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陽明学はなぜ
樵、漁師、農夫、陶工職人、塩販売人などの 被支配階級に支持者がたくさんできたんでしょうか？ 分かりやすくて行動を主にする理論だからでしょうか？
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以下のとおりお答えします。 ＞（陽明学はなぜ）樵、漁師、農夫、陶工職人、塩販売人などの 被支配階級に支持者がたくさんできたんでしょうか？ 分かりやすくて行動を主にする理論だからでしょうか？ ⇒陽明学、特にそのうちの一派（左派）が、「人間の平等を尊重し、人間的な生き方に対して肯定的な立場をとったので、農民・漁師・樵などな下層民へ広がっていった」と見られます。以下で、その筋の文献や事典類を比較参考しながらより細かいことを述べます。 陽明学は、倫理の規範を〈心〉のうちに求め、外的な事物や経書に求めない思想を展開しました。それが発展して、やがて〈致良知論〉*となりました。すべての人間の心に〈良知〉が存しており、それを〈致す〉こと、すなわち、〈行〉を実現することが儒教の根本理念であると見たわけです。（＊〈致良知〉については、下記の注をご参照ください。） そこで、〈良知〉のある限り、すべての人間は四民の別なく平等である、との理論も生まれた。また、〈良知〉は人間の心に基づくので、朱子学のように人間的な欲望を一途に悪として禁圧する必要はなく、いわゆる「人間的な生き方に対して肯定的な立場」をとりました。陽明学に固有の明るさや人生に楽観的な見方はここに由来すると考えられます。 陽明学はその〈良知〉の側面を〈理〉の側面から解すればきびしい倫理主義となり、〈心〉の側面から解すれば人欲の全き肯定となります。そこで、この二つの傾向が陽明学派の２潮流を形成していくことになります。正統派は前者（厳格な倫理主義）で、左派は後者（人生の楽観派）である、ということになります。正統派は〈理〉に主眼をおいたので朱子学との差を縮め（あるいは復帰し）、左派は人間の〈心〉の絶対性を主張する方向をとったので互いに袂を分かった形となりました。 こうして左派は、《人間の平等を尊重する気風から、農民や樵のような下層民へ広がっていきます》が、またこの〈良知〉の思想が仏教にいう人間の仏性とも近いものと考えられ、儒仏道の３教混同の説も生まれました。こうして、儒教の本来的な規範を逸脱する言行が左派に生じたため、反儒教的異端として（実は権力者が支配力を保持するため）、明王朝によって弾圧が行われました。こうして、左派は弱体化していきました。 ＊致良知：〈良知〉を〈致す〉こと。良知とは、もと孟子から出た語で、先天的な道徳知をいい、王陽明はこれを借りて、「心即理説」を「致良知説」へと展開した。良知は心の本体としての理の発出であり、この良知を物事の上に正しく発揮することによって道理が実践的に成り立つとする。（広辞苑）
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- hiro-hiro-hiro
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こんにちは！ それは王陽明が悟ってるからじゃね？ 儒教は君子が学ぶもの。 成り上がる最中地位を上げるため悪逆非道を繰り返してきた人も、一たび王になりその地位が安定すれば国を治める内政をせねばならない。今までは地位を脅かす政敵は排除してきたが、君子になれば内部の最大の敵は民衆による反乱。民衆を排除すると自身の地位がなくなる。 民衆が不満を持って反乱が起これば制圧せねばならない、そのために兵を雇っておかねばならない、駐在しておかなければならない、制圧すると国土が荒れ民衆が減り国力が減少する、不満を持つ民衆が増える。 反乱が起こらないよう統治するため、最小労力で最大効果を上げるには？ 集団心理を分析し最適な答えを出したのが儒教。 大企業の社長が社員に対してとかなら使える。 我々末端の者は儒教では論語に書いてある小人のほうに習うべきでそのほうが現実では確実にうまくいく。君子のほうをやって、やり続けていればそのうちその役が回ってくることを狙ってやり続けるという案もある。 陽明学は知らないけど、王陽明は仏教的な悟りではないけどオレが思うにエンライメントした人なので、その人が真面目に作ったものなので万人向けになってる。仏教はお釈迦様が真面目に作ったので万人向けになっていて、特定の社会階層の人向けじゃないでしょ？それと同じ
お礼
私も儒教は被支配者を従順にさせる上では 非常に役立つと思っています。 かつての満州国では 儒教が教育方針だったそうですし。 ありがとうございます。
- gunsin
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＞被支配階級に支持者がたくさんできたんでしょうか？ 何処から得た情報でしょうか？私の認識では、学問として学んだ 人は居たでしょうが支持者が沢山出来た事は？？です。
補足
陽明学の左派とか右派の 重要人物について調べていたら そういう意見が出てきました。
お礼