- 締切済み
ノーベル賞受賞のパブロ・ネルーダ の比喩の翻訳:1
I passed over the tree, crossed all rivers, foam carried me, stone deceived me, minute by minutes the green air forming jewels attacked my face, burned my lashes. (Pablo Nerudaの詩集Grapes and The WindのOnly a manより一部引用) *原語のスペ語から英訳されています。 全て簡単な英語ですが翻訳は難しい! 拙訳: 私は木のわきを抜けた 全ての川を渡った 泡が私を運び 岩が私をだました 刻々と 緑の風が 宝石となり 私の顔をたたき 私のまつ毛を燃やす。 さすがノーベル文学賞の詩人というだけあり、またスペ語と近い英訳がいいなあと思いました。 英語自体は簡単なのに天才的な比喩の翻訳が超困難です、、、そこで皆様の翻訳例を久しぶりに拝見したく思います。 翻訳作品を採点するなどというおこがましい事はできませんので、BAは選びません。(常連さん以外もお気軽にご回答ください。) 宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10007/12518)
再度の「お礼コメント」をありがとうございました。 >子供の頃は何とも思いませんでしたが、思えば限られた語彙と表現方法で子供を楽しませる児童書の作者ってすごいなあと気が付きました。 ⇒そうですね。それも、ある種「匠の技」ですね。どの分野でも、その道のプロの方々には尊敬と驚嘆の念を禁じ得ません。 >私も読み始めなので詳しい事は知りませんが、共産主義者でしたから、そういう雰囲気もあったかもですね。 >しかし、私は(…)、すべての人が平等であることを願う「理想論としての共産主義」は好きなので、そういう思想が詩の中に出てきてもきっと大好きになると思っています。 ⇒同感です。「空想的社会主義」にある種の魅力を感じるのも、似た理由からかも知れませんね。 ところで、本棚の隅っこにツンドク状態にあったNerudaの "Confieso que he vivido"というのを発見しました。『わが半生の生きざま』とでも訳しておきますか。この書は、いわば、随想集ですが、202ページ以下にある"Un camino en a selva"「密林の道」というのが、"Grapes and The WindのOnly a man" の内容そっくりです。それによりますと、彼は軍部に追われる格好でサンチアゴの南600キロほどの地点にあるテムコから東のアンデス山に向かったようです。それで、「衣服の下に氷が差し込み わが心それをなだめ、鎮める」のくだりが納得です。また、「一人の男が 私とは別の男が 私と一緒だった」とありましたが、その男と思しき人は、Pepe Rodríguez という周辺山林の地主らしいことも推測されました。 >>2大詩人ネルーダとルベン・ダリーオ(ニカラグア) >さすがにお詳しいですね。 私なんぞは、ネルーダにしても適当に詩集を選び、読み始めてからいいなあと思ってから作者を調べて。「ノーベル文学賞!!!」と「どうりですごいわけだ!」と思ったのでした。 ⇒ネルーダの上掲書295ページ以下に「詩の役割」と題するくだりがあって、そこで彼はこう言っています。「詩は、遠い読者とのつながりを失った。回復せねばならぬ。暗い道のりを越えて行って、人々の心と出会いたい。男と、女と、通りの見知らぬ人と、真夜中に働く人との、心と心に出会いたい。そうしてはじめて我々は、真の詩人になれるのかも知れない…」。 >興味涌きますね。もしお気が向きましたら、質問の形で紹介してもらえたら、私も翻訳遊びに参加したいですね。ご存じの通り、文才はありませんが、お遊びとしての参加でも楽しいと思いますので。 ⇒分かったようなことを書いて失敗しました(汗)。英語バージョンは何も存じません。スペイン語版でしたら、例えば、"Canción de otoño en primavera" (por Rubén Darío)、「惜春の賦」(ルベン・ダリーオ作)というのがあります。ダリーオ40歳のころ、ニカラグア総領事としてパリに滞在していたときの作品です。彼のデカダンスぶりは、日本で言えば、永井荷風あたりのそれと似ているかも知れません。あるいは、滞在地フランスのヴェルレーヌと親交があったためか、お互いの詩風にも似かよったところがあるような気がします。 以上、お粗末ながらご返信まで。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10007/12518)
