前便は変な回答でしたので、よりしっかりした説明を文献から引用しておきます。
《ナリ活用:この種の活用に属する語は、本来「遥かに」「明らかに」など「―に」という形の語が「あり」と融合したもので、したがって、その活用はラ行変格活用にほとんど一致する*のであるが、吉沢義則はこの「―に」も活用形の中のものと考え、したがって連用形に「に」「なり」の二つの語尾を認めて、ラ行変格活用と相違する点を明らかにした。
現代語ではこの系統の活用形として、連用形「―に」、連体形「―な」、仮定形「―なら」が残り、その他は「―にあり」の「―にてあり」というのが残った**…。》
(国語学会編『国語学辞典』716ページより引用)
*ラ行変格活用とする場合の根拠。
**ナ行四段活用とする場合の根拠。
補足
国語科の先生が、ナ行四段とおっしゃったので、疑問に思った次第です。