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靖国神社の合祀について
- 靖国神社の合祀について疑問がある。
- 戦犯とされた方のみの合祀には理由があるのか。
- 大東亜戦争に携わったすべての日本人を合祀すべきとの考えがある。
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質問者様は、そのいわゆる戦犯の方々の罪状が冤罪であるということは、ご存知であるという前提で回答します。 元戦犯(昭和受難者)の合祀理由 靖国神社の合祀対象者に以下の項目があるからです。(この基準は国会で決まります。) 「サンフランシスコ講和条約の第11条にある裁判・判決によって死亡した者など(極東国際軍事裁判などの軍事裁判により死刑になった者など。政府では「法務死者」、靖国神社では「昭和殉難者」と呼称している)。」 講和条約締結後の彼らの扱いですが、これには、条約の内容が関係しています。 サンフランシスコ平和条約は、日本に東京裁判の結果を受け入れることを要求しております。 これは、いわゆる戦犯の名誉を公的には回復できないということです。 (通常の平和条約では、締結の時点で、占領国が行った立法・司法(裁判)は、無効となり、それらの失効も継続もその国の自由です。サンフランシスコ条約の内容は、講和後の主権国家の内政に干渉しており、異常です。) その為、日本は様々な法的措置を行い、実質的に彼らの名誉と権利の回復を行いました。 服役中の死亡は「公務死」、逮捕者は「抑留又は逮捕された者」とし、恩給や社会的な権利も復活させています。 その後、関係国に働きかけ理解を得て、いわゆる戦犯は赦免され、公的な名誉も回復します。 この時点で、いわゆる戦犯は存在しなくなりました。 そして昭和53年に元A級戦犯が「戦争による公務死亡者」として合祀されました。 昭和50年、昭和天皇がいつも通り靖国神社を参拝します。 社会党がこれを問題化し、それが原因で、天皇陛下は靖国参拝ができなくなりました。 昭和60年、中国が首相の公式参拝を抗議。→仲曽根首相は参拝を止めました。 これ以降、マスコミが靖国参拝を騒ぐようになりました。(当時の国民は参拝に反対していません) 以上から、当時の政府はきちんと対応していると思います。問題は、その後のサヨクや中国・韓国の影響を受けた政府の対応にあります。(動画参照) また、ドイツが受け入れているのは、ホロコーストのみです。 ドイツは、ホロコーストと戦争は、独立した事象で、ホロコーストは人道的な犯罪だが、戦争は国家の権利である交戦権の行使で、犯罪ではないと主張しています。これは現在の国際法でも認めています。 それだけ、ニュルンベルグや東京裁判の異常だったということです。 東京裁判名場面 http://www.youtube.com/watch?v=grFZiNaNVds 陛下の参拝中止については、いわゆる富田メモの問題がありますが、これには以下の疑問点があります。 1:問題の部分は手帳ではなく、手帳に張られた紙に書いてあった。(なので、発言当日に書いた物かも不明) 2:日経新聞は宮内庁・皇室の了解を得ているとして発表。(一方宮内庁は了解していないと言っている。) 3:メモの記述に疑問。陛下の場合は「親拝」であり、「参拝」という言葉は使わない。 4:松岡は病死であり、軍人ではなく、戦死もしていない。 →A級以前に合祀の条件を満たしていないという指摘とも考えられる。 また、富田メモ研究委員会は、発表元である日経がメンバーを集めたものなので、信用性に欠けます。 なので所詮一組織の見解にすぎず、公的・多数の結論とするには無理があります。 事実、これに反対する意見も存在します。 富田メモ研究委員会のメンバーの中には、発表前にメモを本物と判定した人物も選ばれており、人選の中立性自体も疑問視されています。 東郷元帥については、戦死ではなく、その他の合祀基準にも該当していないからです。 在職時に会社に貢献しても、退職後に死んだ部長を社葬にはしないでしょうし。 東郷元帥は靖国以外の神社で神として奉られています。(本人は嫌がっていたそうですが) >ちなみに私は大東亜戦争に携わったすべての日本人を合祀すべきと考えております。 靖国神社の合祀目的は、「鎮魂・慰霊」ではなく、「英霊としての顕彰」なので、それは違うと思います。
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- blackhill