「お礼コメント」をありがとうございます。 >私の場合は英語の(もしくは英訳された)詩の中毒患者なので、読まないと禁断症状が出てしまいます。しばらくコロナノイローゼーで、読めていなかったのですが最近やっと元に戻りつつあります。 ⇒「読まないと禁断症状」に、あやかりたいです! 私の場合、もし禁断症状が出たとしたら、ニコチン欠乏ぐらいだったでしょう。 (^o^!) ??? >jewelsを視覚的にとらえた美しい言葉だと思いました。 >私の場合は視覚というよりも触覚てきなものに捉えました。 ⇒なるほど、それもありますね。前後を含めると、森や滝の聴覚や嗅覚も反応しそうですね。マイナスイオンやフェトンチド…。 >私も自然の中を歩くのが好きで、特に肌を刺すような風の中、汗をかきながら歩くのが心地よく好きです。(理想は汗もかかず、寒くもないの良いのですが、歩けば熱くなりますし、木漏れ日のもとでは風はつめたくなるものなので、、、。) ⇒いいですねえ! 私も自然の散策大好きです。 木漏れ日と言えば、小1の時の図書室を思い出します。窓際のテーブルの上に揺れていた水玉模様が脳裡に浮かびます。はじめての「読書」でした。「はしがき」の意味が分からず、母親に「かき」の本を読んできた、などと報告したものです(ホントは最初の数ページを見ただけでした)。 >肌を刺すような(優しくなくも)心地よい風を「jewels attacked my face,」と描き、刺すようにヒリッを感じる風が「burned my lashes.」と描いたのかと解釈しました。 ⇒lived in room13さんの英語力と詩的感性の豊かさを感じます。 やはり、あやかりたいです。 >スペイン語に堪能ですね。 >私はなんとなく英語と似ているから想像がつく箇所もある程度なので ⇒前後を知りたいと思い、ただずらずらと直訳してしまいました。 少しそれますが、ン十年前パブロ・ネルーダの母国チリを訪れた際、書店に並べられていた彼の著書を「見かけた」記憶があります。大した理由もなく、何となく「思想色」を感じて敬遠していた嫌いがあります。今回、ごく一部なりと触れてみて、好きになりそうな予感がしました。 スペインモダニズムに多大な影響を与えたとされる中南米出身の2大詩人ネルーダとルベン・ダリーオ(ニカラグア)ですが、当時は「より色彩豊かで、かすかに頽廃の香りを漂わせていたダリーオ」の方に余計目が向いていたように思います。その意味で、このたび、一瞬なりとネルーダに関わらせてくださり、ありがとうございました。 >昔は文学作品の読解の質問があったようですね、、、。今の英語カテに無いのが残念です。 ⇒同感です。スマホ組が増えたことも、無関係ではないかも知れませんね。 ますますlived in room13さんだけが頼りの昨今です。 この路線の「同伴の旅」ができますよう心底願っております。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >木漏れ日と言えば、小1の時の図書室を思い出します。 >窓際のテーブルの上に揺れていた水玉模様が脳裡に浮かびます。はじめての「読書」でした。 コメントをいただいて、私もなつかしく小学生時代を思い出しました。 子供の頃は何とも思いませんでしたが、思えば限られた語彙と表現方法で子供を楽しませる児童書の作者ってすごいなあと気が付きました。 >ン十年前パブロ・ネルーダの母国チリを訪れた際、書店に並べられていた彼の著書を >「見かけた」記憶があります。大した理由もなく、何となく「思想色」 >を感じて敬遠していた嫌いがあります。 私も読み始めなので詳しい事は知りませんが、共産主義者でしたから、そういう雰囲気もあったかもですね。 しかし、私は中〇、ロ〇ア等の実在の共産主義は嫌いですが、すべての人が平等であることを願う「理想論としての共産主義」は好きなので、そういう思想が詩の中に出てきてもきっと大好きになると思っています。 >今回、ごく一部なりと触れてみて、好きになりそうな予感がしました。 絶妙な比喩がいいですよね。 >スペインモダニズムに多大な影響を与えたとされる中南米出身の >2大詩人ネルーダとルベン・ダリーオ(ニカラグア)ですが、 さすがにお詳しいですね。 私なんぞは、ネルーダにしても適当に詩集を選び、読み始めてからいいなあと思ってから作者を調べて。「ノーベル文学賞!!!」と「どうりですごいわけだ!」と思ったのでした。 >当時は「より色彩豊かで、かすかに頽廃の香りを漂わせていたダリーオ」 >の方に余計目が向いていたように思います。 興味涌きますね。 もしお気が向きましたら、質問の形で紹介してもらえたら、私も翻訳遊びに参加したいですね。 ご存じの通り、文才はありませんが、お遊びとしての参加でも楽しいと思いますので。 >この路線の「同伴の旅」ができますよう心底願っております。 いつもお付き合いいただきありがとうございます。 こちらころ、今後とも宜しくお願い致します。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10007/12518)
