• ベストアンサー

J.デューイの「プラグマティズム」について

デューイのプラグマティズムについて調べています。 彼のプラグマティズムに、問題点などはありましたか? また、当時のその考え方に反対する意見、人物等はいましたか? 調べてもなかなか出てこなくて困っています。 よろしければご回答のほどよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10007/12518)
回答No.2

以下のとおりお答えします。 >デューイのプラグマティズムについて調べています。彼のプラグマティズムに、問題点などはありましたか? また、当時のその考え方に反対する意見、人物等はいましたか? 調べてもなかなか出てこなくて困っています。よろしければご回答のほどお願いします。 ⇒確かに、お探しのテーマに応えるデータはなかなか見つかりませんね。 当時(19世紀末~20世紀初頭)のアメリカでは、まさにこのプラグマティズムがアメリカ思潮の主流となっていましたので、デューイに対して反対する意見や人物は(声を潜めていたという例もあるかも知れませんが)いなかったようです。その筋の文献(https://ja.wikipedia.org/wiki/)によりますと、ジェームズやパースとともに、デューイも、「政治や社会の事項について広範に論文を書き、公的な場にデューイがいることが、そのプラグマティズムの先駆者よりも大きなことになった。プラグマティズムの創設者の一人であると同時に機能心理学の創設者でもあり、20世紀前半のアメリカ教育界で進歩主義運動の指導的存在でもあった」とされますので、デューイはいわば「飛ぶ鳥を落とす勢い」だったようですね。 ということで、当時デューイの周辺で彼を批判する者は見当たりません。それならと、私は手元にある著書を覗いてみました。5冊のうち4冊までが、業績の紹介と好評価でした。唯一、酷評しているのがありまして、それは中国人の書いた、張世英・任華・汪子嵩他編著『西洋哲学史』(鳥井克之・渡辺幸博共訳)です。以下に一部引用しておきます。 《19世紀末、アメリカ資本主義は急速に帝国主義に向かって移行し、独占ブルジョアジーは外に向かって自己の勢力を拡張することに努めるのだが、彼ら(プラグマティスト)は資本の蓄積、市場の争奪のため、特に冒険的行動をとることを要求し、自己の求める効果と成功を手にすることを要求していた。プラグマティズムはまさにこのようなアメリカ独占ブルジョアジーの要求によって生まれたもので、盲目的行動を鼓吹する一種の主観的観念論にほかならない。》 《デューイの実験主義は、ジェームズの根本的経験論と同じような代物であった。(…)もし経験によって捉えられたものがすべて客観的な存在であって、自我の態度と行動から自立してそこに存在するものであると考えるとしても、それはただ人間の自然で本能的な偏見にすぎないとデューイは考えていた(という)。彼のこの一連の誤った理論は、彼の実験主義哲学と主観的観念論の実質を余すところなく暴露している。》 あまり頼りになる材料ではありませんが、以上ご回答まで。

asatsuyu6122
質問者

お礼

おかげさまでギリギリ期日前にレポートを提出できました。 なかなか出てこず難しいものでしたが、丁寧にお答えしていただきましたので、BAとさせていただきます。 ありがとうございました

その他の回答 (1)

  • nagata2017
  • ベストアンサー率33% (6893/20380)
回答No.1

哲学者で教育学者 教育のほうでは 競争ではなく協力という考え方で クラス全体を底上げする方法が優れているとした。 これを日本の教育現場に導入しようとしたけど 曲がった解釈をして反対する勢力につぶされたそうですね。

関連するQ&A