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(平安時代)「北面の武士」について

白河上皇が「北面の武士」を創設した理由は何だったのでしょうか?

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  • fujic-1990
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回答No.1

 それを書いた書物に出逢った記憶がありませんが、私は、「上皇になったからには、左右近衛府の武官や検非違使など『天皇のための公式な警備隊』を使役できない」、と考えたからだろうと思っています。  例えば天皇は神聖不可侵で、おできの治療と雖も刃ものを体に入れることはできないし、従五位以上でないとまともな会話ができないわけです。  上皇になると、そういうことができるようになり、(北面の武士は四位、五位クラスだが)六位以下の身分卑しい者たちと酒を酌み交わして謀議することもできるようになります。  そういう明確な区別があったのですから、白河上皇が「上皇は天皇のための組織を使ってはならない」と考えたとして、不思議はありません。  イナ、身分に厳しい時代ですから、むしろそうだったのだろうと考えるしだいです。