「お礼コメント」をありがとうございました。 >これはどうしてもネット上に見つからず ⇒どうりで、私も探しましたが詩集Grapes and The Windは見つかりませんでした。 (それにしても、前便の私訳はとんでもない解釈をしたものでした!) >この一節もパブロ・ネルーダが自然の中を歩き回った時の情景を描いたものだと思います。 ⇒なるほど、そういうことでしたか。助かりました。 >例えばstone deceived me,などはよく川を渡ります時に一見しっかりしているようで体重を乗せたとたんにグラグラしたりする岩の事かなあと思います。 ⇒大いにあり得そうですね。 さすが、多読精読の王の慧眼に乾杯! ありがとうございます。 「補足コメント」、スペ語のプレビューも、ありがとうございました。 セットしてくださった箇所を早速のぞいてみました。 以下は、荒っぽい直訳です。 I ヨーロッパのぶどう 男ひとり (p.515) 私は険しい山脈を横切った 木々の間を馬で行った 地面には数千年来の腐植土の絨毯 木々の枝が高みで触れ合って塊になって揺れる 木々の下には黒い森、暗い地面 突如鳥やすばしこい狐が飛び出し、甲高く鳴く 大きな木の葉が散る わが馬は朽木を踏んで行く だが、地面の下には (p.516) 新芽を予感し、触れる 密林は孤独、鼻をつく森の香りも孤独、地下の根もまた孤独 棘は四肢にささり、硬い岩はわが愛馬を傷める 衣服の下に氷が差し込み わが心それをなだめ、鎮める 川が生まれ、目の前を流れ下り、私を苦しめる 突如立木が行く手を塞ぐ あたかも、立ち上がって密林をなぎ倒すかの如し、毛むくじゃらのつわものの如し 虫が蠢き、雨で朽ちかけて、死の世界に私を引き留める 私は大樹に飛び乗り、斧で枝を切る 手のひらのような美しい葉を愛撫し、逞しい根茎に触れる それは私より大地をよく知っている 《私は大樹を乗り越え、 川という川を横切る、 水の泡に導かれて行く、 危い岩を渡って行く、 一刻一刻 きらめく宝を つくり出す緑の風が わが顔面に吹きつければ、 わがまつ毛は、燃え立つ。》 私は高い山脈を横切った (p.517) なぜなら一人の男が 私とは別の男が 私と一緒だったから もう木々はそこにない 私を悩ます水の流れも いばらの大地も、もはやない 男だけ、その男だけが私と一緒 優しい顔の美しい手の木も 大地を知る重厚な大樹も 私を助けてはくれない 男だけが頼り 名は知らない 私と同様貧しく、同じ目をしている その目で、人の通る道を探す それで私は今ここにいる だからうまくいく 私は思う 天空では、われらは一緒にいないだろうと 私は思う 地下には、われらを待つものはいないだろうと しかし、地上では われらは連れ添う われらの繋がりは地上にあると 以上、前後を直訳してみました。とはいえ、あまり前進はなかったかも知れませんね。でも、おかげ様で、またまた楽しめました。重ねてお礼申しあげます。どうもありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 楽しんでもらえたようで何よりです。 私の場合は英語の(もしくは英訳された)詩の中毒患者なので、読まないと禁断症状が出てしまいます。しばらくコロナノイローゼーで、読めていなかったのですが最近やっと元に戻りつつあります。 >一刻一刻 >きらめく宝を >つくり出す緑の風が >わが顔面に吹きつければ、 >わがまつ毛は、燃え立つ。 jewelsを視覚的にとらえた美しい言葉だと思いました。 私の場合は視覚というよりも触覚てきなものに捉えました。(全然翻訳文で表現できませんでしたけど) 私も自然の中を歩くのが好きで、特に肌を刺すような風の中、汗をかきながら歩くのが心地よく好きです。(理想は汗もかかず、寒くもないの良いのですが、歩けば熱くなりますし、木漏れ日のもとでは風はつめたくなるものなので、、、。) the green air forming jewels attacked my face, burned my lashes. の箇所はまさに、肌を刺すような(優しくなくも)心地よい風を「jewels attacked my face,」と描き、刺すようにヒリッを感じる風が「burned my lashes.」と描いたのかと解釈しました。そこで、「burnと燃える」が似て非なるものだと気が付きながら、どうしてよいか分からず、、、丸投げしたのでした。 それにしても、スペイン語に堪能ですね。 私はなんとなく英語と似ているから想像がつく箇所もある程度なので、からっきしです。 >私は思う 天空では、われらは一緒にいないだろうと 私は思う 地下には、 >われらを待つものはいないだろうと しかし、地上では われらは連れ添う >われらの繋がりは地上にあると この箇所が本当の本来の一番ビシッと決める箇所で好きな一節なのですが、翻訳文を考えるのが難しいので質問しなかった箇所です。 また自然の描写をした今回の質問箇所も好きでしたので。 ***余談ですが、コロナで自宅にいる時に何気なく英語カテの過去質問を覗いていたら、昔は文学作品の読解の質問があったようですね、、、。今の英語カテに無いのが残念です。 では、今回もありがとうございました。 また、宜しくお願い致します。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10007/12518)
