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古文で勘違い!!

「唐物語」より むかし朱買臣、会稽といふ所にすみけり。よにまづしくわりなくてせんかたなかりけれど、ふみをよみものをならふ事おこたらず、そのひまにはたき木をこりて世をわたるはかりごとをしけり。かくて年月をふるに、あひぐしたりける女、かぎりなくまづしきすまひをたへがたくや思ひけん、「我もひともあらぬさまになりて、世をこころみん」 とあるのですが、最後の「我もひともあらぬさまになりて」は、解答は私もあなたも違う境遇になって。となるのですが、私はてっきり貧乏だから容姿がくずれたのだと思いました。 いつもこんな勘違いばかりしてしまうのですが、 その対処法とアドバイスお願いします。

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noname#11434
noname#11434
回答No.4

「あらぬさま」というのを辞書で引いてみると、 あらぬ-さま 【有らぬ様】 (連語) (1)これまでとは変わったようす。違ったふう。 「御たたう紙に、いたう―に書きかへ給ひて/源氏(夕顔)」 (2)望ましくないようす。 「―なるよそほひに罷成て/平家 7」              (以上、goo辞書を参照) とありますから、(2)の意味でしたら、かなり現代語に近いですね。ですから、たとえば「我もひともあらぬさまになりたり」と言い切ってしまう場合や、「我もひともあらぬさまになりたれば、たへがたし」などと嘆くのでしたら、「みすぼらしくなってしまった」と言う意味にも読めると思います。  でも、言葉の意味は最終的には話の意味の流れの中で決まってきますよね。「我もひともあらぬさまになりて、世をこころみん」という、長年つれそった奥さんの言葉を(2)の意味で訳してみると、「わたしもあなたもみすぼらしい姿になって、人生を試して見ましょう」となって、すでに長年貧乏しているわけですから意味が通りません。それで、(1)の意味での「私もあなたもこれまでとは違う姿になって、人生をやり直して見ましょう」ということなのかな、となってきます。  文末の形や、文の続き方のリズムに慣れてくると、話の意味の流れがよくわかるようになってきます。意味の流れ方がおかしいなとかんじたら、#1さん#2さんがおっしゃっているように、一見、現代語のような言葉も改めて辞書で引きなおしてみましょう。  また、長生きしてきた言葉ほど、意味が長い間に少しづつ変わって来ているわけですから、その言葉の元の意味がどうして、今のような意味になったのかを、そのつど考えてみるのも、自分の中で言葉の奥行きが広がると思いますよ。

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  • kuropy
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回答No.3

ヒッキーUHさん。現代的で快活明朗ユーモアのある、しかも!日本情緒にもシンパシーを持ちたい。。昨今では珍しいでも日本人として嬉しい若者?  この理解のパターンは多分、一昔前--名作?と言われた明治・大正ロマン・昭和初期の小説やそれをテーマにした映画(但し、その映画監督がやはり!これら作家の後輩分といえるくらい情緒を追求できる?最近の「梟の城」的な作品群は不可です。商人には商人らしい洗練された動作が伝承されてる。。その感性がありませんから、無論!日本情緒の手立てには程遠?付け刃かな。。)を手掛かりに私たちの世代も養った感性に思います。(私は不勉強だったから、曖昧ですが) その時代の評価されてる作家は大抵、古文や漢文など現代では想像できない程に親しんでいたのを思います。老人が孫に伝えたりネ。。

回答No.2

単語、特に現代とは意味や用法が違うものをしっかりと覚えるのが大切だと思います。 例えば「ありがたし」とあると「有難い=感謝すべきもの」みたいに思ってしまうかもしれませんが、「有難い=有るのが難しい=めったにない」という意味だったりします。 「うへ(上)」とあると、つい「頭上」とかそういう意味を想像しがちですが、実は「ほとり」なんて意味があったりします。 現代語でも使われてる=現代語と同じ意味、と考えないで、古文で初めて出会う単語は辞書をひいて調べるようにしてみてはどうでしょう。

回答No.1

正確に単語を覚えることが大切だと思います. 古文単語は,現代でも使われている単語があるのにも関わらず,意味は現代のそれとは異なるものも多々あります. やはり単語を正確に覚えることでしょう. 「うつつ」や「かげ」などもその類に入るのではないでしょうか. がんばってください.

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