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処士と浪人と浪士は意味はどの様に少しずつ違うのか?
処士と浪人と浪士は、意味がほぼ同じな様です、少し微妙に意味が違うみたいです。 処士と浪人と浪士は、厳密に言えば、それぞれ意味はどの様に(少しずつ)異なっているのでしょうか? 処士と浪人と浪士のこの3つは、厳密に言えば、それぞれどの様に意味は(少しずつ)異なっているのかを教えてください。
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誰かが作ったのではなく、自然にできてきた言葉なので、明確な定義はないと思いますよ。使われているシーンから帰納的に定義(回帰的定義とも)するしかないと思います。 まず、「浪人」が一番一般的な日本語ですね。 A: 腰に刀を二本刺すことが認められている B: その時点では主を持たず C: 必死になって主を探している D: 町奉行所支配(管理)下の「庶民」扱いの人。 E: 刀を振り回して町人にたかったり、用心棒になったりする迷惑な人。 「処士」というと、ABDは浪人と共通。 「処」の字義から判断して机の前に座って学問などをしていて、Cの雰囲気がない人。寺子屋の先生的な人。 Eはなく、一般の町人からも慕われ尊敬されている人。 「浪士」は、「壬生浪士隊」など幕末ころの話から登場する言葉。 ABDは浪人と共通ですが、天下国家を憂いて天下国家のために、自ら主を捨てて活動する「憂国の士(さむらい)だ。ただの浪人とは違う!」と自負する人たちの自称でしょう。 しかし、自ら協賛してカネを出したりか匿ったりする町人にとってはともかく、カネをたかられるダケの一般の町人たちからすれば、タダの質(たち)の悪い浪人。「国、ひいては御前たちのために活動してやっているのだ」と信じている分、扱いに困る迷惑な人たち。 といった感じでしょうか。
お礼
御回答ありがとうございました。