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古池やかわず飛び込む水の音
松尾芭蕉 古池やかわず飛び込む水の音。 この句は東京のどこあたりでの作句でしょうか? 向島の此処と、判ると嬉しいです。
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松尾芭蕉がこの句を詠んだのは、東京ではなく滋賀県大津市の 真言宗醍醐派の岩間山正法寺(通称は岩間寺)だと言われて、 その句を詠んだと言われる池が境内に残されています。 池のほとりには句が刻まれた石碑も建っています。
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- marukajiri
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芭蕉庵で詠まれたものであることは間違いないようです。 『芭蕉年譜大成』では、この句は貞享3(1686)年の春「芭蕉庵において衆議判による蛙の句二十番句合を興行。」の項に掲載されており、「深川元番書、森田惣左衛門屋敷」であり、天和3(1683)年から元禄2(1689)年まで芭蕉が滞在したもので、場所が深川であることはわかっています。しかし、深川芭蕉庵の所在地には諸説があるのです。芭蕉庵はこの周辺で3回かわっています。 「1917(大正6)年、大津波の時、この地から芭蕉遺愛の石の蛙が出土し、東京府は芭蕉翁古池の跡と指定した」という記述がありますので、芭蕉が深川芭蕉庵において愛好していたと伝えられる石の蛙なのでしょう。この石蛙は、津波で流されたものかもしれませんので、場所が合っているかどうかは不確かだと思います。しかし信じる者は救われるということで、この地に芭蕉稲荷神社が作られました。 また、1981(昭和56)年に当地から300m弱北の場所に芭蕉記念館が建てられており、石蛙は現在同記念館に展示されているようです。この石蛙を見ながら芭蕉に思いを馳せれば、古池が見えてくる気がするかもしれません。 芭蕉稲荷神社 東京都江東区常盤1丁目3-12 芭蕉記念館 東京都江東区常盤1丁目6-3
お礼
あちこちに芭蕉庵ってあるんですね。 古池もそれだけ思いがそれぞれでしょう。
お礼
あぁそうでしたか。 ありがとうございました。