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古典翻訳:ホラティウスの書簡集の1の5
Tomorrow's Caesar's birthday, which we keep By taking, to begin with, extra sleep; So, if with pleasant converse we prolong This summer night, we scarcely shall do wrong. (Horaceの Epistlesの Book 1 の5より。) 拙訳: 明日は、めでたい生誕祭 朝から二度寝、昼寝して 夜は眠らず、語り合う こよない夏の夜がいい。 そもそもカエサルの生誕祭がお祭りなのか、祝日なのか、、、本来の祝い方は??と、そこらへんは分からずに訳しました。まあ、そこは大目に見てもらって、皆さんの、この詩の翻訳例を教えてください。 宜しくお願い致します。 (BAは、選びません。すいません。)
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- Nakay702
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またまた楽しい話題をありがとうございます。 ホラティウスは、カエサルより45歳年下で、カエサルが暗殺されたときは弱冠20歳くらいでした。そのとき、カエサルをして "Et tu, Brutus!" と言わしめた張本人、つまり、暗殺者の一味ブルートゥスに加担して参戦したようですね。ですから、この詩、カエサルの誕生祝いというより、(少なくとも内心では)逆の意味の酒宴を謳ったものだったのかも知れませんね。 私訳: 《明日は、カエサル大将の誕生日でしょ それならこちとら、まずは寝だめしょ 話にぎょうさん、花が咲くだろの 夏の夜の、徹夜の宴もええだろの。》 ☆ちょっとワル乗りして、遊んでしまいました。 例によって、押韻の真似事をしてみましたが…、 これぞホントの「'の'ろ助」と言う!?
- cbm51901
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Tomorrow's Caesar's birthday, which we keep By taking, to begin with, extra sleep; So, if with pleasant converse we prolong This summer night, we scarcely shall do wrong. 明日に控えし カエサルの 生誕した日を 祝うべく 我等が為すは まず早寝 夏のこの日は 夜を徹し 愉快に 語り合いたいね それが供養と いうものよ すみません、勝手にカエサルを殺してしまいました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >明日に控えし カエサルの >生誕した日を 祝うべく 「控えし」っていいですね!いかにも、明日大切な日があるって感じがします。 こう言った、言葉遊びをするには語彙のストックがあればあるほど面白くなると分かっているのですが、どうにもこうにも私は気が付くと英語の本を読んでいるのが良くないのか、出てきません。 「祝うべく」もいいですね。 個人的に、この詩の一番面白いところは、which we keep by taking extra sleepという箇所なので、「祝う」を絶対に訳に入れたかったのですが、どうにもこうにもうまく入ってくれなくて、訳に反映できませんでした。こちらの表現方法も勉強になりました。 >我等が為すは まず早寝 extra sleepだけじゃあ、早寝なのか、昼寝なのか分からないとこですが、「まず早寝」と「まず」が入っているので、とにかく寝てやろうという情景が粋ですね。 早寝もいいなあと思いました。 >夏のこの日は 夜を徹し >愉快に 語り合いたいね >それが供養と いうものよ 「それが供養というものよ」なんだか、一度は言ってみたいカッコイイ台詞をここぞという所で持ってきましたね! こういうカッコイイ台詞のストックを私も作っとかなきゃと思いました。 今回も十分に堪能させていただきました。 今後とも、宜しくお願い致します。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 いつも歴史解説ありがとうございます。 >暗殺者の一味ブルートゥスに加担して参戦したようですね。 なんと、そうでしたか! ますます、ホラティウスが好きになってしまいました。(まあ、今の時代じゃ暗殺は考えられないですけどね。) >明日は、カエサル大将の誕生日でしょ >それならこちとら、まずは寝だめしょ 本当に韻を踏むのがお上手ですね。すごいいい味出してますよ! 能ある鷹が爪を隠すのをやめただけなのか、悟りを開いてしまわれたのか分かりませんけど、 最近すごいお上手になられて、私だけが取り残されてる感が半端ないです。 >話にぎょうさん、花が咲くだろの >夏の夜の、徹夜の宴もええだろの。 こちらも、味わい深いこと。「だろの」という語尾が味わい深いのか、押韻マジックなのか、分かりませんけど、もはやNakayさんは「歌人」と言ってもいいんじゃないかと思えてきました。 私もがんばらにゃと思いました。 そして、今回もお作品を堪能させていただきました。 今後とも宜しくお願い致します。