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夫の定年と再就職後の妻の年金と健康保険料金
- 夫の定年後、妻の年金と健康保険料金はどうなる?夫の再就職先によるけれど、妻は自分で支払う必要があるかもしれません。
- 夫の再就職が未定なため、妻の年金や健康保険料金の代替の負担額が気になります。また、妻がパート先で社員として応募するか迷っているそうです。
- 夫が定年後、妻の収入の変化が気になります。妻は自分で年金や健康保険料金を支払わなければならないのでしょうか?
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※長文です。 >今年夫が定年後、妻の年金と健康保険料金はどうなるでしょうか。 「健康保険(正確には公的医療保険)」と「公的年金保険」のルールは単純です。 具体的には、以下のどちらかになります。 ***** ◯パターン1:夫が「健康保険・厚生年金保険」に加入できない ・妻の公的医療保険:【市町村が運営している国民健康保険(市町村国保)】に加入(保険料の負担あり) ・妻の公的年金保険:国民年金【のみ】加入(保険料の負担あり) ***** ◯パターン2:夫が「健康保険・厚生年金保険」に加入できる ・妻の公的医療保険:「市町村国保」もしくは【夫が加入している健康保険】に加入(夫の健康保険に加入した場合は保険料の負担【無し】) ・妻の公的年金保険:国民年金【のみ】加入(夫の健康保険に加入した場合は保険料の負担【無し】) ※「夫が加入している健康保険」に加入させてもらうためには(夫が加入している健康保険の)【審査】を受ける必要があります。(なぜなら【保険料タダ】で家族の医療費まで面倒を見なければならないからです。) ※「健康保険」と「厚生年金保険」は通常「同時加入・同時脱退」となりますが、【ケースバイケースで】【どちらか一方】のこともあります。 また、どんな制度にも例外規定がありますから、旦那さんの再就職が決まらなければ正確なことは言えません。(つまり、場合によっては上記の通りにならないこともあるということです。) ※「夫が加入している健康保険」に加入できた場合(被扶養者の資格を得られた場合)は【日本年金機構の審査なしで】「国民年金保険料」が【タダ】になります。……国民年金の第3号被保険者制度 ※言うまでもありませんが、75歳以上の国民の公的医療保険は「後期高齢者医療制度」となります。 >妻が自分で年金、健保を支払わなければいけませんか? 上記のとおりです。 >夫は再就職した会社によるけれど、妻を扶養できるところに決まるかはわからないといっています。 上記のとおりです。 >代替の費用がどれくらいになるかを教えてください。 まず、「国民年金」の保険料は【定額】です。(以下のリンク参照) 『国民年金保険料|日本年金機構』 https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html -- 一方、「市町村国保」は【各市町村】に保険料を決定する権限があるので、お住まいの市町村によって保険料が変わります。 また、加入する本人だけでなく「住民票上の世帯主(市町村に世帯主として登録してある同世帯の住人)」の【税法上の所得金額】も含めて総合的に決定されますので、単純な計算式は【ありません】。 つまり、「市町村国保」の保険料を計算するには【住んでいる市町村】と【加入者全員と世帯主の所得金額】の情報が最低限必要(だからここでは計算できない)ということです。 なお、「税法上の所得金額」は【前年の】所得金額です。 たとえば、「2019年の所得金額」によって「2020年4月~2021年3月の年間保険料」が決まります。(年間保険料は10回前後の分割納付になります。) (参考) 『国民健康保険保険料の地域差は最大6.2倍!?|シニアガイド』 https://seniorguide.jp/article/1001944.html >またパート先で社員の応募もありますが応募したほうがいいでしょうか。 そもそも「旦那さんの動向」が分からないのでどちらがいいかの比較もできません。 --- また、「公的医療保険」も「公的年金保険」もどちらも【保険】ですから、「その人個人の考え方(≒人生設計)」によってどうしたほうがよいかは【まったく違います】。 たとえば、65歳になるまでに死んでしまえば「国民年金」の保険料は【全額掛け捨て】になります。 