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wikiの記述の抜粋を紹介します。やはりA級戦犯合祀が問題でしょう。 昭和天皇は、戦後は数年置きに計8度(1945年(昭和20年)・1952年(昭和27年)・1954年(昭和29年)・1957年(昭和32年)・1959年(昭和34年)・1965年(昭和40年)・1969年(昭和44年)・1975年(昭和50年))靖国神社に親拝したが、1975年(昭和50年)11月21日を最後に、親拝を行っていない。。 ちなみに昭和天皇の子・孫を含む天皇家全体もA級戦犯の合祀以降の参拝を止めており、平成の今上天皇による親拝中止は続いている。なお、例大祭の勅使参向と天皇家以外の皇族の参拝は行われている。 1988年(昭和63年)当時の宮内庁長官であった富田朝彦が昭和天皇の発言・会話を手帳にメモしていた]。昭和天皇がA級戦犯の合祀に不快感をもっていたことが明確に記されている。そのメモの記述の該当部分を以下に示す。 私は 或る時に、A級が合祀されその上 松岡、白取までもが、 筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが 松平の子の今の宮司がどう考えたのか 易々と 松平は平和に強い考があったと思うのに 親の心子知らずと思っている だから私 あれ以来参拝していない それが私の心だ 日本経済新聞社が設置した、社外有識者を中心に構成する「富田メモ研究委員会」は、富田メモを調査の上、「他の史料や記録と照合しても事実関係が合致しており、不快感以外の解釈はあり得ない」と結論付けた。 ちなみに、私の義父も戦死しました。父の顔を知らない一人娘の家内も、靖国神社に行こうとしません。母から、本人は靖国に祭られたくないと言って出征したと聞かされたからです。
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参拝について、当然ですが様々な御考えがあるのですね。 回答ありがとうございました。
- pianishimo
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靖国と戦犯の問題は法的にきちんと処理されていないのが問題です。 戦犯は戦勝国による裁判で犯罪人と判定された人達です。その人達が戦争を引き起こしたり人権侵害を行ったかの審理については不公平かつ不合理な面が多くありました。 だから戦犯裁判を不当とする考えがあっても当然です。 ただし、その後がいけません。もし日本が戦争犯罪裁判を不当と判断するなら、きちんとした立場を明らかにした上で、戦争犯罪裁判は無効であると法的に決定し、戦犯の名誉回復を図った上で、靖国に合祀するなりしなければなりませんでした。 それをせずに、「犯罪人のまま」で「犯罪人ではない」戦争の被害者(戦死者)と共に合祀して、かっての首相達をはじめとする政治家達が参拝したりするから、中国や韓国に対して、日本はまたかっての軍国主義に戻ろうとしていると非難する口実を与えているのです。 日本人一般の「過去を水に流す」という態度は、国際社会では受け入れられません。 非常にあいまいで信用できないという根拠になります。 そもそも、昭和天皇ご自身がそういう曖昧さを認められず、参拝されませんでした。 善し悪しは別にして、反対の例がドイツです。 彼らは戦犯裁判を全面的に受け入れ、独立後もナチスの犯罪人を捜索して罰し続けました。 もちろん、ナチスを容認する人も居ますが、公的な立場としては完全にナチスを否定しています。
お礼
当時の政府の対応が今の問題を引き起こしているのですね。 回答ありがとうございました。
- hekiyu
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ワシントンて人いましたよね。 あの人は、米国では建国の英雄ですが 英国では反逆者です。 ま、それはさておき、靖国神社は民間の神社ですから 誰をどう祀ろうがそれは靖国神社の自由です。 戦犯なんてのは米国が、自国に都合が良いように 勝手に創ったものです。 戦犯として処刑されている人も祀られているのは 彼らが敵の犠牲になったからです。 裁判という名の戦争で殺されたからです。
お礼
たしかに、靖国神社の自由ですね。 回答ありがとうございました。
- goold-man
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>戦犯 敵国(戦勝国)から見て「戦犯」でも敗戦国側から見ると「英雄」(と言えない軍人さんや政治家もいるけど) >戦災で亡くなった民間の方 靖国神社の趣旨が違う。(各地の護国神社も同じ) 数が多すぎて、合祀も氏名の記載も無理
お礼
回答ありがとうございました。
- 誠治(SEIZI・SAGE)(@romanda201)
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>前に書きましたけどね 死んだら仏様、悪口は言うな!、ですよ・・ 輪廻転生は有りますからね?!
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
的を得た回答ありがとうございました。 私の中のモヤモヤがすっきりしました。 当時の政府はきちんと対応していたのですね。 「戦争による公務死」ということで、私の中で民間の方の死と戦犯とされた方の死が区別することができました。 これでなんだか、私の中の不平等感がなくなりました。 解決済みであるのに、今でもなお「戦犯」という言葉が使われているのは、甚だおかしいことですね。 >靖国神社の合祀目的は、「鎮魂・慰霊」ではなく、「英霊としての顕彰」なので、それは違うと思います。 確かに、私の考えが浅はかでした。 あと、私は天皇陛下が神社に行かれることを何というのか、というのも疑問に思っていたのでそれも解決することができました。 今後は、何のためらいもなく参拝できそうです。ありがとうございました。