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歴史についての質問です。
1874年の宮古島島民遭難事件で日本政府の損害賠償請求を断るために、清国政府としてはどういう理由をつけることが清国の利益になったのか教えてください。
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- oska2
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回答No.2
>清国政府としてはどういう理由をつけることが清国の利益になったのか教えてください。 「台湾は、清国の領土だ。が、清国の政治は及ばない化外の地である」 つまり、清国の統治は行われていないので責任を負わない!という説明です。 今の台湾と同じですね。 中国共産党政府主張「中国の領土だが、中国共産党の統治は行われていない」 そもそも、中国内戦で敗れた中国国民党が台湾を侵略しなければ今の国際問題は起きていません。 同時に、尖閣諸島問題も起きていません。
- D-Gabacho
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回答No.1
本来、日本政府の損害賠償請求を断る理由としては、宮古島島民の属する琉球は清の属国であり、事件の処理に日本が首を突っ込むのは内政干渉だということで十分です。1871年の遭難事件後、すみやかに清が事件処理に動いていれば、この件で日本につけいる隙を与えることはなかったでしょう。 しかしながら、事件を起こした台湾原住民を「化外の民」だなどといって事件処理を放置し日本の台湾出兵を招いた1874年の段階では、もはや、そういう建前論を押し通すことはできません。多額の戦費をついやしている日本側は、清が賠償要求に応じない限り台湾からの撤兵を拒否する構えをみせており、あくまで建前論を押し通そうとするなら、台湾を占領状態のまま放置するか、実力で日本軍を排除するしかない状況だからです。 日本と戦争する危険を冒すより賠償金50万両(約77万円)で手を打つほうがはるかに得策という清国側の判断は、間違いではないと思います。最低でも300万円という日本側の要求を大幅に値切ることに成功してますし。