害の大きさからそう思う人が多くいることは想像できます。 さて、補足欄でお願いしたいのは、次の文をもう少し具体的に教えていただけるとありがたいと思ったためです。 >戦争を始めたとして断罪された戦争指導者にどのような祈りの言葉を捧げるのか、興味をそそられますね。 これは、次(別の内容も含む)のうち当てはまりますか? もしくは、解説をお願いできますか? ・小泉総理大臣のコメント(追悼と不戦の誓い)はうそで、当人は内心は別の祈りをささげているはず。 ・小泉総理大臣のコメントどおりだとしても、それは「戦争を始めたとして断罪された戦争指導者」には、失礼な態度だ。 ・別の内容。 いかがでしょうか。 もし、お時間がありましたら、教えてください。(もちろん、無理にお願いするわけではありません。) 貴重な御意見、ありがとうございました。
- michael-m
- ベストアンサー率50% (2724/5433)
No11です。 言葉が足りずにすみませんでした。 「死ねば仏」、正しくはもう少し長い言葉でしたが…。 これは小泉さんが、いつの時のコメントかは忘れましたが、実際に言った言葉なのです。 >あと一言。靖国も新たに作る追悼施設も両方お参りしちゃまずいですかね。 もし、相談者様が、別の神社に参拝するとバチが当たると信じておられるのなら、止めたほうがいいと思いますが、私は別に構わないと考えています。 先の回答でも述べたように、祈念の対象はお宮や慰霊碑ではなく、戦争によって命を失った方々ですから。
お礼
ご丁寧に補足いただきありがとうございます。 なるほど。小泉総理大臣も、そのような説明をされていましたか。うれしいです。 >祈念の対象はお宮や慰霊碑ではなく、戦争によって命を失った方々ですから。 そうですよね。その点が一番大事ですよね。 ありがとうございました。
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
一つ書き落としがあったようですので。 >平和条約に「靖国参拝禁止」とでもかいてあるのでしょうか? 日本国憲法に「人を殺してはいけない」という記述は一言もありません。 でも人殺しはいけないのと同じ理屈です。 戦争を推進するための機関であった靖国に現在の行政官が参拝する、誰が見たって再軍備の準備だと思うでしょう。 当の靖国では、首相参拝の後、推進派の人たちから喝采が湧き上がったそうです。 何でそんなにうれしいの?ってのが率直な疑問ですね。 英霊が報われる?じゃ英霊じゃない戦争の犠牲者は? なかなかえこひいきな首相ですね。 第二次大戦前もこういう、外国を悪く言って外国制裁ブームを起こし、戦争を起こしました。 それ以前の段階での議論は全て省みられません。 満蒙は帝国の生命線という理屈が通ってましたが、本当にそうだったのか。 大陸進出してなければハルノートは関係ありませんでした。 実際に歩んだ歴史は戦争でしたが、それ以外の視点は一切無視し、ただひたすら軍事力に頼り、戦争のみを方向付ける言論がまかり通ってます。
お礼
>戦争を推進するための機関であった靖国に現在の行政官が参拝する、誰が見たって再軍備の準備だと思うでしょう。 なるほど。気付きませんでした。 つい、小泉総理大臣のコメントに聞き入ってしまいまして。 もしかして、中国・韓国には、参拝したという事実だけが伝えられていて、不戦の誓いについては民衆には報道されていないんでしょうか。
- hibikorekoujitu
- ベストアンサー率11% (138/1172)
誤解を恐れず言えば現在、日本に「A級戦犯」は存在しない。 1)昭和28年の衆院本会議で、社会党発案の「全戦犯の罷免」決議が全会一致で可決→国内で「戦犯」消滅。 2)サンフランシスコ講和条約第11条に基づき、戦勝国決議で昭和33年までに「A~C戦犯」が赦免→国外でも「戦犯」消滅。 3)ちなみにA級戦犯の重光葵は釈放後、鳩山内閣外相となり、国連加盟式典代表として国連から勲一等を授与→A級戦犯の名誉回復 ~以上のことから、A~C級戦犯は既に「罷免」「赦免」され、国内的にも国際的にも存在してないのは明らか。 近代法では刑を犯した者が「刑期を終えれば」刑が消える。 刑期を終えても末代まで呪われ続けるのは「前近代的な慣習」(=中国の慣習・因習)。 更に言えば「極東軍事裁判」で敗戦国に「戦犯」を課したこと自体がおかしい。 当時の国際法・先進国のどの法律にも「敗戦国」に「戦犯」を課した記述はない。 「相手を否定しつづける限り、その結果は戦争でしかありません。」 と回答している方がいますが、全くその通りです。 特ア三国には重々理解して欲しいものです。 本日の小泉首相の靖国神社参拝は誠に喜ばしいことですね。
お礼
>近代法では刑を犯した者が「刑期を終えれば」刑が消える。 そうですよね。これは、多くの日本人が納得できる言葉だと思います。 マスコミは、もっと本音を引き出す報道をして欲しいです。
