- 締切済み
ホラティウスの書簡集一の一(2)
So, to sum up: the sage is half divine, Rich, free, great, handsome, king of kings, in fine; A miracle of health from toe to crown, Mind, heart, and head, save when his nose runs down. (著者:Horace. 書名:The Satires, Epistles, and Art of Poetry 英訳者:John Conington。1869年の訳) 試訳: つまりてぇと、賢者様ってのは、半分神様みてえなもんだ 富も、自由も、偉大さも備えていて,おまけに見た目もいい王の中の王ときた。 言うなれば、頭のてっぺんからつま先まで、心、体、精神、そして頭脳さえも、元気モリモリってわけよ。風邪の時は別だけど。 散々ほめたたえておいて最後のsave when his nose runs down.(鼻水を流している時は除く)が面白くて、、、(でも実際風邪の時ってポンコツになりますよね)、、、つい翻訳文を考えてみたくなったのですが、いつものごとく頭が空回りして、どうも納得がゆく翻訳文になりません。 皆様の翻訳例を教えていただけないでしょうか? いつものごとくBAは選びませんが、よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
またも興味ある話題をありがとうございます。 遅ればせながら、私訳をお送りいたします。 私訳: So, to sum up: the sage is half divine, そんなわけで、つまるところ賢者は、半ば神の如し、 Rich, free, great, handsome, king of kings, in fine; 富、自由、威光、美貌、すべて兼備の、要するに、恐いものなし。 A miracle of health from toe to crown, 頭と心の心身の、すべてに活気はみなぎる、 Mind, heart, and head, save when his nose runs down. ただ、鼻水タラタラともなれば、人前をはばかる。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
で、まとめると、物知りは、半ば神様だ。 金持ちで、なんでもできて、偉いし、見かけもいい お偉方のその上だ。 足から頭まで、生き生きとしている。 心も、頭も、顔も、鼻水が出るときの他は上向き。
お礼
ご回答ありがとうございます。 いつもながら、「適語を選ぶ」という事に関して、天才的な腕を感じました! >>で、まとめると、物知りは、半ば神様だ。 sageの訳語で悩んでいました。「賢者」とは考えてみたものの、どうもファンタジー小説ポクなってしまいますし、どうもホラティウスの世界観とズレてしまう気がしました。「物知り」という訳語をみつけたのは流石だとおもいました。これでこそ、ホラティウスの翻訳になります! >>金持ちで、なんでもできて、偉いし、見かけもいい お偉方のその上だ。 私もホラティウスの詩を読んでいて、思い描く雰囲気というものがあります。その雰囲気とSPSさんの翻訳文がマッチしていて、流石だと思います。 king of kingsも、「お偉方のその上だ」という訳を拝読して、「これだ!」と思いました。自分でも「王の中の王」は、雰囲気と合わないとは思うのですが、「お偉方のその上だ」が出てきませんでしたよ。 >>足から頭まで、生き生きとしている。 私は、この箇所でhealthの訳語がまず「健康」という単語が出てきて、、当然雰囲気に合わないので別の単語を探し、、苦労しました。「生き生きしている」という訳語を拝見したときに、今回も「これだ!!!」と思いました! 実際そういう事なんですが、中々適語ってのは出てきませんでした。 SPSさんのお訳は毎回勉強になります。 >> 心も、頭も、顔も、鼻水が出るときの他は上向き。 最後の「鼻水」までのつなぎ方もお見事ですね。しかも、ホラティウスのようなユーモア感もあります。さすがですね! (私は、最後をどうつなげるかと苦労しました。) 今回も勉強になりました! 今後とも、よろしくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >>So, to sum up: the sage is half divine, そんなわけで、つまるところ賢者は、半ば神の如し、 Rich, free, great, handsome, king of kings, in fine; 富、自由、威光、美貌、すべて兼備の、要するに、恐いものなし。 私は、とりあえず自分が英文を読んだ時に感じた情景を再現しようとして、毎回失敗して、意味は分かっているのに言葉にできない悔しさを感じるばかりですが、ナカイさんは、脚韻まで毎回完成させてしまうのは流石ですね! king of kingsの箇所は、私も「王の中の王」では、ちょっとこの詩の雰囲気に会っていない気がしていました。そこをいち早く察して別の言葉に置き換えるあたりは流石ですね! >>A miracle of health from toe to crown, 頭と心の心身の、すべてに活気はみなぎる、 Mind, heart, and head, save when his nose runs down. ただ、鼻水タラタラともなれば、人前をはばかる。 やっぱり、ナカイさんは文の流れと言いますか、リズムがスゴイですね。healthの訳語も流れに沿っていますし、最後の「鼻水」を登場させるシーンも流石だと思います。 (私は、鼻水としてどう登場させたらいいのか分からず、「風邪」にしちゃいました。) ちなみに、私は本当に風邪をひくと頭の機能も下がるのですが、周りに体が丈夫な人しかおらず、誰も私の気持ちが分からない、、、。 ホラティウスに言ってもらえて、初めて同志を得た気持ちでした!(笑) 今回もありがとうございました。 また、今後ともよろしくお願い致します。