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高校化学I(酸・塩基)の質問
塩(えん)って酸と塩基の反応以外にも 金属元素や非金属元素の反応の生成物も塩というと習いました。 でも化学反応で発生する水以外の物質がすべて塩というわけではないみたいで、円の正確な定義を知りたいです。 ご存知の方、塩の正確な定義を教えてください。
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>塩(えん)って酸と塩基の反応以外にも 金属元素や非金属元素の反応の生成物も塩というと習いました。 酸・塩基の中和反応で生じるイオン性の物質を塩(えん)と言うのだとおもいます。2行目はこの塩を中和反応に依らずに作ることも出来るという意味です。ちょっと書いてある内容とニュアンスが違いますね。 例えばNaClは塩酸と水酸化ナトリウムの反応で出来ますが金属ナトリウムと塩素ガスでも出来ます。 化学反応により生じた物質を一般的に呼ぶのではありません。 イオン結合性の化合物の正イオンを塩基から、負イオンを酸から由来したものとして考えると中和反応を想定できます。対応する酸・塩基を考えにくいものもあるかもしれません。中和反応ではない別の反応で作られるのが一般的だという物質もあるかもしれません。でも中和反応を基準にして考えます。 #1の解答で例に挙げられているFeCl3に対応する中和反応は Fe(OH)3+3HCl→FeCl3+3H2O です。この反応を基準にします。FeCl3はFe2O3を塩酸に溶かした場合にも生じます。鉄さびを塩酸に溶かすという場合の方が想定しやすい反応でしょう。カセットテープの磁性体は塩酸に溶けます。でも金属の酸化物は水酸化物と同等であるとして塩基として扱うのであればここでの反応は皆同じ反応だということになります。 塩化銀はふつう硝酸銀から作ります。でも対応する中和反応は水酸化銀と塩酸の反応です。水酸化銀は常温で脱水して酸化銀になっています。酸化銀に塩酸を加えても表面に不溶性の塩化銀が出来ると反応が続きません。酸化銀を硝酸に溶かしてから塩化物イオンを加えると塩化銀が沈殿します。銀を硝酸に溶かしてえられる硝酸銀も塩です。対応する中和反応は硝酸と水酸化銀の反応です。
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- vivasabo
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補足しますが、”電離しない”というよりは、水にほとんど溶けない、といった方が正しいですね。銀塩など、難溶性塩については既に習われているかもしれませんね。
- anthracene
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一行目の表現でも間違ってはいませんよ。 狭い意味で塩というと、中和反応でできるやつです。 NaClとかKClとかNa2CO3とか(NH4)2SO4とか。 広義には、イオン性の物質全般を塩といいます。 中和反応で作っているわけではないものがたくさんあります。 遷移金属の塩など。FeCl3とかPdCl2とかいろいろ。 ”イオン性”といいながら、水に入れても電離しないものも大勢いるのでややこしいですが。 基本的には、陽イオンと陰イオンがくっついてできているのだな、と書ける化合物群です。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。