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。議論しようとは思わないのですが。 この問題では、必ず、政府の外交姿勢と、外国の言いなりになるって事を勘違いする方が非常に多いです。 >結局、これでしょう。中国様・韓国様・北朝鮮様がダメとおっしゃるから、言うことを聞け! どうしてもこういう議論になってしまうんですね。 日本の戦後がどの様に始まったのか、世界に対して何を約束する事で、世界の国々の一員としての立場を認めてもらえたのか、という部分が全く無視されているのです。 今、確かに声高に文句を言ってるのはこの3国です。 しかし、そもそも、政府が軍国主義を取らないというのは、敗戦時、世界のいろんな国に対して講和条約、平和条約として認めてもらうために出した条件なのです。 その前提条件を反故にする可能性のある事は例え、どこの国から批判されなくてもやってはいけない事は明白です。 外交的には、批判される条件を自分から作り出し、自らの立場を悪くするものだからです。 それをやって大騒ぎにしまっているのが現状です。 逆に文句を言わせる事で、国内の軍備推進を望む人たちを元気付けるという政策が現実に取られているようです。 昔の約束なんか反故にして、文句を言われても好き放題にやる、というなら、現在、声高に文句を言ってる評判の悪い3国と全く一緒ではないですか? >墓を暴き・・・切り刻み・・・日本にはそういう文化はない・・・ などと、外国の文化を一概に悪くいい、日本はいい国である、日本は優れている、というのは、ヒトラーの優生学、あるいは、旧日本でいえば神風思想と全く同じ物です。 国が違えば文化が違うのは当たり前です。 それを認め合わないで議論なんか出来ません。 相手を否定しつづける限り、その結果は戦争でしかありません。
お礼
>相手を否定しつづける限り、その結果は戦争でしかありません。 その通りです。 もっと相手を認め合い、話し合えば解決できると思います。
- apple-man
- ベストアンサー率31% (923/2913)
ご質問者の方、靖国に一度も行かれたこと ありませんね。あの飾りつけと、周囲の展示物を 見れば、ここ靖国神社がおよそ不戦の誓いとは 程遠いものであることが分かると思います。 境内に入る直前の両側に、高い灯篭があります。 もし靖国に行かれることがあったら、この灯篭の 下の部分をぐるっと回って見てみて下さい。 旧日本陸軍、海軍の戦場での大活躍、大勝利を たたえる内容の銅のレリーフがあります。 境内は一見普通の神社ふうですが、右側の ほうを見てみて下さい。大砲や特攻隊員が 勇敢にたつ銅像などが並べてあります。 その近くに展示場があって、ゼロ戦、特攻機 各種大砲、戦艦の模型の展示が続きます。 あそこはどう見ても、旧日本軍の勇士をたたえる 軍事博物館であって、神社というのは形式だけ に過ぎません。戦争の悲惨さを伝える写真の 展示など一切ありません。 >首相の靖国神社参拝が非難されています。 首相の靖国参拝が非難されるようになったのは、 1980年代の中曽根総理のときからなんです。 1970年代からA級戦犯の本格的合祀が 始まり、靖国での軍事的展示が増えたところに、 日本の侵略戦争を肯定するような発言をする 中曽根総理が、これは総理としての公式参拝 であると大々的に宣伝して、靖国参拝を 行ったんです。ここで初めて中国から非難の 声が上がりました。 1970年には、田中首相が中国との国交を 樹立し、日本とアジア諸国の関係も非常に よかったんです。 それを、あの戦争は全て正しかった言わんが ばかりにA級戦犯の合祀、侵略戦争の正当化 (教科書の記載を、侵略から進行に変えるなど)や、 総理の(そして文部大臣の、南京大虐殺の否定といった) 日本の正しさを主張するような発言が続き 大変なことになったわけです。 その打開策として、当時の後藤田官房長官が 「誤解をとくために、今後総理の靖国への 参拝をやめて頂く」ということを 公式に発表したんです。 つまり、A級戦犯の合祀というのは、 日本の侵略戦争の肯定化への1つとして 使われ、総理の靖国参拝で、日本政府も 公式にそれを認めるといった形になって いったので、中国から非難も浴びたし、 それは中曽根総理はじめ、一部のタカ派 議員の意見であるということで、総理の 参拝をやめると(政府発表として)後藤田 さんが言ったのに、ちゃんとした説明なく、 また小泉さんは靖国を参拝しているわけです。 非難されて当然だと思いますが。
お礼
はい。私はまだ、靖国神社に一度も行ったことがありません。(なのに、ここで質問をして少々おこがましいと思っています) テレビで部分的ですが、飾りつけと、周囲の展示物を見たことがあります。確かに、靖国神社は戦没者(遺族)を鼓舞する物がたくさんあるようです。 ですが、それと参拝者の気持ちは必ずしも一致しないのではないでしょうか。不戦の誓いは、過去・現在・未来にすることでしょうから。 しかし、ご指摘にある神社自体の性格により、靖国神社を宗教法人ではなくし、国有施設にするということは絶対にできそうにありませんね。あり ありがとうございました。
お礼
[A級戦犯も「神」として祀った「靖国神社」に行くこと]が、反発を買うと言うことですね。 よく分かりました。 私は、今まで靖国神社への参拝も、お盆のときのお墓参りと同じと思っていましたが、例えて言えば、その墓地・霊園自体が別の目的の施設としての役割を果たしているので、そこに入っていく人に対し、眉をひそめたり悪感情を持つということですね。(多少違うかもしれませんが、大筋は合っていますよね) 丁寧に説明いただき、反対している人の理由がわかりました。 ありがとうございました。