しかし、「障害者」になったり「寡婦(夫)」になったりしたときは、「国民年金」だけでなく「厚生年金保険」にも加入してたっぷり保険料を払っておくほうがよかったります。(寡婦になった場合は「夫の保険」から給付が行われますのでお間違いなく) また、公的年金保険は【死ぬまで】保障が続く(年金が支給される)保険ですが、民間の保険会社にはそんな商品はありません。 それでも、「どうせ公的年金制度は破綻するに決まっている」と考えて保険料をなるべく払わないようにする人も多いですから、他人がどうこういう話ではありません。 --- 「公的医療保険」の【保障】については、「健康保険にあって国保にないもの」で代表的なのが「傷病手当金」です。 ようは、「病気や怪我で働けなくなったときの休業補償」です。 なお、「傷病手当金」は「加入者本人(【被】保険者)」のみが受けられる保障で、「家族(【被】扶養者)」は受けられません。 他にも違いがありますが、ここで講義をはじめるわけにもいかないのであとはご自身で調べてください。 (参考) 『公的年金とはどんな制度?老齢・障害・遺族年金を徹底解説!|楽天生命保険』 https://www.rakuten-life.co.jp/learn/article/pension/ 『障害年金の制度をご存じですか?がんや糖尿病、心疾患など内部疾患の方も対象です|政府広報オンライン』 http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201201/2.html >自分としてはパートの働き方が体力的にはあっていると思います。 上記のとおりです。 >子供は二人いて上は会社員、下は今年就職予定ですがまだ決まっていません。 「会社員」のすべてが「健康保険・厚生年金保険」に加入できるわけではありませんが、【旦那さんの動向次第では】「子が加入している健康保険に加入させてもらう」という選択肢も考えられるでしょう。 いずれにしても未確定のことばかりですから、今の時点で明快な答えは出せません。 ***** 備考:「税法上の所得金額」について 前述の通り、「市町村国保の保険料」を【自分で計算したい】場合は【加入者全員と世帯主の】「税法上の所得金額」が分からないと計算できません。 なお、質問文にある「パートと内職で110万(90:20)ほど収入がありますが年末調整で95万になります。」の一文だけでは「税法上の所得金額」は分かりません。 ちなみに、勤務先の雇い主が「年末調整」をしようとしまいと「収入(の金額)」にも「(税法上の)所得金額」にも【一切】影響はありません。 --- ということで、「市町村国保の保険料を知りたい(試算したい)」なら【市町村の役所】の国保の窓口で試算してもらったほうがよいと思います。 ※「市町村」によって「保険【料】」と「保険【税】」の違いがありますが、「公的医療保険」としてのルールは同じで、特に分けて考える必要はありません。 ※平成30年度から国保の運営に「都道府県」も加わりましたが、基本的なルールはほぼ同じで、対応窓口もこれまでどおり「各市町村」です。
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- SK8UH1
- ベストアンサー率87% (192/220)
補足です。 旦那さんの定年とはまったく関係ないので省略しましたが、「パート先で社員の応募もありますが応募したほうがいいでしょうか。」という質問もあるので「パターン3」も追加しておきます。 ◯パターン3:妻自身が「健康保険・厚生年金保険」に加入する ・妻の公的医療保険:「健康保険」(保険料の負担あり) ・妻の公的年金保険:「国民年金」+「厚生年金保険」(保険料の負担あり) ※「厚生年金保険」に加入した場合は、「国民年金保険料」の負担はなくなります。(別途納める必要はないということです。) ※「健康保険」「厚生年金保険」ともに、税法上の所得金額【ではなく】【勤務先から受け取る報酬(いわゆる給料)の額】によって保険料が決まります。 ※「健康保険」「厚生年金保険」ともに、保険料の半分は【事業主(雇い主)】が負担します。