楽しい話題をありがとうございます。 遅ればせながら…。 私訳: もとの木を飛び越え、 四方の川を渡り、 泡に乗って飛ぶ。 岩は冷たく欺くも、 絶えず、 緑風わが身を撫で、 宝園われを呼ぶ。 わが頬をなぶりて、 まつげを焦がす。 ☆私は誰? ― 渚を枕に放浪する男を、ぶどうの花粉(!?) に託して訳しました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >☆私は誰? すいません、普段なら前後が読めるようにリンクを貼って質問するのですが、これはどうしてもネット上に見つからず。ついうっかり、状況説明を忘れてしまいました。パブロ・ネルーダは自然の中を歩き回ってその美しさをたたえる詩をたくさん書いたようでして、この一節もパブロ・ネルーダが自然の中を歩き回った時の情景を描いたものだと思います。例えばstone deceived me,などはよく川を渡ります時に一見しっかりしているようで体重を乗せたとたんにグラグラしたりする岩の事かなあと思います。 今回の箇所はスペ語でも見つかりませんでしたが、英語カテの方たちは基本的にマルチリンガルなので、スペ語でありましたらそちらを載せるようにします。 >― 渚を枕に放浪する男を、ぶどうの花粉(!?) に託して訳しました。 Nakayさんと言えば技巧派のイメージがありますが、このような一見シンプルにして素朴な文章もお得意だったのですね! >緑風わが身を撫で、 >宝園われを呼ぶ。 まだ読み始めなので、なぜ本のタイトルがGrapes and The Windなのかハッキリは分からないのですが、お陰様でNakayさんの花粉に見立てた御訳が読めました。 間違いもしてみるものですね。そして、宝園とはまた本当に美しい言葉ですね。花粉がメシベへと向かうさまがまじまじと思い浮かびました。 いつも私チョイスの名文訳にお付き合いいただきありがとうございます。 また、宜しくお願い致します。
補足
今更ですが、スペ語で丸ごとネット上で見つけました。 グーグルの書籍検索のプレビューでありました。 https://books.google.co.jp/books?id=zmoX210sBDAC&pg=PA516&dq=%22Yo+pas%C3%A9+sobre+el+%C3%A1rbol,+cruc%C3%A9+todos+los+r%C3%ADos,+la+espuma+me+llevaba,+las+piedras+me+ment%C3%ADan,+el+aire+verde+que+creaba+alhajas+a+cada+minuto+atacaba+mi+frente,+quemaba+mis+pesta%C3%B1as.%22&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj1_eK_tbPpAhWIf30KHfSsACcQ6AEIJzAA#v=onepage&q=%22Yo%20pas%C3%A9%20sobre%20el%20%C3%A1rbol%2C%20cruc%C3%A9%20todos%20los%20r%C3%ADos%2C%20la%20espuma%20me%20llevaba%2C%20las%20piedras%20me%20ment%C3%ADan%2C%20el%20aire%20verde%20que%20creaba%20alhajas%20a%20cada%20minuto%20atacaba%20mi%20frente%2C%20quemaba%20mis%20pesta%C3%B1as.%22&f=false 私の引用箇所が丁度ハイライトされるようにしておきました。 Solo el hombreと上のページの左側に分かりにくく書かれている箇所から始まります。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#1です。寝言です。 英訳を見て、なんと無く書いて見たところ、お書きになった訳と似ていて、これは出すのではなかったな、と思いましましたが時既に遅すぎました。 これは、故郷を離れて書かれた「比喩」というのが、さっぱりわからず、お恥ずかしい次第です。にもかかわらず寛大なコメントを有り難うございました。
お礼
、、、、、、、本当に失敗作だったのならその補足コメントも理解できるのですが、、、、。 ご回答ありがとうございます。 時々映画監督や小説家が『大ヒット作品』を作った後で「ついついお遊びで、くだらないものを書いてしまった。」とかいうアレですね!本人たちは本当に悔いているのでしょうが、、、、私にしてみると、、、(以下省略)。 『私もいつか言ってみたいセリフのひとつです。』 >故郷を離れて書かれた「比喩」というのが、 すいません、いつもは前後も読めるようにリンクを探してきて貼るのですが、これは発見できませんでした。 故郷を離れたのではなくて、自然の中を歩いた時の比喩だと思います。 自然の中を歩く時に感じる風を the green air forming jewels attacked my face, burned my lashes. だなんて本当にいい比喩表現だと思います。 ありがとうございました。
