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身の回りにある複雑な化学式
私は以前学校で、「紙や黒板、鉛筆の芯や木に至るまで全ては化学式で表せるんだよ」と言ったら、「じゃぁ、その化学式を書いてみてよ。」と言われて途方にくれてしまいました。どなたかそれらの正確な化学式を知っていますか?また、上記以外のものでも、その友達を見返せる程度の日常的に使用している物なら何でもいいです。是非教えてください。
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紙や黒板,木などは,単純な物質でありませんから,そのものを「化学式で表す」のは無理でしょう。 鉛筆の芯は主成分が黒鉛(という物質)だろうと思います。工業製品ですからあくまでも主成分だという話で,鉛筆の芯そのものを化学式で表すのとは違います。 食塩ならNaCl ですが,お酒は水(H2O)とエチルアルコール(C2H5OH)の混合物などと言われますが,他の物質がいろいろ含まれているので,それぞれの銘柄の色やかおりが異なるのです。 身近な物質で化学式のわかるものといったら,ポリエチレン (-CH2-CH2-)n などはどうですか。 ネットで検索してみればもっとわかるでしょう。 ご参考までに 「化学式検索」 http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/oka/OCDB/chemical%20formula.htm
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- Ichitsubo
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確かに全て化学式で書き表すことは出来るのですが、 紙や黒板、鉛筆の芯などは非常に難しいですね。 簡単な純物質や混合物なら全ての化学式をかけますが、大きな分子や複雑な混合物の場合には、非常に長ったらしくなったり、あまりに複雑すぎて組成がわからなかったりで書くことが出来ません。 たとえば、ショ糖(砂糖の成分)はC12H22O11と書けますが、ハチミツとなればこれ以外にも沢山の種類の物質が混じっているので化学式ではかけません。かけないし、書きません。必要がないからですね。また生物の体も、沢山の物質が混じって出来ていますので化学式では書きません。 高分子化合物は繰りかえし単位を-(-CH2-CHCl-)n-[これはポリ塩化ビニル]のように書きますけれど、実際にnの数がいくつなのかはそう大した問題ではないし、一つの数字に決まっているわけではないので正確な化学式をかけません。 あくまで化学が対象とするのは純粋な物質(と簡単な混合物)であるということです。
- SCNK
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化学式ですべてを書き表せるわけではありません。 たとえば異性体の問題があります。ノルマルオクタンとイソオクタン(ガソリンの成分で、この比率でオクタン価が決まります。)化学式にしたら同じになります。 また分子構造が左右さかさまというものもあります。たしかグルタミンかなんかだったと思いましたが、片方は味がして、もう一方はしなかったかと思います。 高分子も化学式ではつらいですね。単純に繰り返しのものならそれでもnなどの記号を使って書き表せますが、そんな単純ではないものもあります。まして酵素とか生化学で出てくるような物質だと単純な繰り返しではありません。せいぜい図形であらわすのが精一杯でしょう。ウイルスなんかまさに遺伝性をもった高分子ですけど、とても化学式で書ける代物ではありませんね。
お礼
ありがとうございます。化学式で全てのものを表すのは複雑すぎるんですね…。身近なもの(お酒)の化学式一つでも、それだけ複雑なんですね。さらに、化学式のホームページ。あれはなかなか複雑なものがありますね。物質名で言われると、わからないものが多いですが、塩化ビニルはかろうじてわかりました。貴重なご意見を、ありがとうございました。