(「健康保険」はちょうど半分ではないこともあります。) (参考) 『健康保険料の計算|keisan』 https://keisan.casio.jp/exec/system/1324355661 『厚生年金保険料の計算 |keisan』 https://keisan.casio.jp/exec/system/1324270485 ***** ◯備考:「健康保険」の【保険者(保険の運営者)】について 「健康保険」は、大きく分けて【全国健康保険協会】が運営している健康保険(協会けんぽ)と【◯◯健康保険組合】が運営している健康保険(組合健保)の2種類があります。 上記の計算ツールで計算できるのは「全国健康保険協会(協会けんぽ)」の保険料ですが、「健康保険組合」の保険料の【目安】にはなります。 (参考) 『同じ社保だけど、中身がちょっと違う「協会けんぽ」と「組合健保」[2018/5/16]|シニアガイド』 https://seniorguide.jp/article/1001945.html --- 『健康保険(協会けんぽ)の事務と手続等|日本年金機構』 http://www.nenkin.go.jp/service/kounen/kyokaikenpo/20120324.html 『リンク集>健保組合|けんぽれん』 http://www.kenporen.com/kumiai_list/kumiai_list/ ※「健康保険組合」は1,400近くありますので、すべて掲載されているわけではありません。
- f272
- ベストアンサー率46% (8469/18131)
> 妻(私)は今58歳でパートと内職で110万(90:20)ほど収入がありますが年末調整で95万になります。 意味不明です。収入をごまかしているわけではないのでしょうから,実際に110万円の収入はないのですよね。 > 今年夫が定年後、妻の年金と健康保険料金はどうなるでしょうか。 妻が社会保険に加入するような条件で働けば,自分で加入して保険料を支払います。 妻が社会保険に加入するような条件で働かない場合で,夫または子供の扶養家族になれる程度の収入しかなければ,扶養家族になって保険料は支払いません。現状と同じと言うことですね。もちろんこれは夫または子供が社会保険に加入しているのが前提です。 上記2つのいずれでもなければ,市役所に行って国民健康保険,国民年金に加入してください。保険料の支払いが必要です。
お礼
f272様 早々のご回答ありがとうございました。 まず私の仕事先での社会保険の加入がどうかということ、そして 夫、そして子供の扶養家族になれるかどうかも考えられるのですね。 よくわかりました。
- spock4
- ベストアンサー率28% (291/1037)
基本的には、健保・厚生年金の条件で就職できるのであれば、現状からの変更はないはずです。(ただし、会社側が3号被保険者の手続きをしてくれるかはわかりませんが)勤務時間数が少なく国保になるとか、健保はあるけど年金はないとかの求人もよく見ますので、その場合には国保・国民年金の支払いが発生しますが、多分、自治体のHPに早見表があると思いますので確認してください。
お礼
spock4様 早々にご回答をいただきありがとうございます。 健保・厚生年金の条件で就職で現状のままになることを期待します。 会社の条件によって片方やない場合もあるのですね。 自治体のHPでの試算、わかりにくかったのですがやってみます。
- OldHelper
- ベストアンサー率30% (761/2514)
「妻を扶養できるところに決まるかはわからないと」 これは間違いです。妻を扶養にするかどうかは本人が決めることです。 就職する会社とは無関係です。 再就職先との雇用契約が、請負など個人事業主扱いの契約の場合は、年金、健康保険などはすべて自分で負担することになりますが、社員としての契約なら、会社が半分負担して、手続きをしてくれます。 「大手企業に再就職」なら今までと変わらない状態だと思いますよ。
お礼
OldHelper様 早々のご回答ありがとうございます。 そうですね。夫の就職先がわからないとはっきりしないということですね。 保険も年金も補助があるところに決まって今のままが継続できることを期待しています。
お礼
SK8UH1様 詳細な回答ありがとうございました。 この数日パソコン移行による更新作業検証にかかりきり お返事が大変遅くなり申し訳ありませんでした。 その後、のことをパターン1と2として 解説されわかりやすくなりました。 まだどのような再就職があるかわからないのですが、 年金と保険の違い、子供のことを含んでの説明もありがとうございます。 今はまだ確定でないのではっきりしませんが 何度となくこちらのページで確認していくと思います。