補足
今さらながら気が付きました。 >これは、故郷を離れて書かれた「比喩」というのが、 私は本の「まえがき」を読まずにいきなり本文を読み始めるので気が付かなかったのですが、作者が故国を追われていた時に書かれたようですね。今頃になってその個所を読み、ようやくSPSさんのコメントの意味に気が付きました。 詩自体は逃亡というよりも自然を比喩を用いて描写しているように感じました。 またSPSさんの名訳を楽しみにしておりますので宜しくお願い致します。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
その木を過ぎ 川を皆んな渡った 泡に流され 岩に騙された 絶え間なく 緑の気が珠を生み 我がほおを打ち まつげを焼く
お礼
さすがSPSさん! 素晴らしい名訳のご回答ありがとぷございます。 SPSさんの文章がちょうど私の好みにピッタリすぎで毎回楽しみにしております。 >その木を過ぎ 川を皆んな渡った 泡に流され 岩に騙された 毎回お作品を読むと自分の訳の問題点が見えてきます。 私のはリズム(文の区切り)が良くなかったですね。どこからどこまでで「~た」で一旦区切り、どこからどこまでをつなげるか、そこら辺を全く私は考えていませんでした。(英文を読む分には、無意識に詩のよさを感じ取っていますので、和訳する時もナントナク訳してしまいました。) 言葉選びのチョイスはSPSさんの天性のものなので、そこまではマネる事はできませんが、またまた今回もお作品を拝見さしてもらえたと思えました。 ありがとうございます。 また、宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ところで、本棚の隅っこにツンドク状態にあったNerudaの > "Confieso que he vivido"というのを発見しました。 スペイン語にNakayさんがご堪能なのは存じておりましたが、読書もされるレベルなんですね。すごいですね。 私もネルーダの詩集を機にスペイン語を勉強しようかと思い始めてはいるのですが、、、英語以外の言語は全部三日坊主です、、、。 >202ページ以下にある"Un camino en a selva"「密林の道」というのが、 >"Grapes and The WindのOnly a man" の内容そっくりです。彼は軍部に追われる >格好で(...)、それで、「衣服の下に氷が差し込み わが心それをなだめ、鎮める」 背景解説ありがとうございます。(読書がお早いですね。) やっぱり寒い中歩いていたのですね。 一言も「寒い」という言葉を使わずに比喩で私も「肌を刺す風のなか歩く情景」を感じていました。今まで色々と詩集を読んできましたが比喩がこんなに素晴らしいものだと感じたのは初めてです。 >また、「一人の男が 私とは別の男が 私と一緒だった」とありましたが、 >その男と思しき人は、Pepe Rodríguez という周辺山林の地主らしいことも推測されました。 なるほど、そうっだったのですね!背景を知りより深くあの詩を理解できました。 ネルーダを尊敬する地主さんが逃亡に協力する状況が想像できました。 >「詩は、遠い読者とのつながりを失った。回復せねばならぬ。暗い道のりを越えて行って、 >人々の心と出会いたい。男と、女と、通りの見知らぬ人と、真夜中に働く人との、 >心と心に出会いたい。そうしてはじめて我々は、真の詩人になれるのかも知れない…」 ネルーダほどの大詩人でも、そう思うのですね。でも残念ながら私達のように文学好きな人は除いて、周りで詩集を読む人なんて皆無ですから、、、確かに今の世の中は詩人とのつながりは失っているのかも知れませんね。翻訳遊びが楽しいのと、実際に私が満足いく訳にできないので質問を続けていますが、誰か私の質問がもとで英語の詩を読み始める人が出てい来たらいいなあと密かに思います。 >スペイン語版でしたら、例えば、"Canción de otoño en primavera" (por Rubén Darío)、 英語訳を探してみましたが、冒頭だけ紹介したものしか見つかりません。 私はどうも英語以外の外国国語が苦手でして、、とてもスペイン語では参加できません。 ところで、私は英語訳で満足していたのですが、調べてみたらネルーダの詩集の英訳者達はお互いの訳についてとんでもない舌戦を繰り広げたようでして、お互いの訳のアラ探しをしたり、感情が入っているとかいないとか、、大変だったようです。 私が思うほどスペイン語から英語へは簡単に訳せないようですね。 今回もご解説ありがとうございました。 また、今後とも宜しくお願い致します。