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ノーベル賞受賞のパブロ・ネルーダ の比喩の翻訳:1
I passed over the tree, crossed all rivers, foam carried me, stone deceived me, minute by minutes the green air forming jewels attacked my face, burned my lashes. (Pablo Nerudaの詩集Grapes and The WindのOnly a manより一部引用) *原語のスペ語から英訳されています。 全て簡単な英語ですが翻訳は難しい! 拙訳: 私は木のわきを抜けた 全ての川を渡った 泡が私を運び 岩が私をだました 刻々と 緑の風が 宝石となり 私の顔をたたき 私のまつ毛を燃やす。 さすがノーベル文学賞の詩人というだけあり、またスペ語と近い英訳がいいなあと思いました。 英語自体は簡単なのに天才的な比喩の翻訳が超困難です、、、そこで皆様の翻訳例を久しぶりに拝見したく思います。 翻訳作品を採点するなどというおこがましい事はできませんので、BAは選びません。(常連さん以外もお気軽にご回答ください。) 宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ところで、本棚の隅っこにツンドク状態にあったNerudaの > "Confieso que he vivido"というのを発見しました。 スペイン語にNakayさんがご堪能なのは存じておりましたが、読書もされるレベルなんですね。すごいですね。 私もネルーダの詩集を機にスペイン語を勉強しようかと思い始めてはいるのですが、、、英語以外の言語は全部三日坊主です、、、。 >202ページ以下にある"Un camino en a selva"「密林の道」というのが、 >"Grapes and The WindのOnly a man" の内容そっくりです。彼は軍部に追われる >格好で(...)、それで、「衣服の下に氷が差し込み わが心それをなだめ、鎮める」 背景解説ありがとうございます。(読書がお早いですね。) やっぱり寒い中歩いていたのですね。 一言も「寒い」という言葉を使わずに比喩で私も「肌を刺す風のなか歩く情景」を感じていました。今まで色々と詩集を読んできましたが比喩がこんなに素晴らしいものだと感じたのは初めてです。 >また、「一人の男が 私とは別の男が 私と一緒だった」とありましたが、 >その男と思しき人は、Pepe Rodríguez という周辺山林の地主らしいことも推測されました。 なるほど、そうっだったのですね!背景を知りより深くあの詩を理解できました。 ネルーダを尊敬する地主さんが逃亡に協力する状況が想像できました。 >「詩は、遠い読者とのつながりを失った。回復せねばならぬ。暗い道のりを越えて行って、 >人々の心と出会いたい。男と、女と、通りの見知らぬ人と、真夜中に働く人との、 >心と心に出会いたい。そうしてはじめて我々は、真の詩人になれるのかも知れない…」 ネルーダほどの大詩人でも、そう思うのですね。でも残念ながら私達のように文学好きな人は除いて、周りで詩集を読む人なんて皆無ですから、、、確かに今の世の中は詩人とのつながりは失っているのかも知れませんね。翻訳遊びが楽しいのと、実際に私が満足いく訳にできないので質問を続けていますが、誰か私の質問がもとで英語の詩を読み始める人が出てい来たらいいなあと密かに思います。 >スペイン語版でしたら、例えば、"Canción de otoño en primavera" (por Rubén Darío)、 英語訳を探してみましたが、冒頭だけ紹介したものしか見つかりません。 私はどうも英語以外の外国国語が苦手でして、、とてもスペイン語では参加できません。 ところで、私は英語訳で満足していたのですが、調べてみたらネルーダの詩集の英訳者達はお互いの訳についてとんでもない舌戦を繰り広げたようでして、お互いの訳のアラ探しをしたり、感情が入っているとかいないとか、、大変だったようです。 私が思うほどスペイン語から英語へは簡単に訳せないようですね。 今回もご解説ありがとうございました。 また、今後とも宜しくお願い致します。