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古代の港の地理的条件
古代史の本などを読んでいると○○は天然の良港としての条件を備え・・・などの記述を見ることがあります。 古代の港というのがなんとなく頭に浮かびにくいのですが、どういう条件が必要でしょうか 波が穏やか、外洋に面していない、内海や湾である程度囲まれている 多分遠浅ではなくて急に深くなっている などは思いついたんですが、ほかにどんな条件があるといいのでしょうか?
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「天然」のというのは海底や河川の「浚渫(水底の土砂をさらう)」の必要がない、または頻繁にしなくても良いと言うこともあると思います。 古代以来ずっと続く良港は、おっしゃるとおり外海と湾内が明確に区分され、暴風に対する避難場所としても千年以上機能し続けています。これは、大きな河川の流入がなく、湾が土砂で埋まってしまうようなことがなかったからです(もちろん何度かは手入れしてますが)。 また、港の位置については、山の中腹を走る街道がすぐ後ろに機能していることも大切だったと思います。 古代の灌漑・治水技術にはある程度限界があり、農業系の集落の発展は制御しやすい小河川や大きな河川の支流域で発展しています。陸上交通も海岸線沿いでなく、山の中腹を街道として利用していました。 蛇足ですが、明治以前の歴史を見る場合、それまでの大量輸送の唯一の手段は水上流通でした。 川津(河川の港、伏見、大津、川越、前橋など)に見られるように河川の流通も視野にいれると、明治までの流通網についてより理解しやすくなりますよ。
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- oredaoreda
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天然良港に基準はないと思います。しかし、その港が街道と接していてロジステッィクの面で街道沿いでであったり、輸送に適したある程度の河川がある、というのが条件だと思います。また近隣の小さな港からも天候に悩まされず輸送しやすい場所であることもあります。つまり大都市へ向けてのインフラが整備されていることが良港の条件です。
お礼
回答ありがとうございます。 日本、世界などであまり一般化はするべきでなかったかと少し反省しています。
- tosalt
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天然の良港には基準はないと思います。 その土地の気候や位置などにより船を着けるのに便利な港を天然の良港と呼んだのではないかと思います。 例えば風を防ぐのに半島があり、その付け根に港があればその土地の人は天然の良港と言うでしょうし、京に便利な若狭の小浜なんかも天然の良港と言われています。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >天然の良港には基準はないと思います。 >船を着けるのに便利な港 基準はないといってしまえばその通りではありますが 自然発生的にどんな地形に当時の貧弱な技術で 船着場を作りそれが栄えるに至ったかを知りたかったものです。
お礼
ありがとうございます。かなり参考になりました。