- ベストアンサー
哲学的思考で笑いについての考察は?
最近のお笑い芸人については、関心がありません。 笑いは攻撃でももあります。 ベルグソンの笑いもあります。 笑うことは健康によいでしょう。 歳を取ると笑わなくなりました。 哲学的思考でお笑いが古くなるのはなぜでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以下のとおりお答えします。 >哲学的思考でお笑いが古くなるのはなぜでしょうか? ⇒私の個人的な見方ですが、「笑い」には質的差異があるからだと思います。 「笑い」には、おおよそ次のように分けられる3つの段階があります。 ①単なる衝動的な笑い:ドタバタ、あざけり、ダジャレ、地口、ギャグ、ジョークなどによるもの。(例えば、吉本新喜劇はこの種の笑いが多い。) ②考えて笑う知的なもの:洒落、頓智、機知、エスプリ、諧謔などによるもの。(例えば、「まんが日本昔話」の一休さんが得意とする。) ③心の働きを伴う情感的な笑い:人間的共感、同情、ペーソス、ユーモアなどによるもの。(例えば、チャップリンの無声映画はこの種の笑いを誘う。) 上記のうち、一般には①②③の順に「笑いの質」が上品になる、と受けとめられる、と思います。 ③は、人間的情愛や情緒的感性を、②は言葉の教養や感覚などを求める特性がありますので、それだけ着想・発露・理解にむずかしさが伴うことになります。早い話、それだけ一層「ネタ切れ」に陥りやすいので、勢い③→②→①と「劣化」してしまうのではないかと推測されます。 逆に、③や②が、人間の特性に根ざした笑いであればあるほどに、ベルクソンの言うように体内の自然治癒力(免疫力)を強くするし、カタルシスの作用で心を浄化してくれるのだと思います。 以上、「お笑いが古くなるのはなぜか」とのお尋ねに対する適切な回答とは言えないかも知れませんが、「笑いの質・劣化・頻度」や「人間の感覚・情緒・心性などとの関係」について、感じるところを申し述べました。
その他の回答 (3)
- hiro-hiro-hiro
- ベストアンサー率35% (90/253)
・東京の芸人はマシンガントーク。年寄りは一部の若手芸人の漫才が早口過ぎて聞き取れないと読んだことがあります。 ・芸人が話してることについて興味がなかったのでやってなくて知らない、そのため話してることがなにを言ってるかわからない、共感できない。 ・若手芸人 EXIT のコントに年上の上役をバカにして笑うシーンがありました。ちょっと前大いに流行っていた年上をジジイと罵り復讐の興奮で得られるような笑い。底辺の劣等感の強い若者にアピールしましたが、年寄りは自身が攻撃対象なので笑えないでしょう。
お礼
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10069/12615)
質問者からの補足をありがとうございました。 《【中野信子にきく】私たちは何故こんなに気難しいのか》興味深く拝聴しました。 「アドバイスを求める人にアドバイスしたくない」気持ちがよく分りました。 《「笑い」はどう使われているのか?》も興味深く拝読しました。 ニーチェの《道徳家が誰かをつかまえて、「君はかくかくであるべきだ」と言ったとしても、それは物笑いの種になるだけだ。個人は前から見ても、後ろから見ても、一個の運命であり、ひとつの必然である。その必然は万物と結びついており、個人に対して「変われ」と言うことは、万物に対して変われと要求すること、過去にさかのぼってすら変われと要求することに等しい。》には心底共感しました。
お礼
- nihonsumire
- ベストアンサー率26% (852/3183)
梅原猛さんの本「哲学する心」(講談社)に、「笑いについて」(p90)というのがあります。彼は、笑いを「価値の低下」と言ってます。ご参照ください。個人的には、「低下」と捉えるのは、賛成できませんが。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
補足
お礼は後から書きます。 https://youtu.be/54uGFRXvHYs https://waraiplus.com/colum/Quotation_philosopher.html